背骨のズレと自分の弱い箇所

 

背骨のズレを治さないと弱い箇所は強くならない

 

仕事などで忙しく寝不足が続くと、なぜかいつも同じ箇所が病気になりやすくなります。例えば個人の罹りやすい病気は下記のような違いがあります。

 

 ・Aさん:のどが腫れやすい
 ・Bさん:下痢になりやすい
 ・Cさん:胃が痛くなりやすい

 

このようなことが、なぜ、おこるのでしょうか。

 

原因の一つに「背骨がズレている」ことが考えられます。次のような理由により、背骨のズレが病気に繋がってしまいます。

 

 ・脳から出た脊髄神経は背骨を経由しています
 ・脊髄神経は背骨にある椎間孔(ついかんこう)という穴を通って臓器・器官に分布しています
 ・背骨がズレると、椎間孔がせまくなり、そこを通る脊髄神経が圧迫されます
 ・神経が圧迫されることにより、臓器・器官に分布している神経機能が低下します
 ・神経機能が低下した臓器・器官には、酸素や栄養素が届きにくくなります
 ・酸素や栄養素が届きにくい臓器・器官は病気に罹りやすくなります

 

では、なぜ、背骨がズレるのでしょうか。その原因に「遺伝」があります。親や兄弟は体格や歯並びが似ているのと同様に、罹りやすい病気も似ます。これは遺伝子の影響であることが強いです。

 

 

背骨のズレを治さないと一生、弱い箇所は改善できない


誰もが病気にはなりたくないために、自分なりの努力をします。病院で処方された薬を飲んだり、食事にこだわったりします。運動をしたり、サプリメントを飲んだりする人もいます。個人が色々な努力をしても自分の弱い箇所は思うようには改善しまん。

 

例えば、胃の弱い人は薬やサプリメントや食事に気をつかっています。しかし、思うように胃は強くなりません。同じように、のどの弱い人はうがいや手洗いを頻繁にして、のどが悪くならないように気を使っていますが、思うようにのどは強くはなりません。

 

上記のように、病気の人が色々な努力をしても自分の弱い箇所をなぜ改善できないのかを説明します。それは背骨のズレを治す治療をしていないからです。それでは、多くの人が背骨のズレを正す治療をせずに、なぜ薬や食事法や運動法などを選択するのかを説明します。

 

一般的に以下のようなことが言われています。

 

 ・「背骨のズレと内臓・器官が関係している」と認識している日本の医療関係者が少ない
 ・医療関係者から長期にわたり説明を受けているため、「臓器自体が悪い」と思っている一般人が多い

 

このような考えが浸透しているので、背骨のズレを正す治療法を選択しません。

 

ここで、今一度考えて頂きたいことがあります。交通事故やスポーツで脊髄を損傷した場合、背骨の中を通る脊髄神経が圧迫を受けます。その影響で脊髄が損傷した箇所から先はマヒが起こります。このような場合は、手や足を動かしにくかったり、排尿がうまくいかなかったりする症状がでます。

 

このような症状が出るのは、脳から出た脊髄神経が背骨を経由して、臓器・器官に分布していることの証明になります。医師も「脊髄を損傷した場合は、背骨がズレて神経を強く圧迫しているので、手や足が不自由になったり排尿障害がおきたりする」ことを認めています。

 

この考えの延長に、「椎間板ヘルニア」(ついかんばんへるにあ)があります。椎間板ヘルニアでは腰の骨がズレて足に分布する神経が圧迫され、これによって足にシビレがでます。

 

つまり、椎間板ヘルニアは腰の骨のズレが原因で起こります。足がしびれて歩行障害がでますが、足のシビレのある箇所を手術するわけではありません。シビレの原因である腰の骨のズレを治す手術をします。

 

椎間板ヘルニアと同様に、交通事故で「ムチ打ち」になってしまった場合は手がシビレてしまいます。このような症状を「頸椎ヘルニア(けいついへるにあ)」といいます。

 

頸椎ヘルニアでは、事故などの衝撃で首の骨がズレることにより色々な症状がでます。その一つに先に挙げた手の先のシビレがあります。このような症状が出た場合は、手先のシビレが出ている場所を手術するのではなく、シビレの原因である頸椎の骨のズレている箇所を手術します。

 

しかし不思議な事に「背骨のズレによる脊髄神経の圧迫の影響で内臓・器官が弱った場合」は、背骨を手術することはありません。症状のでている箇所を手術したり、症状に対する薬を処方したりします。

 

前途の通り、腰椎ヘルニアで足がしびれた場合は「腰の骨」を手術します。頸椎ヘルニアで手がしびれた場合は「首の骨」を手術します。しかし、背中の骨がズレて「内臓」が病気になった場合は、背骨ではなく内臓自体の手術をします。ここを不思議と思ってください。

 

盲腸や心筋梗塞(しんきんこうそく)など、臓器自体を手術しなければならない場合があることもあります。しかしその背景に、「なぜ盲腸になったのか」「なぜ心筋梗塞になったのか」を考えてみてください。

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