痩せてる人が太れない理由:隠れ糖尿病である
糖尿病が悪化すると
唐突ですが、皆さまは糖尿病が悪化した場合、体がどのようになっていくかご存知でしょうか?
胴体や腕や足はやせ細っていきます。一方、お腹だけは突出してきます。この状態はアフリカなどで飢餓状態になったお子様の体形と似ています。
つまり、糖尿病が悪化するということは、栄養が獲得できず衰弱状態になっていくということです。
それでは、なぜ、糖尿病の患者さんが?せていくのでしょうか? その答えは、「糖」という物質を体内で利用できないからです。
糖尿病とは糖代謝異常である
糖尿病と聞くと、糖が血液中に多くなることや尿に糖がでてくる病気であるということは想像されると思います。しかし、なぜ、血液中に糖が多くなるのかなどの原因は理解できていない方が多いです。
糖は人が動くためのエネルギー源の中心的存在です。しかし、糖尿病は糖が血液中に増える、または尿に混じって出てくるということです。つまり、糖が「細胞内に到達できていない」ということです。
細胞内に行けない糖は、行き場を失い、血液中に戻されてしまうか、尿中に排出されてしまうのです。
痩せ型タイプが、糖を利用してエネルギーを生産することが苦手な理由は2つあります。
1つは、「痩せてる人が元気がでない理由:糖が細胞に届かない」ことです。
そして、もう1つは「痩せてる人が元気が出ない理由:細胞に届いた糖を利用できない」ことです。
細胞に糖が届かなかったたり、細胞に糖が届いたがそれを利用できないことで、細胞内は「エネルギー不足」状態となります。
糖からエネルギーを生産できないと、、、、
痩せ型タイプは、糖を利用してエネルギーを生産するのが下手であることはお伝えしました。
そうなると、人は生命維持をするために、脂肪や筋肉を分解し、その分解した物質を利用してエネルギーを生産しようとします。
つまり、体内に必要な脂肪を燃焼させエネルギーを確保しようとします。ここでいう体内に必要な脂肪とは中性脂肪のような余った脂肪ではありません。
体内に必要な脂肪を燃やすことで、痩せ型タイプの方の体重は、さらに減少します。
痩せ型タイプは、元来、体内に必要な脂肪が少ないです。したがって、脂肪だけではエネルギー不足を補うことができないので、次にタンパク質(筋肉)を燃焼させます。
元来、筋肉量は少ない痩せ型タイプは、筋肉を燃焼させエネルギーを生産を行うことで筋肉量が減り、さらに?せていきます。
冒頭にお伝えした、糖尿病が悪化すると「胴体や腕や足はやせ細ってしまう」理由が、上記のことで理解できたのではないでしょうか。
糖代謝を向上させる方法はあるのか?
痩せ型タイプは遺伝の影響を強く受けます。神経質であったり呼吸が浅かったり原因は多岐に及びますが、一番の原因は「糖を代謝する能力が低い」ことです。
「糖代謝能力が低い」ということは、「糖からエネルギーを作るのが下手」ということです。
それでは、なぜ、糖をエネルギーに変換できないのでしょうか?
それは、遺伝的に、細胞内に存在する「ある物質が少ない」ことがあります。そのある物質とは「5−アミノ・レブリン酸」です。
「5−アミノレブリン酸」は人や植物に存在する物質で、人ではエネルギー生産に、植物では光合成に関与しています。
遺伝や加齢、または糖質の過剰摂取で「5−アミノレブリン酸」が不足するとエネルギー生産が落ちます。
エネルギーを生産する際に不可欠な物質が「糖」です。糖を代謝できないとエネルギー生産力が低下し、いわゆる「元気がない状態」となります。
つまり、エネルギー生産がうまくいっていない背景に「糖」を代謝する能力が低い=「5−アミノレブリン酸が少ない」ことがあります。
「5−アミノレブリン酸」が少ない理由の1つに、遺伝の関与が疑われます。なぜなら、痩せ型タイプは親族にも痩せている人が多いからです。
したがって、「5−アミノレブリン酸」をサプリメントで摂取することで糖代謝が活性することで、上述した、身体に必要な脂肪や筋肉を利用してエネルギー生産をする必要性が無くなります。
そのことで、脂肪や筋肉が落ちないことで体重の減少は阻止できるのです。
そして、糖からエネルギー生産ができることで、元気な体になることが推測されます。そのことで、将来、罹患する可能性が高い「痩せ型糖尿病」の予防に望みが出てきます。
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