ミトコンドリアが作るATPが、自然治癒力の源である

 

人はなぜ、動くことができるのでしょうか?


唐突ですが、人はどのような仕組みで活動できているのかを考えたことがありますか?

 

車はエンジンやバッテリーがあります。しかし、人にはエンジンやバッテリーはありまん。それなのに、人は基本的には3回の食事と呼吸と水分でハードな生活をしています。

 

なぜ、そのようなことができるのでしょう。不思議ですね。その不思議な世界の主人公は「ミトコンドリア」です。

 

人間はなぜ、病気になるのか? という疑問に色々な意見があると思います。その1つに先天的や後天的な原因でミトコンドリアの働きが低下し、エネルギーが不足していることがあります。

 

細胞内に存在するミトコンドリアによって合成されたATP(エネルギー)は全ての活動のエネルギー源です。また、遺伝情報に基づきタンパク質を合成したり、老廃物などの循環処理するポンプのエネルギー源でもあります。

 

また、ミトコンドリアで生産されるATPは、痛みとも関係しています。例えば、ケガをし血管が損傷すると、血液が届かなくなることでミトコンドリアではATPが生産できなくなります。

 

すると、細胞でATPが生産できない部分に痛みが生じます。つまり、痛みというのは「ここに栄養素が足りない」と脳に知らるサインともいえます。

 

上述してきたように、何十兆個もあるといわれている細胞1つ1つが正常に働くことで健康が維持できているのです。つまり、細胞レベルで健康を考えていかねばならない時代が来たと言えます。

 

 

働きが弱い細胞は遺伝の影響と後天的な影響がある


病気になる人、ならない人の差はどこにあるのか? この問いの答えは1つではありません。その原因の1つに、細胞でATPを生産する能力が高いか低いかが関係しています。

 

細胞でATPを生産する能力が低い人は、遺伝的な要因や後天的な要因で、細胞に必要な物質が届きにくいことがあります。その原因をまとめます。

 

 ・背骨のズレからくる神経圧迫:
遺伝的要因で、背骨にズレがあると脊髄神経が圧迫され細胞に必要な酸素や栄養素などが届きにくくなります。背骨のズレを正すことは細胞の活性には必須といえます。

 

 ・ヘモグロビンの生産能力が低い:
酸素がないと数分で細胞は壊死します。しかし、酸素を多く供給しても酸素が結合する相手「ヘモグロビンの質・量」に問題があると、血中酸素濃度は向上しません。
酸素ヘモグロビンの質が悪いとミトコンドリアでのエネルギー生産力は低下します。したがって、ヘモグロビンの生産能力を向上させることは重要です。

 

 ・ストレスで呼吸が浅くなる:
現代はストレス社会です。ストレスに見舞われると呼吸が浅くなります。特に就寝時に交感神経優位になっていることで、寝ている間の呼吸が浅くなります。酸素不足は細胞へ大きなダメージを与えます。

 

 ・糖代謝異常:
細胞にはビタミン・ミネラルの他に糖質が必要です。遺伝的要因で糖代謝が下手な人は、摂取した糖を細胞に運びこむことができません。そのことで細胞は糖不足となりエネルギー生産能力は低下します。

 

 ・栄養素のない食事:
現代の環境下で生産された食材には、ミネラル類やビタミン類の栄養素が不足しています。ミネラル類やビタミン類がないと細胞でのエネルギー生産能力は低下します。

 

 マイナス電子が不足している:
体内はマイナスの電子が帯電しており、プラス電子を浴びるとマイナス電子が引き抜かれ体内は酸化の方向に傾きます。例えば、病院でレントゲン検査を受ける、飛行機に乗る、電子機器を使って仕事をするなど現代人は毎日、大量のプラス電子を浴びています。

 

健康維持には細胞でATPを生産できるか、できないかが重要なポイントです。そのためには上述したような「細胞に必要な材料」がいるということです。

 

 ミトコンドリアが働くと病気は治る
ひと昔前になりますが、サッカー選手のベッカム氏が酸素カプセルで骨折を通常より早いスピードで回復させたことはご存知かと思います。

 

つまり、骨折した細胞を通常より早く治すには「酸素」が必要ということです。

 

時代が進み、2018年、スケート選手の羽生結弦選手が足を怪我しました。オリンピック開催まで日にちがないことで大勢の方は、羽生結弦選手の出場は難しいのではないかと思っていました。

 

しかし、羽生結弦選手はオリンピックに出場し見事に金メダルを獲得しました。

 

ここで疑問に思うことは、どのような手法で羽生選手のケガが回復したのかということです。

 

その1つに「チタンカプセル」があります。チタンやゲルマニウムに熱が加わるとマイナス電子が発生します。つまり、羽生結弦は酸素カプセルに加え、電子をチャージしてケガを克服したのです。

 

「電子をチャージ」する。この聞き慣れない言葉ですが、病気の人の中には実際に「電子チャージ」を行っている人がいます。例えば、東北地方にある玉川温泉にガン患者が湯治に行くこともその1つです。

 

玉川温泉の地面には「北投石(ほくとうせき)」というラジウム鉱石が存在し、そのラジウム鉱石が地熱で温められることでマイナス電子が発生します。

 

マイナス電子をチャージすることで、細胞(ミトコンドリア)はATPを生産できるようになり、病気や疲労を回復方向に導いてくれます。

 

健康を語るときの中心は栄養学でした。食材からビタミン・ミネラルを摂取することはとても重要です。しかし、栄養療法以外に必要なことがあることが分かってきました。

 

それは「電子」です。「電子をチャージする」 今は聞きなれない言葉ですが、今後の健康維持には「電子」の存在が重要になってくるとを思われます。

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