3つある「エネルギー源」が弱い:消化器管が弱いタイプ

 人は細胞でエネルギーを生産する方法を3つ持っている
人には車のようなエンジンやバッテリーはありません。しかし、人は思考したり動いたりしています。

 

どのような仕組みで人は思考し動いているのでしょうか? それは、細胞(ミトコンドリア)でエネルギーを生産しているからです。

人が細胞(ミトコンドリア)でエネルギーを生産する方法は大きく3つあると私は考えています。

 

 @食べた食材や呼吸により得た酸素を分解・吸収・代謝してエネルギーを生産する方法

 

 A糖を代謝してエネルギーを生産する方法

 

 B「@・A」を用いず各種ホルモンを生産・利用してエネルギーを生産する方法

 

起立性調節障害を患っている子どもは、上記の@〜Bの機能のうち2つ以上の機能が弱い傾向にあります。

 

このページでは「@」の消化器官が弱いと食材からエネルギー生産ができないことで起立性調節障害になる理由をまとめます。

 

 

食事や酸素で細胞(ミトコンドリア)を動かすには消化機能が重要である


体調不良の人の共通点に「胃・十二指腸・胆のう・膵臓などの消化器官が弱い」ことがあります。

 

そのような人は、気を付けて食材を選択し自炊し、食品添加物などの化学物質を避けているにも関わらず、元気がありません。

 

胃・十二指腸・胆のう・膵臓などの消化器官の働きとは、食材を分解・分別することです。

 

つまり、消化とは単に食材を細かくしているのではありません。例えば、炭水化物は炭素(C)と水素(H)と酸素(O)から構成されていますが、それを消化により、炭素(C)と水素(H)と酸素(O)をバラバラにすることで細胞(ミトコンドリア)でのエネルギー源となります。

 

さらに、消化とは、タンパク質を炭素(C)と水素(H)と酸素(O)と窒素(N)へと分解するだけではなく、タンパク質に含まれているビタミンB12などを分別(抽出)しているのです。

 

つまり、消化力が弱いという人は、食材の構成物質をバラバラにできない、また、食材に含まれているビタミン・ミネラル類を分別できない状態と言えます。

 

そのような人は、いくら良い食材をチョイスしても分解・分別できないことで細胞(ミトコンドリア)のエネルギー源が獲得できないのです。

 

さらに、体調不良の人は、呼吸が浅く、呼吸から十分な酸素を獲得することが下手なことで代謝効率が落ちてしまうことも加わってきます。

 

 

「胆のう力」が弱いと油を代謝できない


起立性調節障害を患う子どもの特徴の1つに、胃の弱さがあることは上述しました。また、その他の特徴として「胆のうの働きが弱い」子どもが少なくありません。

 

胆のうの働きを「胆のう力(りょく)」と私は表現していますが、胆のう力が弱いと、いわゆる油ものが苦手になります。

 

胆のう力が弱いと、子どもの大好物のケーキでも生クリームが苦手だったり、脂肪分の多いソフトクリームなども苦手だったりします。また、食材でも焼き肉の脂身が苦手だったり、揚げ物が苦手だったりします。

 

脂質を体内で利用するための分解(下準備)は胆のうが担っています。しかし、胆のう力が弱いと脂質の分解がうまくいかないことで、脂質を避けることで体内は
脂質不足になります。

 

脂質はホルモンの材料や抗酸化物質であるにもかかわらず、胆のう力が弱い子どもは脂質を避けることでエネルギー不足や炎症を抑える力が低下します。

 

 

アメリカ人や小太りの人は「胃もたれ」を知らない


アメリカ人の多く、または日本人でも小太りの人は「胃もたれ」や「胸やけ」を体感しない人が多くいます。

 

一方、やせ型や体調不良の人は、「胃もたれ」や「胸やけ」を感じてしまいます。その違いはどこからきているのでしょうか?

 

それは、胃をはじめとする消化器官の強さ・弱さの差にあります。

 

「胃もたれ」や「胸やけ」がないタイプは、少々食材が古かろうが分解してしまう能力が高いのです。つまり、胃などの消化器官が強いということです。

 

そのように、消化器官の強さ・弱さが起立性調節障害の発症を左右しているのです。

 

つまり、消化器官が弱いということは、3つある「エネルギー源」の1つが稼働しないということです。

 

 

自宅での刺激法が必要である


一般的に、胃が弱いのは「胃自体が弱い」と思われていますが、そうではありません。胃が弱い理由は、背骨のズレが関係しています。

 

脳から伸びた神経は背骨を経由して内臓に分布しています。

 

 ・脳が関西電力

 

 ・背骨が電柱

 

 ・神経が電線

 

 ・家が内臓

 

上記のような関係になっています。つまり、胃が弱いのは、脳から伸び背骨を経由して胃に分布している神経が、背骨がズレることで圧迫され胃に命令がいきにくい構造だからです。

 

背骨のズレがあり、胃に分布している神経が圧迫されることで胃が弱っているわけですから、胃を強くする方法は、背骨がズレ、骨と骨との間隔が狭くなっている箇所を緩めることが必要です。

 

背骨のズレは遺伝的要因や姿勢の癖などの影響でズレていることが多いので簡単に戻すことはできません。

 

したがって、簡単な道具を使い、地道に自宅ケアすることが必要です。

 

胃に分布している神経は胸椎の5番目を通っています。胸椎の5番目を中心に背骨のキワなどを刺激していくことで背骨のズレが緩み、かつ、神経命令が活性し胃の働きが回復してきおます。

 

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  この付近を左右、刺激していきます

 

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  簡単な道具を使用します

 

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  このようにセットして

 

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「痛いけど気持ちいい」箇所に器具を当て、体重を乗せていきます

 

胸椎の5番付近だけではなく、「痛いけど気持ちいい」場所を探し自己指圧することをお勧めします。

 

また、胆のう力を向上させるには、上記した胃のポイントの背骨を挟んだ右側を刺激してください。

 

胃が弱かったり胆のう力が弱いと、苦手な食材は避け食べやすい食材だけをチョイスしてしまいます。しかし、それでは体内は栄養不足=エネルギー生産力が低下します。

 

苦手な食材を避けるのではなく、自身の弱い消化器官を向上させることへ思考を転換してください。

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