自律神経失調や、うつ症状をひも解く
多くの人は脳を使えない
脳の病気になるのは脳を使うのが上手い人
脳(意識)からのシグナルが乱れるとその影響が体に出る
人が長期の間、心配事や怒りを感じてしまうと、脳の働きが乱れてきます。脳の働きが乱れるということは脳から発するシグナル乱れるということになります。
そのシグナルが乱れると、その影響が内臓や器官に表れ、いわゆる病気になったと感じます。このように生きていく上で最も大切な脳を構成する主役は「神経細胞」です。
神経細胞は、電気信号を発して情報をやりとりする特殊な細胞であり、全身に張り巡らされた神経細胞の全てを繋げるた場合、長さは約100万キロともいわれています。
その神経細胞が電気信号を伝える速度はとても速く、秒速120メートルといわれています。このように電気信号を素早く伝えるために神経伝達物質があります。
現在は50種類ぐらいの神経伝達物質が確認されていますが、働きが比較的解ってているのは20種ぐらいといわれています。
多くの神経伝達物質のうち、ここでは人の精神活動の面に大きく関与する代表的な物質を纏めてみます。、
@ドーパミン:
人が気持ちがいいと感じたり、ハイテンションになったりするのはこのドーパミンという神経伝達物質の作用です。ドーパミンは快楽を感じる神経を刺激します。この快楽神経系が興奮すると人は、快感を感じたり、体の疲労感が感じにくくなったり、またはハイテンションになります。
しかし、ドーパミンが過剰に分泌されそれを消費するようになると、幻視や幻覚、または妄想などを感じるようになります。そのような症状がひどくなると精神分裂病になり、自分の意思をコントロールできなくなります。
ドーパミンの過剰な働きを抑える物質がアミノ酪酸(ギャバ)です。ギャバはドーパミンの働きを抑えるギャバ神経系に働きかけてドーパミンの過剰を抑制します。
ギャバとは天然アミノ酸の一つであります。食品では発芽玄米に特に多く、野菜ではトマトやナス、またはアスパラなどに多いです。また、キムチなどの発酵食品にも多く含まれています。精神的な高揚や緊張が続いている場合などは、1日に50〜100ミリグラムのギャバを食品ねどから取るとよいとされています。
Aノルアドレナリン:
人が生きていくために必須な神経伝達物質がノルアドレナリンです。ノルアドレナリンは脳幹から分泌されます。例えば、人がストレスを感じた場合は、この物質の作用によりストレスと闘うか、それとも逃げるかを判断します。
長期間ストレスに晒された場合を動物を使って実験した結果、ノルアドレナリンの分泌が低下することがわかっています。その理由としてノルアドレナリンの合成量よりノルアドレナリンを使う量の方が多くなり、ノルアドレナリンを分泌する脳幹の機能が低下したとも考えられます。
ノルアドレナリン、またはセロトニンなどがあります。
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