生体に存在する水を紐解く

 人の体に存在している水を生体水という
人の体は70%が水といわれています。そこから計算すると60キロの人なら、「60キロ×0.7=42リットル」の体液が体内にあるということになります。

 

ようするに体内には、2リットルのペットボトルで約20本分の水があることになります。この数字を聞くと、体液は多いようにも少ないようにも感じられます。この体液のうち、90%は「水」です。この水を「生体水」といいます。

 

人が食事で摂取した栄養や呼吸により得た酸素は、体内に存在する水(生体水)の作用により細胞内へ運ばれます。また、細胞などからでる不必要な物質は再度、体内に存在する水(生体水)の働きで速やかに体外へ運びだされます。

 

この項では、聞きなれない言葉が度々でてきます。それは「生体水」という言葉です。ようするに、生体水とは体内に存在する水のことを指します。

 

人に備わった機能の一つに、飲食から得た水分を体内で有効に使うための水に変化させる機能があります。その機能により作られる水が「生体水」です。

 

人が生活を営むために、良い生体水を保持することはとても重要です。

 

 生体水は、水道やミネラルウォーターの水とは違う
生体に存在する水(生体水)と、水道やミネラルウォーターの違いは水粒子の大きさがあります。生体の水は微粒子であり均一です。一方、水道やミネラルウォーターの水は粒子が大きく不均一です。

 

また、生体水は微粒子で均一化されているために、体内にある物質を「包みこんで運ぶ」ことができます。一方、水道やミネラルウォーターの水は、粒子が大きく不均一のために物質を包み込んで運ぶことができません。

 

 生体内のものは全て生体水によって運ばれている
生体水を簡単に想像して頂くことが出来るとすれば、「ガチャポン」です。ガチャポンとは、子供がコインを入れて購入するオモチャで、透明のプラスティックの容器の中に小さな玩具が入っているものです

 

そのガチャポンのように、生体水は、きわめて細かい粒子が集まり結びつき「球形」をしています。ようするに、小さい粒子が集まって形成する球形の中に、物質を包み込むことができる結集力の強い水です。

 

その働きにより、体内の栄養素や老廃物、または化学物質でさえも、生体水は包みこんで運びます。また、不必要な物質は水に包み込んで排出します。

 

この作用を、ここでは水の器理論と表現します。

 

 「水の器」で包まれた物質だけが細胞内に入れる
ココナツオイルが酸化しない理由」は、油を水が包み込んでいるために、酸素と油が触れないからです。生体水(体内に存在している水)にも、同様の働きがあります。

 

経口で摂取した物質(食品や薬など)や体内で生産された物質は、単独では細胞内に入ることはできません。

 

栄養素が細胞内に入るためには、微粒子化され結集力に優れる生体水で包み込んでいることが重要です。

 

水の器に包まれた物質が細胞膜に到達すると、その物質が細胞にとって必要か不必要かの判断が必要となります。その判断は、細胞膜に存在する水(生体水)と物質を運んできた水分子が「軽くぶつかり合う」ことで、情報の受け渡しをしています。

 

ようするに、水の器で包まれていない物質は、細胞膜に存在する水がもつセンサーに異物と判断されることで細胞内には入れません。

 

 必要でない物質は水の器に包まれ、体外に排出される
人の細胞からは常時、老廃物ができています。また、体外からはダイオキシンなどの化学物質も多く入り込んできます。それらの処理がうまくいかないと、強烈な酸化物に変化し細胞を傷つけることになります。

 

生体水が元気で正常な働きがあれば、老廃物やダイオキシンなども「水の器の作用で包み込む」ことで、汗や尿として体外に排出しています。

 

一方、生体水が弱ったり、きつい紫外線などで生体水が崩れたりすると、老廃物やダイオキシンなどをうまく排出することができなくなります。したがって、体内に強酸性物質が残存してしまい病気が誘発されます。 

 

 生体水は高速でスピン運動をしている
生体水の特徴を上記してきましたが、水道の水やミネラルウォーターとは大きく違う働きがあります。それは、微粒子化された生体水の粒子、一つ一つは高速でスピン運動をしていることです

 

水分子のスピン運動により、隣にある水分子とぶつかり合うことで栄養素の受け渡しや情報の交換をいしています。

 

また、生体水は水の器で包み込んだ栄養を素を細胞内に運び込む際にも高速スピン運動をつかっています。その方法は、水分子が高速スピン運動で細胞膜にぶつかることで、細胞膜にあるセンサーに情報が伝わります。その情報を得た細胞膜はそれらの物質が必要か不必要かを判断します。

 

 生体水は傷ついた細胞を修復する
人の細胞は常に新陳代謝を繰り返しています。化学物質の影響で傷つき、寿命がきた細胞は日々つくりかえられています。その数は、一日に約3000億個といわれています。

 

その際にDNAの情報に基づき正常な細胞を再構築しますが、その作業を敏速かつ精妙にするための働きを生体水が担っています。

 

ようするに、生体水は遺伝子の修復・複製する際に必要な物質を水の器で包んで運びむため、DNAの働きが敏速かつ正常になります。

 

その結果、脳細胞や全身の神経組織細胞の修復、または外気と接している目などの粘膜細胞に至るまで復元が可能になります。

 

 体内に存在する水、「生体水」は大切です
病気になりにくい人は、摂取した水を活力ある「生体水」に整える能力を持ち得る人であると私は思っています。その作用は、主に十二指腸や膵臓で行われていると私は推測しており、その臓器の施術に多くの時間を割きます。

 

また、「弘法大使の水」やフランスの「ルルドの水」など、水を飲むことで健康になるといわれている水があります。そのような粒子がきれいに整った水を摂りいれて生体水を正常に保つことも大切です。

 

「水」はシンプルで不思議な物質であるがゆえに、分からないことや誤解が多く生じます。しかし、実際に体内の大部分は「水」です。この体内にある水(生体水)の働きを理解して頂くことで、皆様が抱いている疑問が少しでも解決できればと思います。

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