体内には病気を治してくれる物質がある

 

火傷(やけど)を負った際は、患部に水が溜まる


人が生きていく上で、多くの怪我や病気を経験します。その際に起こる反応の一つに、「患部に水が溜まる」という現象を確認できます。

 

そのようにな症状をまとめてみます。

 

 @火傷(やけど)を負った際に患部は「水ぶくれ」ができる

 

 A骨折や捻挫を負った場合、患部が腫れる

 

 B蜂などの毒を持つ生き物に刺された際に、患部が腫れる

 

 C擦り傷を負った際に患部表面に、「透明の液体」が浮き出る

 

 D内臓病を患った際に、腹水や胸水が溜まる

 

 E脳の細胞を修復しようと、頭部に水が溜るまる「水頭症」とい病気がある

 

上記したように、体に異常が出た場所には不思議に「水」が集まってきます。

 

 

患部に集まる水は、細胞を治す物質を運んでいる


患部に集まる水は、何のために集まってくるのでしょうか? その答えの1つは、損傷した細胞を修復する物質を運ぶためです。

 

その物質の中心的なものはヘモグロビンです。

 

ヘモグロビンとは、血液中の赤い色素であることはご存じかと思います。ここでヘモグロビンの働きについてまとめてみます。

 

 @ヘモグロビンは、呼吸により獲得した酸素と結合することで、酸素を体の各細胞に運ぶ

 

 A膵臓で造られるアミン(アミノ酸の元)と結合し、ヘモグロビン自身が完成される

 

 Bその結合物が損傷した細胞に運ばれることで、細胞は修復される

 

「A」で記したアミンの働きは、生体内の様々な化学反応を触媒(ある物質を違う働きをもつ物質に変化させる)する機能をもっており、人が生きていく上で必須なアミノ酸の元になる物質です。

 

ようするに、ヘモグロビンは酸素を細胞に運ぶだけではなく、健康維持には欠かせないアミン(アミノ酸の元)と結合することで、細胞を修復していきます。

 

 

ヘモグロビンは、体内のどこで造られるのか


「細胞の修復ができないことが病気である」と私は考えています。では、上記した細胞修復物質であるヘモグロビンは、体のどこで造られているのかをまとめてみます。

 

ヘモグロビンはミトコンドリアと腸で、ヘモグロビンの元となる「ヘム」が生産されます。

 

 ・ミトコンドリアで「ヘム」が生産される過程:
ミトコンドリアでは、「ヘム」が生産され血液中に放出されます。血液中のタンパク質(グロビン類)と結合しヘモグロビンが完成します

 

・直腸で「ヘム」が生産される過程:

 

@直腸でヘモグロビンの元となる「ヘム」が生産・産出される

 

 Aそのヘムは、横行結腸にある毛細血管を通じて横隔膜細胞に運ばれる

 

 B横隔膜細胞でヘモグロビンに完成するための「部品(栄養素)」をもらい、ヘモグロビンの骨格が形成される

 

 Cさらに、腎臓付近の動脈を通過する際に、アミン(アミノ酸の元)と結合して完成に近づく

 

 D腰椎骨髄細胞で「部品(栄養素」をもらい、ヘモグロビンとして完成し腹大動脈より全身に送られる

 

このようにヘモグロビン1つみても、体内でおこなわれている作業は精妙です。この製造力が強い人は細胞修復能力が高いといえます。

 

 

ヘモグロビンが集まると症状が悪化したと思ってしまう


蜂に刺された場合、患部は赤く腫れてうずきます。この反応は蜂の毒の影響と思われますが、実際は蜂の毒を無毒化しようと集まった、ヘモグロビンの作用で赤く腫れます。

 

また、骨折やきつい捻挫の際にも、患部の細胞を修復しようとヘモグロビンが集まることで赤く腫れます。その他にも、目が充血するのも、目の血管が傷んで血液が漏れ出たと解釈してしまいますが、実際には目の細胞を修復するために集まってきたヘモグロビンの作用なのです。

 

また、蓄膿症や痰(たん)のような膿を伴う症状がありますが、この膿とはヘモグロビンが患部の細胞を修復した副産物です。

 

例えば風邪を引いた際、最初は透明色の鼻水や痰がでます。そして、時間が経つにつれて、鼻水や痰が膿をもってきます。このような症状に変化したら風邪が治る兆候です。なぜなら、患部を修復に多くのヘモグロビンが集まり、患部を修復することができたからです。

 

しかし、一般的にはそのような症状が出た場合、患部が悪化したと思い薬で症状を止めようとしてしまいます。そのことで患部の修復能力は低下してしまいます。

 

 

ヘモグロビンの質や量は適正でなければならない


ヘモグロビンが集まることで「細胞は修復される」ということはお伝えしました。しかし、患部を修復するヘモグロビンが大量に集まり過ぎることで、逆に患部の症状が悪化する場合があります。

 

例えば、蜂に刺された際に過剰に腫れてしまったり、膿をもった鼻や痰が造られすぎたりするなどの症状がでます。

 

このようにヘモグロビンが必要以上に造られてしまう原因は、体内でのヘモグロビンの製造ルートが弱いことで、質の悪いヘモグロビンが造られてしまうからです。

 

したがって、質の悪いヘモグロビンが集まっても患部の修復は思うようにはいきません。そのため、さらに患部にヘモグロビンを運び込んでしまいます。そのことで、患部が異常に腫れ過ぎたり、膿をもった鼻や痰が必要以上にでたりします。

 

人の体には、「細胞を修復してくれる物質」があります。このことで、病気にならないで生活できているということに気付いて下さい。

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