低気圧で体調が崩れる理由

 

低気圧で体調が崩れる人が増えている

 

低気圧が接近してくるということは、普段、肉体にかかっている圧力が低下するということです。

 

それでは圧力が低下することで体調に変化を感じるのは何故でしょうか?

 

普段から肉体には想像以上に「圧」がかかっていて、一説には「像が2頭ほど乗っかっている」と言われています。

 

体はその圧に負けまいと内部の圧を上げて対抗しているんですね。

 

低気圧=気圧が下がると、体にかかっている圧が急激に減り、体内の細胞や血管などは膨張傾向になります。 また、脳内も膨張し、そこに大量の血液が流れ込むことで頭全体が圧迫されるような頭痛を発症します。

 

また、体液が内耳に急激に流れ込むことで目まいを発症してしまいます。

 

体液(血液)も膨張傾向になり、膨張した血液が血管を通過する際に、血管と血液との間で摩擦が生じ大量の活性酸素が発生します。

 

この減少は、いわゆる「湯あたり」に似ています。「湯あたり」とは旅行に来たことで、緊張状態から解放された状態で温泉に数回、入ることで副交感神経が優位になります。

 

日ごろとは違う副交感神経の優位な状態になることで、血管は膨張しその中を急激に血流が流れ込むことで上記した低気圧と同じメカニズムで疲労感が出ます。

 

つまり気圧が下がると、体を押している外部圧力に耐える緊張から解放され副交感神経神経が優位になることで色々な不具合が生じます。

 

 

緊張から解放されることで身体はかえって不調になる

 

例えば、お盆や正月に風邪や持病を発症する人は多いですが、その理由は上記したように、体には適当な圧がかかっているほうが「交感神経優位=やや緊張状態」でその状態のほうが体のシステムは安定します。

 

また、やや緊張状態の時は副腎ホルモンも生産・分泌されていることで体の免役システムは安定し炎症反応も軽減します。

 

一方、急激に気圧が下がることで副交感神経が優位になり過ぎて、急激にリラックスが高まり、頭痛やだるい、または目まいなどの症状が出ます。副交感神経が優位になり過ぎて、副腎もリラックスすることでホルモンの分泌量は低下し免役システムが狂い、異物に対し過剰に反応するようになります。

 

 

気圧が下がりはじめる時は、痛みの種類が違う


体調がすぐれない人は、気圧が下がり始めるときの微妙な空気感をいち早くキャッチしてしまいます。

 

つまり、自分力が弱いことで、気圧が変動するのを感じ過ぎ、自身を守ろうと「臨戦態勢」になってしまいます。

 

この「気圧が下がりはじめる瞬間」は、前述の状態とは逆の、一時的交感神経優位の状態になります。

 

交感神経優位の場合、血管を細くなることで、持病への血流量が低下し酸素の供給が不足します。そのことで、持病の関節炎や、腸または胃などの内臓への血液・酸素不足が起こり痛みを発症します。

 

その後、気圧が下がりきると今度は副交感神経優位の状態になり、血管が膨張し一気に血流が流れることで、先に述べたような頭が重い、体がだるいなどの症状に変化していきます。

 

 

自分が弱っていると外部刺激の影響を受けやすい


気圧が急激に下がったり気温が急激に冷えたりした情報をいち早く感じとるのは、皮膚や粘膜などの感覚器官です。

 

この感覚器官が得た情報が脳に伝わり、自律神経が働き体内のバランスを精妙にコントロールしています。

 

一般的には自律神経のバランスが悪い人が、気圧の変化などの外部刺激の影響を受けやすいと言われています。

 

それではなぜ、自律神経のバランスが悪くなるのでしょうか? またそれを正常にする方法はあるのでしょうか?という問いにキチンと答えてはくれる指導者は少ないです。

 

私の治療所では、自律神経のバランスが乱れる理由を下記のように説明しています。

 

 @遺伝的要素・後天的ストレスで副腎が疲弊(自分力が低下)する

 

 A「@」のことで、皮膚や粘膜、または第六感などの感覚器官が敏感になる

 

そうなると、気圧の変化など「本来、悪さをしない不安な情報」が脳に伝わってしまい、自律神経系に乱れが生じる。

 

 

皮膚刺激は自律神経のバランスを正常化させる


先人は「乾布摩擦で喘息が治る」と説いています。その理由は、寒い日に硬いタオルで皮膚を摩擦することで皮膚を「手なづけ」、皮膚を強くすることで過剰反応を抑制できると考えたからです。

 

それと同じで私の治療所では自宅でおこなう自己指圧を推奨していています。

 

その理由は、簡単な道具を使っておこなう自己指圧は皮膚を刺激することで、過敏になっている皮膚感覚を正常に戻すことが出来るからです。

 

そのことを継続していくと、「この刺激は悪さをする、この刺激は大丈夫」と皮膚(粘膜)が正常な判断ができるようになり、脳への不必要な不安情報が届きにくくなります。

 

つまり、皮膚に「痛気持ちいい刺激」を与えることが自律神経の乱れを軽減させる一番の近道と私は確信しています。自宅ケアは地味で継続が難しいですが、継続している人の多くは自律神経が安定し持病も安定します。

 

ただ、注意して頂きたいことは、「痛すぎる刺激は禁止」です。痛すぎる刺激は、かえって患部を緊張させます。

 

つまり、皮膚への刺激や圧力が適切でないと、脳には嫌な刺激と認知され過緊張状態を生んでしまいます。無理な刺激や強すぎる圧迫は避けて「痛気持ちいい圧」で継続する事が大事です。

 

近年、低気圧の影響で体調不良を訴える人が急増しています。その背景には、自律神経のバランスの調整力が低下していることがあります。

 

また、その原因に皮膚をはじめとする感覚器官の過敏さがあります。自己指圧などで感覚器官を手なづけ、脳に不必要な情報が行き過ぎない身体づくりが望まれます。

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