神経圧迫と内臓機能低下
背骨のズレと病気の種類
脳から出た後、背骨を経由して内臓や器官に分布する神経系が自律神経です。ここでは、背中の骨を経由した自律神経がどこの臓器や器官に分布し、背骨がズレて神経が圧迫された場合にどのような症状がでるかを大まかに説明していきます。
・第一頸椎がズレる
神経衰弱、不眠症、高血圧、めまいなどの症状が表れやすくなります。
・第二頸椎がズレる
頭痛、アレルギー、尿毒症(にょうどくしょう)、斜頸(しゃけい)などの症状が表れやすくなります。
・第三頸椎がズレる
難聴(なんちょう)、眼の疾患、鼻の疾患、ニキビなどの症状が表れやすくなります。
・第四頸椎がズレる
扁桃腺炎、耳の疾患、歯の疾患、三叉神経痛(さんさしんけいつう)、胃ケイレンなどの症状が表れ
やすくなります。
・第五頸椎がズレる
気管支ぜんそく、咽頭炎、声帯の異常、などの症状が表れやすくなります。
・第六頸椎がズレる
バセドー病、橋本病、気管支ぜんそく、腕のシビレなどの症状が表れやすくなります。
・第七頸椎がズレる
腕のシビレ、動脈硬化、心臓病一般、胃痛、気管支炎などの症状が表れやすくなります。
・第一胸椎がズレる
血圧亢進症、心臓内膜炎、肺気腫、頸骨のズレの原因などの症状が表れやすくなります。
・第二胸椎がズレる
心臓病一般、乳腺症、乳汁欠乏、動脈硬化などの症状が表れやすくなります。
・第三胸椎がズレる
肺炎、肋膜炎、肺結核、一過性の窒息などの症状が表れやすくなります。
・第四胸椎がズレる
肝臓疾患、胃酸過多または胃酸欠乏、糖尿病、胆のう機能低下などの症状が表れやすくなります。
・第五胸椎がズレる
膵臓炎、胃病一般、下痢、悪寒(おかん)などの症状が表れやすくなります。
・第六胸椎がズレる
胃・十二指腸機能の低下による消化不良、肋間神経痛、血栓などの症状が表れやすくなります。
・第七胸椎がズレる
胃潰瘍(いかいよう)、胃・十二指腸機能低下による消化不良などの症状が表れやすくなります。
・第八胸椎がズレる
肝臓病一般、糖尿病、消化不良、じんましんなどの症状が表れやすくなります。
・第九胸椎がズレる
副腎機能の亢進または低下、小児マヒ、下肢マヒ、胆石症などの症状が表れやすくなります。
・第十胸椎がズレる
腎臓病一般、副腎機能亢進または低下、膠原病、貧血などの症状が表れやすくなります。
・第十一胸椎がズレる
白血病、アレルギー、糖尿病、充血、心臓弁膜症などの症状が表れやすくなります。
・第十二胸椎がズレる
尿疾患、腎臓機能低下、慢性疲労、皮膚炎、おできなどの症状が表れやすくなります。
・第一腰椎がズレる
不妊症、リュウマチ性関節炎、腹部ガス腹、大腸炎などの症状が表れやすくなります。
・第二腰椎がズレる
便秘、大腸炎、下痢、脱腸(ヘルニア)などの症状が表れやすくなります。
・第三腰椎がズレる
生理痛、生理不順、膀胱障害、流産、更年期障害などの症状が表れやすくなります。
・第四腰椎がズレる
坐骨神経痛、腰痛、排尿疾患、股関節痛などの症状が表れやすくなります。
・第五腰椎がズレる
足への血液循環障害、痔疾患、リューマチ、直腸疾患、子宮疾患などの症状が表れやすくなります。
・仙骨、尾骨がズレる
精神疾患、生殖器疾患、膀胱、坐骨神経痛などの症状が表れやすくなります。
上記のように各背骨がズレると、神経が通る椎間孔(椎間孔)という穴がせまくなります。椎間孔がせまくなると、神経が圧迫され臓器、器官の働きが低下します。
背骨は姿勢を保持するためだけにあるのではなく、病気の原因に大きく関係していることをご理解ください。
背骨がズレる原因は「遺伝」です。これは両親や祖父母の病気を参考にすることで推測できます。、貴方が罹る可能性の病気のヒントがみつかります。
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