「水毒」を理解する

 体にとって「水」は本当に必要なのか
1970年以前に生まれた人は、日常生活でそれほど水分を摂っていませんでした。外で働く農家の人でさえ、休憩時間に湯のみ茶碗に1杯ほど水分を摂る程度で元気に仕事を続けました。

 

また運動指導者も水の摂取を極力減らす指導をしていました。それでも選手は熱中症や日射病を発症する人は少なかったです。

 

しかし現在では、コンビニエンスストアで多くの「飲みもの」が売られています。昔、汗を流し労働する人でも水分の摂取は少かったにも関わらず、汗もかかない現代人が大量の水分を摂取する必要性があるのかと思ってしまいます。

 

例えば、植物の生育には水は不可欠です。しかし、水を与え過ぎると根腐れして枯れてしまいます。そのようなことを考えていくと、現代人は水分を摂り過ぎているようにも思えます。

 

近年、患者さんを診ていて気になることは、「尿の回数が多い」「尿に勢いがない」と訴える人が増えています。そのようになる理由の1つに、水分の摂り過ぎで不必要な水分を処理する腎臓に負担がかかっているのではないかと危惧してしまいます。

 

本来、体にとって余分な水分は汗や呼吸、それと排尿により体外に放出しています。しかし現代人は、空調設備の整った場所で仕事をしている人が多くいます。また運動不足で呼吸回数も少ない人が多いです。

 

したがって、体にとって余分な水分の放出手段が「排尿」に偏ってしまいます。そのことで、腎機能は疲弊し、排尿の質が低下し「尿の回数が多い人」「尿に勢いがない人」が増えているとも考えられます。

 

一般的に考えると、排尿回数が増えると体内の余分な水分は体外に排出されるはずです。しかし現代人の多くに、手足に浮腫みを生じる人が増えています。そのことからも摂取した水分を処理できていないことがわかります。

 

 漢方の考えに水は毒という考えがある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、水分を摂取する習慣が無かった時代には、水分量が少ないことで血液が粘り脳疾患が多かったり、水分を摂取せずに運動した場合、パフォーマンスは向上しないことも現在では解明されています。

 

したがって、水分は摂り過ぎも摂らさ過ぎもダメということがいえます。

 

 

 

 

 

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