胃とヒスタミン反応と発酵食品の関係
胃弱とヒスタミンと発酵食品の関係
このページでは、痩せ過ぎの人は発酵食品を取ると「仇(あだ)」になるという内容です。
痩せ過ぎの人は、発酵食品を多く食べます。その背景に「消化酵素を増やしたい」「栄養を多く取り込みたい」などの思考があるからです。
また、日本では、発酵食品は「神様からのプレゼント」かのような扱いで重宝がられています。確かにその恩恵は多くあることは間違いありません。
しかし、痩せ過ぎで、体の不調が慢性化している人は、発酵食品を摂取することで胃や腸の膨満感を感じる人が多くいます。
下記にそのことについて
自分力が低下すると、体内を過剰に守ろうとヒスタミン反応が過剰になります。
一般的に、ジンマシンの原因とされているようにヒスタミンは、悪者扱いされています。
しかし実際は、体の機能には欠かせない、非常に重要な生理活性化学物質です。
例えば、神経伝達物質であり、胃酸、血管、筋収縮、および脳機能の調節に関わっています。
ヒスタミンは、ヒトでは皮膚、肺、胃で最も量が多く、脳と心臓では少量確認されています。
ヒスタミンは普段、白血球や肥満細胞に「格納」され存在しています。
しかし、ウィルスや花粉、ダニ、ハウスダスト、ペットのフケなどが体内に侵入してくると活性化されます。
生体システムを守るための「防衛化学物質」として血液細胞中に放出されます。
放出されたヒスタミンの中心的働きに「血管透過性亢進」があります。
「血管透過性亢進」を説明します。
血管内は構造は「メッシュ構造」になっています。
栄養を細胞に届ける際は、「メッシュが広がり」血管壁から栄養が滲みでます。
つまり血管の収縮を増大させるとともに、メッシュの間隔は広げるという離れ業を血管は行っています。
メッシュの間隔が広がることで、白血球やアミノ酸(水)が血管をすり抜けて、炎症部位へ運ばれやすくする状態を言います。
鼻水とは鼻の血管のメッシュが広がることで、水(アミノ酸)が過剰に届けられた現象。
また、ジンマシンは血管のメッシュが広がり、患部に赤い成分(ヘモグロビン)が過剰に届けられた現象となります。
アレルギー症状が発生する背景には、ヒスタミンが過剰に生産されることによって、血管透過性亢進を伴う血管のメッシュの拡張、血管自体は収縮という作用があるからです。
「ヒスタミン反応は発酵食品で過剰になる」
ヒスタミンは人の体内でつくられるだけでなく、食品や飲み物からの摂取して体内に入る経路も有ります。
ヒスタミンは、アミノ酸をバクテリアが持つ「代謝酵素」によって生産することが確認されています。
味噌、醤油、納豆、キムチ、鰹節、塩辛、醸造酒、ナタデココ、アンチョビ、漬けもの、魚醤、発酵バターなど微生物による発酵食品をはじめ、ヨーグルト、ナチュラルチーズ、ワインの製造過程で関わるバクテリアの多くが、発酵過程でヒスタミンを生産します。
このほか、熟成工程や保存加工を経た肉や魚で使用するバクテリアも同様にヒスタミンを生産します。
ヒスタミンを生産するバクテリアの中には0℃前後の低温で繁殖する種もいて、長期間冷蔵保存している魚等でも保存中に大量のヒスタミンが生産されることが確認されています。
日本では健康の源と思われている、発酵食品がヒスタミンを生産していることで、体内のヒスタミン反応を過剰にしている可能性があります。
現代人は多くのアレルギーを抱えています。
アレルギーは自分力が弱った際に、異物を体内に入れないように、過剰反応することで発症します。
その仕事を担当しているのが「ヒスタミン」です。ヒスタミンは異物が皮膚に触れたり、肺や食道に入ってくると、即座に反応し、異物を排除しようとします。
そのことは決して悪いことではないのですが、「自分力が低下」していると、人体に悪影響ではない物質(花粉など)に対しても過剰に反応するようになります。
ヒスタミンの働きが過剰になり過ぎると、患部に体液(治す物質)を送り込み過ぎて、患部が異常に腫れてしまいます。
つまり、患部に治す物質が運び込まれ過ぎることで、患部が治るどころか、腫れ過ぎてパニックになります。
そのことを避けるために、抗ヒスタミンやステロイドが処方されます。
ヒスタミン反応を和らげる商材があります。それは「大根おろし」です。
薬のようには効きませんが、花粉症の時期の1か月前から、「大根おろし」を作り、そこに人参などと一緒にミキサーにかけ、「大根おろしジュース」を服用してみてください。
ヒスタミンの過剰反応が少し緩和される方がいます。
症状が酷い人は、大根おろしジュースと併用し、サプリメントをお勧めしています。
しかし、私が目標にしていることは、上記した食材やサプリメントに頼るのではなく、
「自分力を強める」ことでヒスタミンの過剰反応を和らげたいと考えています。
そのためには、「○○をすれば、、、、」ではなく、動画で説明した「総合力」を駆使していかないと難しいと考えています。
アレルギーの治療で行き詰っている人は、一度、2週間、発酵食品を止めてみてはいかがでしょう。
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