痩せてる人が元気がでない理由:糖が細胞に届かない

 痩せてる人はデンプンが好きである
痩せ型体質の人は、胃をはじめとする消化器官が弱いために、お肉や油脂を敬遠する傾向があります。そのために「あっさり」と感じる白米や麺類に手が伸びます。

 

例えば、うどん1玉には角砂糖(1個が約4,5g)が14個分含まれていることはみなさんもお聞きになったことがあると思います。うどんなど炭水化物を食べた際に、味が甘くないことで炭水化物=糖質というイメージが持ちにくいのです。

 

ここで考えてほしいのは、うどんや米を食したということは、多くの糖を摂取したということです。糖は脳や身体を動かすためのエネルギー源ですが、痩せ型タイプは糖(炭水化物)を多く食べてるのにも関わらず、なぜ、疲労感に見舞われるのでしょうか?

 

ここで、低血糖症状について解説していきます。

 

血液中の糖が多い状態を「高血糖」といいます。反対に血液中の糖が少ない状態を「低血糖」といいます。ここで低血糖について、もう一度考えてみましょう。

 

高血糖状態から低血糖状態になると、手が痺れたり極度の疲労感や思考力低下になります。

 

しかし、考えてみると不思議ではありませんか?

 

糖は重要なエネルギー源です。エネルギー源である糖が血液中から少なくなったということは、糖は細胞に取りこまれたということになります。しかし、そうであれば、細胞でエネルギーに変換され元気になるはずです。

 

しかし、低血糖時には上記したような症状がでます。不思議ですね。その疑問を解くために低血糖状態の時に、なぜ、疲労感などが出るのかまとめます。

 

・細胞膜のセンサーが糖の受け入れを拒否する:
血液中の糖は、インスリンホルモンの作用で細胞内に届けられます。例えると「インスリン君」がリュックサックに糖を入れて、「細胞君」に糖を届けます。

 

リュックサックに糖を入れたインスリン君が、細胞君宅のドアをノックし、「糖を持ってきました」と告げます。

 

そこで問題が生じます。糖を運んできたインスリン君を「あやしい人」と細胞君は受け入れを拒否するのです。

 

そのような行動に出る理由の1つに、痩せ型タイプは神経質でアレルギー反応が強いタイプの人が多いことがあります。

 

そのことで、細胞に存在しているセンサー(糖鎖)は、インスリンホルモンが運んできた糖を「異物」と判断し受け入れを拒否するのです。

 

その結果、糖質は血液中から減り、さらに細胞内にも運びこまれなくなります。そのことで血液中も細胞内も「低糖状態」となります。

 

細胞内に糖が運ばれないということは、細胞内はエネルギーに変換するための材料(糖)がないということになります。そのことで、エネルギー生産ができなくなり、手の痺れや疲労感、思考力の低下を引き起こします。

 

 痩せてる人に糖尿病が多い理由
上記したように、細胞内に運ばれなかった糖は何処に存在するのでしょうか? 血液中から運び出されたが細胞内に到達できなかった糖は、一時的に「細胞外液」に存在します。

 

痩せ型タイプは糖を中性脂肪という形に変換しておくのが下手なために、糖は血液中に戻されます。(異論を唱える人はいます)

 

細胞内に到達できなかった糖が再び血液中に戻ったということは血液中に糖が増えということです。そのことで、痩せ型タイプが血液検査をすると「高血糖(糖尿病)」と診断されるのです。

 

 糖の行方
人が元気で生活できる条件の1つに、細胞で糖を利用してエネルギー生産ができることがあります。

 

しかし、痩せ型タイプは神経質やアレルギー症状が強いことで、細胞膜のセンサーも過敏になっています。そのことで、糖を運んでくるインスリンホルモンでさえも細胞は受け入れを拒否、いわゆる「インスリン抵抗性」の人が多いということはお伝えしました。

 

ここでは痩せ型タイプの人が食後に疲労感に見舞われる理由の1つ「糖が細胞内に運ばれないケース=インスリン抵抗性」を再度まとめてみます。

 

 ・糖が細胞内に運ばれないケース:

 

 @健康な人の場合、血液中の糖はインスリンホルモンの作用で細胞内に運ばれる

 

 A「@」のようにはいかなく細胞内に糖が入れないケースがある。この状態を「インスリン抵抗性」という

 

 B「インスリン抵抗性」とは、インスリンホルモンに対し細胞膜のセンサーが受け入れを拒否する状態をいう

 

 C細胞内に到達できなかった糖は行き場を失い、血液中に戻される(異論がある人もいます)

 

 D「C」のことで痩せ型のタイプは「痩せ型糖尿病」を発症する

 

上記のことで、細胞内は低糖状態になりエネルギー生産ができにくいことで痩せ型タイプは、食後に手の震えや思考力の低下、または倦怠感に見舞われます。

 

 低血糖ではなく低エネルギー症である
低血糖=血液中の糖が減った状態が、倦怠感などを誘発すると言われてきました。その状態を「機能性低血糖」状態といいます。

 

最近、私は「機能性低血糖」について疑問が湧いてきています。 その疑問を記していきます。

 

血液中に糖(グルコース)が多い状態を「高血糖状態」といいます。一方、血液中に糖(グルコース)が少なくなった状態を「低血糖状態」といいます。血液中の糖はグルコースを測定しています。

 

「機能性低血糖」とは、高血糖状態から急激に低血糖症になった「落差」(血液に糖=グルコースが少なくなった)で、手足の震え・思考力の低下・疲労感など体調の不調が発生すると教えられてきました。

 

また、糖尿病患者さんでインスリンホルモンを注射している人は低血糖症を発症します。その際の血液中の糖の量は1デシリットル中60ミリグラム以下になっています。つまり、インスリンホルモンの作用で血液中の糖が減り過ぎたことで低血糖症状がでます。

 

つまり、痩せ型タイプで食後に低血糖症状が出る人も、糖尿病の患者さんでインスリンホルモンを注射している人で低血糖症状が出る人も、血液中の糖が急激に減った(低血糖状態)際に疲労感に見舞われるということです。

 

血液中の糖が減ったのなら糖はどこに運ばれたのでしょうか? 普通に考えると細胞内に運ばれたと推測できます。

 

ここで、おさらいをします。糖は人が生きていくためのエネルギー源です。そのエネルギーは細胞内に存在するミトコンドリアで生産されます。

 

糖が血液中から減り細胞内に運ばれたなら、ミトコンドリアは糖を利用してエネルギーを生産し、人は元気になるはずです。

 

しかし、痩せ型タイプの大半の方は、精製炭水化物を摂取した後に、手の震えや思考力の低下、または倦怠感を感じます。

 

つまり、機能性低血糖状態になったから倦怠感などがでるのではなく、糖質が細胞内に運ばれない(インスリン抵抗性)ことで、細胞内でエネルギー生産ができなくなるのです。

 

細胞内でエネルギー生産ができないということは「元気が出ない=低エネルギー症」を引き起こしているということです

 

私は今後、低血糖症という表現を「低エネルギー症」と表現していきます。

 

低エネルギー症については、副腎のページでも詳しく述べていますので参考にしてください。

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