妊娠しにくい体型がある A

 内股になると骨盤が前傾してしまう
妊娠しにくい体型の「@」では、「つま先が真っ直ぐ伸びている状態は内股であり、そのことで、鼠径リンパ節が圧迫され、体液の流通が悪くなることで不妊傾向になることはお伝えしました。

 

現代人に不妊が多いのかの理由を特定することは難しいです。一般的には、晩婚であることや女性の社会進出によるストレスの他、環境汚染・食品の質の低下など多種の原因が複雑に絡み合っているからです。

 

上記したことで不妊の女性が増えていることに異論はありません。しかし私は、全く違う角度からみた不妊の原因が「体型」と関係していると考えています。

 

ここで私の考える「妊娠しにくい体型」について述べていきます。まずは下記の画像をご覧ください。
    

 

一見、膝から下が真っ直ぐに伸びとても綺麗な足に見えます。

 

しかし上記写真のように、足が真っ直ぐな状態は、「理想の足の形にはほど遠い」と私は患者さんに指摘しています。

 

それでは理想の足の形とはどのような状態を指すのでしょうか。下記の画像を見てください。

 

                    
                このように、つま先が外側に開いている状態が理想の形です

 

 「真っ直ぐに伸びる足」が理想ではない理由
それでは、真っ直ぐに伸びる足が理想ではなく、つま先が開いている足が理想なのかを下記の図で説明します。

 

                      

 

つま先が真っ直ぐに伸びているというのは、図で示したように「太ももの骨が内側に向いている」ことで生じます。

 

つまり、太ももの骨が内向きで、それに連動して脛(すね)の骨も内向くことで、つま先は真っ直ぐ下を向いてしまいます。そのような状態を「内股」といいます。

 

このように、「太ももの骨が内向いている人(内股)は、つま先が開いてる人に比べ妊娠しにくい理由は「妊娠しにくい体型@」で説明しました。

 

ここでは、太ももの骨が内向く(内股)ことで、骨盤の角度が前傾になることが不妊を助長することを述べていきます。

 

 内股になると腰椎の2・3番が前方にズレる
ここで、太ももの骨が内側に向き、骨盤の角度が前傾になることがなぜ、不妊を助長するのかを説明します。

 

              

 

 上の図を見ながら説明していきます。

 

 @三角形で表した部分が骨盤です

 

 A太ももの骨が内向くことで、骨盤(三角形)が前側に傾斜する

 

 B前傾した骨盤の上に乗っている背骨が前側にズレる

 

一般的に、このような体型の人を「反り腰(そりごし)」や「出尻り(でじり)」と表現しますが、医学的には「腰椎滑り症(ようついすべりしょう)」といいます。

 

つまり、太ももの骨が内側に向くことで、骨盤が前に傾斜しそれに連なって、腰椎も前方に滑っていきます。

 

 脊髄神経と卵巣の関係
脳から伸びた脊髄神経は、背骨を経由して内臓に分布します。

 

                 

 

図で示してるように、卵巣に関係する神経は、脳から伸び腰椎の2番目と3番目の間を通り卵巣に分布します。

 

 内股と腰椎滑り症と卵巣機能低下の関係 
次に、太ももの骨が内向く(内股)と、卵巣への神経命令が低下し妊娠しにくくなることを図で説明します。

 

                

 

上の図で示したように、内股になると骨盤が前に傾斜することで腰椎の2・3番が前方にズレます。そのことで、腰椎の2番と3番の間を通る脊髄神経が圧迫を受けます。

 

腰椎の2番ち3番目の間を通る脊髄神経は、卵巣につながっているために卵巣機能が低下します。

 

現代人が妊娠しにくい原因は、生活習慣や環境汚染など多種の要因が絡み合っているがあります。それらの原因に加え、上述してきたような、姿勢(体形)が悪いことで妊娠しにくくなるということを認識してください。

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