「二人目不妊」で悩む人が多い理由

 二人目が妊娠しにくいことを二人目不妊という
私の治療所には、色々な症状で悩んでいる人が来院されます。その中で最近、特に増えている症状が不妊症です。

 

不妊症の中でも、二人目が中々妊娠しないことを「二人目不妊」といいますが、その二人目不妊も確実に増えています。

 

下記で述べていくのは、「二人目不妊」とは全く関係ないと思われる「蜂に刺された」話しですが、そのことから二人目不妊のメカニズムの1つが紐解けます。

 

 蜂に刺されると、1度目より2度目のほうが腫れる理由
蜂に刺された際、1度目は患部はあまり腫れません。しかし、2度目は強く腫れ、3度目はパニック症状を起こすほど異常に腫れます。

 

もし、蜂の毒が原因で患部が腫れるなら、1度目に刺された際に患部は腫れるはずです。しかし、1度目は酷くは腫れません。

 

なぜなら1度目は、脳が「蜂の毒を異物と認識」しないからです。しかし、2度目・3度目は酷く腫れます。その理由をまとめます。

 

 @1度目は蜂に刺されても、脳は初めての経験でそのことが理解できない

 

 A「@」の後に脳は「蜂には毒があること」を記憶する

 

 B「A」のことで脳は蜂の毒を「怖い物質」と認知する

 

 C2度目に蜂に刺された際には、患部を治すために白血球や体液が患部に集める

 

 D3度目は、さらに恐怖心が増し、2度目よりも患部は腫れる

 

つまり、蜂の毒で患部が腫れるのではなく、蜂の毒に侵されまいと、白血球や体液が集まり過ぎることで、2・3度目は患部が異常に腫れるのです。

 

そのことは蜂に刺される以外にも、蚊に刺された際や予防接種の注射をした際にも、同じメカニズムで酷く腫れる人がいます。

 

 1度目の妊娠と2度目の妊娠の違い
1度目の妊娠と2度目の妊娠の大きな違いは、上述した、蜂刺されと同じメカニズムが生じることです。それをまとめます。

 

 @1度目に受精卵が子宮壁に着床しても、母体(脳)は受精卵を異物と認定しない

 

 A1度目の着床後に母体は受精卵を「ゆるやかな異物」と認定する

 

 B「A」のことで、2度目に受精卵が子宮壁に着床しようとした際に、1度目の記憶が甦る

 

 C「B」のことで、2度目の受精卵を「ゆるやかな異物」と認定し着床を拒む

 

上記したように、1度目は受精が初めての経験なために、受精卵を異物として認定しません。一方、2度目の着床時には、脳が受精卵を「ゆるやかな異物」と記憶していることが大きく違いです。

 

つまり、蜂に刺されたときに1度目は腫れないが、2度目には腫れるメカニズムと同じことが起こっているといえます。

 

 4度、5度と蜂に刺されるとどうなるのか
蜂を育てている養蜂所に働く人は、蜂によく刺されます。上記したように、2〜3度目が一番患部が腫れますが、4〜5度と刺されていくうちに、患部は次第に腫れなくなってきます。

 

なぜ、そうなるのかというと、蜂に4度、5度と刺されていくうちに、「あー、なんだ、蜂の毒もたいしたことないな」と脳が理解し、パニックにはならないことで、患部に白血球や体液を過剰に集めなくなるからです。

 

つまり、脳は経験を積んだことで、蜂の毒を「許せる異物」と認定したことが要因になります。

 

 妊娠は蜂刺されとは違い、2度目の妊娠後には受精卵を容認する
上述したように、蜂に4度、5度と刺されていくうちに、患部が腫れなくなる理由は、脳が経験を積んだことで、蜂の毒を「許せる異物」と認定したことが要因になるとお伝えしました。

 

妊娠の場合は蜂刺されとは違い、2度目の着床を経験すると、脳が受精卵を「緩やかな異物という認識から許せる異物」へと思考チェンジします。つまり、3度目の受精卵は「許せる異物」と容認されることで、いわゆる「三人目不妊」は少ないのです。

 

つまり、二人目が一番、不妊になりやすく、そこを乗り切れば三人、四人はスムーズに妊娠します。

 

 自分力が低下していると妊娠しにくい
小型犬のポメラニアンやマルチーズはよく吠えます。なぜなら、自分に自信がないことで自分を過剰に守ろうとするからです。一方、土佐犬やシェパードなどの大型犬は、安易には吠えません。なぜなら、大型犬は自分に自信があるためです。

 

犬同様に、人も自分が弱いと自分を過剰に守ろうとします。そのことで、受精卵ですら「異物」と思ってしまうことで着床を拒んでいる可能性があります。

 

不妊治療をしている人が増えています。しかし、最先端の不妊治療を受け入れるのは「母体」です。つまり不妊治療をするのと並行して、受精卵を異物と認定しないように「自分力を高める」ための、日々の努力が必要ではないでしょうか。

 

受精卵と母体の関係は「受精卵は母体にとっては異物になる」のページに詳しく述べているので参考にして下さい。

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