体液(血液・リンパ液)が汚れると病気になる

 

汚い水環境に順応した細胞は強い


清流に生息する魚もいれば、汚れた河口にのみ生息する魚もいます。しかし、不思議なことに水の綺麗な清流より、水の汚れた河口付近に多くの生き物が生息しています。そして、水の汚い環境でも子孫を残している生き物が多くいます。

 

これらの生き物は、汚い環境下で生き延びる術を獲得するために、生命力が一段と強くなったように思われます。

 

そのことから、私は仮説を立ててみます。現代人が多く罹る病気の一つに癌(がん)があります。癌が発症するのは、人の体液が汚れてきていることが原因の一つと私は考えています。

 

体液とは、体の中にある水のことを指します。人の場合、体液は体の約70%をしめています。この体液が汚れると上記したように、その汚れた体液環境下で、生き延びようとする細胞が現れます。

 

この細胞は生き延びるために細胞分裂を促進し、良くない環境下で生き延びようと強い生命力を持つ細胞へと変化していきます。

 

私は、その細胞が「癌細胞」と考えています。その考えから私は、患者さんに体液の大切さを知ってもらうための説明をします。

 

 

人の体液の量はどれくらいか


人の体液は、体の70%といわれています。そこから計算すると60キロの人なら、「60キロ×0.7=42リットル」の体液が体内にあるということになります。

 

ようするに体内には、2リットルのペットボトルで約20本分の体液があることになりますが、この数字を聞くと、体液は多いようにも少ないようにも感じられます。

 

人が生活を営むには、「食事からの栄養」と「呼吸による酸素」が必須です。人の細胞は、60兆個あるといわれています。

 

その光景を想像して頂くのに、縁日で子供が遊ぶ「スーパーボールすくい」があります。金魚すくい用のプールに、色とりどりのスーパーボールが浮かべてあり、それをすくい取る遊びです。

 

人の体内もその光景と似ていて、60兆個の細胞(スーパーボール)が体液(プール)に浮いているような状態です。

 

ここで知っておいて欲しいことは、栄養や酸素を運んできた毛細血管は、60兆個の全ての細胞に分布しているのではありません。考えてみても毛細血管が60兆個に枝分かれすることは不可能です。

 

では、どのようにして毛細血管は運んできた栄養素を、細胞にまで届けているのでしょうか。

 

その方法は、毛細血管が運んできた栄養素を体液(プール)に流し込むというものです。体液(プール)に流れてきた栄養素を、各細胞が必要か不必要かを見極めて取込みます

 

その判断を担っているのが、細胞の外側にある精妙なセンサーを有する「細胞膜」です。

 

細胞は、体液(プール)から必要な栄養を受け取ります。そして、それらを利用して人が動くためのエネルギーを生産します。

 

 

人はどのようにして体内毒素を排出しているのか


人が細胞内でエネルギーを生産する際に、必ず乳酸などのゴミ(体内毒素)が出ます。この状態は、車がガソリンを使って走った際に排気ガスが発生するのと似ています。

 

現代人がストレス下で生活していく際には、細胞内で多くの体内毒素ができます。その体内毒素の処理能力が低下すると病気を発症します。

 

そこで細胞は、細胞内で発生した体内毒素を細胞外のプール(体液)に捨てるのです

 

その方法で細胞内は綺麗になりますが、多くの体内毒素が捨てられる体液は汚れてしまいます。

 

体液が汚れる原因はそれだけではありません。毛細血管が運んできた栄養素に混ざって、細胞にとって不必要な化学物質なども含まれています。細胞は化学物質などの受け取りを拒否するので、それらの物質は体液内に残り、体液は汚れてきます。

 

また、体内には無数の細菌・ウイルスが侵入してきます。免疫の作用でそれらを死滅させた際に多くの残骸がでます。その影響でも体液は汚れていきます。

 

 

体内毒素や化学物質などは、静脈とリンパ腺に流れていく


上述した、ゴミ(体内毒素)や細菌・ウイルス、または化学物質などの捨て場になっているプール(体液)は、どんどん汚れていきます。そのような状態が続くと細胞は、栄養不足や酸欠に陥ります。

 

体内では、プール(体液)が汚れないように2つの処理方法を有しています。それをまとめてみます。

 

 静脈に流す方法:
体液を汚している原因物質のうち、不必要な栄養素や化学物質などの大きい物質を回収する際は、静脈を使い、最終的には肝臓などの毒素を処理する臓器に運ばれます。

 

 リンパ管に流す方法:
体液を汚している原因物質のうち、細菌・ウイルスなどの小さい物質を回収する際は、リンパ管を使い、リンパ管内にあるリンパ節で毒素処理をして最終的に静脈に流します。

 

この2つの方法を使い、「細胞が浮かぶプール(体液)」を綺麗に保っています。

 

 

増えすぎた体内毒素は行き場をなくす


人の精神的ストレスや、過食・不眠など生活習慣が乱れた際には大量の体内毒素が発生し、その体内毒素が体液を汚してしまいます。

 

上述したように、体内には、体内毒素を処理するための2つの方法を兼ね備えていますが、あまりにも多い毒素があると静脈もリンパ管も処理能力が追いつきません。

 

処理できないと判断した静脈やリンパ管は、体液中の毒素の受け取りを拒否します。そうなると、体液は更に汚れ、体液中の毒素は行き場をなくします。

 

行き場のなくした体内毒素は、重力の重さで下半身の方に流れていき、いわゆる「浮腫み(むくみ)」の症状がでてきます。

 

 体液が汚れることは、細胞が弱くなることである
人はストレス時に、体のことを考えずに過食や深酒をしてしまいます。またストレス解消のために、過度な運動をします。自分にとってはストレス解消ですが、その行為によって発生する体内毒素の処理が体に大きな負担となります。

 

汚れた体液の影響で、自身の分身でもある60兆個の細胞が活力を失ってしまうことを憶えておいて下さい。

川本療法の神髄を伝授:無料メルマガ登録




セミナーの開催のお知らせ



体液(血液・リンパ液)が汚れると病気になる 関連ページ

体について勉強していくと、病気は治せないことが分かる
健康な人は、異物に対する免疫反応が正常である
生まれてすぐに病気になる子どものメカニズム
「育てにくい子」が病気になるメカニズム
幼少期の抗生物質の服用と病気の関係
小胞体ストレスとB級品タンパク質の関係
うたた寝したら、なぜ風邪を引くのか
体老人ホームの入居者は、花粉症になる人は少ないが肺炎患者は多い
蜂に刺されても1回目は腫れない理由
子宮頸がんワクチンの副作用から免疫を紐解く
細胞は復元されるなずが、、:リウマチが治らない理由
非ステロイド性抗炎症薬の機能を紐解く
「咳ぜんそく」は薬の副作用で発症する
自律神経の乱れが細胞修復を妨げ、病気を引き起こす
「食べれる」「呼吸できる」「出せる」「寝れる」ができると病気にならない
ミトコンドリアが作るATPが、自然治癒力の源である
細胞を修復してくれる物質に「ヘモグロビン」がある
脳を正常に動かすには栄養が必要である
遺伝の影響により細胞の復元能力に差ができる
5000種ある体内酵素が、細胞復元と病気の発症に影響を及ぼす
糖鎖の働きが健康維持には重要である
後天的な要因が細胞の遺伝情報に影響を与える
体内で発生する毒素が病気の原因になる
体内毒素の処理能力に個人差がある
アトピー性皮膚炎・膠原病・癌になる人の違いはどこにあるのか
生体水(体内に存在している水)が弱いと体内は酸化する
活性酸素の発生メカニズムと、その働きを紐解く
血管内を流れる血液が血管の細胞に傷をつける
過酸化脂質・糖質・タバコが血管の細胞を傷つける
合成界面活性剤は細胞にとって大敵である
小麦グルテンは、小腸壁の細胞を壊す
女性ホルモンや尿酸は、活性酸素を強力に除去する
なぜ、男性は腸が弱いのか
食事から摂取する抗酸化物質の働き
骨折により変形した関節は、なぜ元に戻らないのか
DNA・RNAが傷ついたとき、細胞復元を助ける核酸の役割とは
肝機能によるタンパク質合成能力が、細胞の復元に影響を及ぼす
背骨の配列のズレが、細胞復元に影響を及ぼす
体に必要な栄養素が不足すると病気になる

HOME プロフィール 川本療法の特徴 川本治療所 HP 治療家向けセミナー お問い合わせ