痩せてる人が低血糖になる理由:インスリンホルモンや糖の「質」を考える

 

痩せてる人はデンプンが好きである


痩せ型体質の人は、胃をはじめとする消化器官が弱いために、お肉などを敬遠する傾向があります。そのために、「あっさり」と感じる麺類に手が伸びます。

 

しかし、麺類などのデンプン質は糖質が多いのですが、実はエネルギーに変換されにくい糖質なのです。

 

ここで、低血糖症状について解説していきます。

 

血液中の糖が多い状態を「高血糖」といいます。反対に血液中の糖が少ない状態を「低血糖」といいます。ここで低血糖について、もう一度考えてみましょう。

 

高血糖状態から低血糖状態になると、手が痺れたり極度の疲労感や思考力低下になります。

 

しかし、考えてみると不思議ではありませんか? 糖は重要なエネルギー源、その糖が血液中から少なくなったということは、その糖は細胞に取りこまれたということになります。しかし、そうであれば、細胞でエネルギーに変換され元気になるはずです。

 

しかし、低血糖時には上記したような症状がでます。不思議ですね。その疑問を解くために低血糖でなぜ、疲労感などが出るのかまとめます。

 

・血液から減った糖は何処にいってしまったのか:
血液中の糖は、インスリンホルモンの作用で細胞内に届けられます。例えるとインスリン君がリュックサックに糖を入れて、細胞君に届けます。リュックサックに糖を入れたインスリン君が、細胞君宅のドアをノックし、「糖を持ってきました」と告げます。

 

そこで問題が生じます。糖を運んできたインスリン君を「あやしい人」と細胞君は受け入れを拒否するのです。

 

なぜなら、インスリンホルモンの質が低下しているので、細胞に存在している糖鎖(センサー)は、インスリンホルモンが運んできた糖を「使えない糖」と判断し受け入れを拒否するのです。

 

その結果、糖質は血液中から減り、さらに細胞内にも運びこまれなくなります。そのことで細胞内は低血糖となりエネルギーに変換することができず、手の痺れや疲労感、思考力の低下を引き起こします。

 

では、細胞内に運ばれなかった糖は何処に存在するのでしょうか? その場所は「細胞外液」に存在します。その糖は、もう一度血液中に戻されるか、中性脂肪に変換され蓄積されます。

 

つまり、血液中の糖質を細胞内に運ぶインスリンホルモンの質が低下していることが低血糖症状を引き起こす原因になります。

 

 ・糖質の質によって低血糖症状を発症する:
最近(2018年)、出版された本に「糖尿病は砂糖で治す」という崎谷先生が書いた本があります。崎谷理論は、糖質は「質」を間違えなければ積極的に摂っても良いということです。

 

私も、糖質制限を指導してきたなかで、糖を制限することの限界を感じていました。(特に若い女子への指導)そして、「糖を代謝できれば」と常に自問自答をしてきました。その答えを導いて下さったのが崎谷理論です。

 

糖質には、エネルギーに変換されやすい糖質と変換されにくい糖質があります。

 

果物・黒糖・蜂蜜などは細胞内に入ると素早くエネルギーに変換されます。したがって、それらの糖を単独で摂取することで低血糖症状を緩和できます。(インスリンホルモンの質が低下している場合は難しい)

 

一方、デンプンに含まれる糖質は、細胞内に運ばれたとしても、エネルギーに変換される速度は遅く、その効率も悪いことで、低血糖症状を引き起こしやすいです。

 

さらに、最もエネルギーに変換しにくいのが、酸化した油と結合した糖となります。

 

パン・パスタ・チャーハン・植物油を使用したケーキ、クッキー類・安いチョコレートなど、列記すればきりがありません。

 

つまり、酸化油と結合した糖が、たとえ細胞内に入ることができても、エネルギーに変換することができません。したがって、低血糖症状を引き起こします。

 

酸化しやすい油の筆頭がオメガ3・6となります。したがって、魚の油や良いといわれている大半の植物油も速い速度で酸化するので、使用は避けたほうがいいでしょう。

 

 エネルギー変換を阻止しにくい油:
植物油の中では、まだ飽和脂肪酸であるココナツオイルは、他の植物油にくらべると糖の代謝を阻害しにくいと崎谷先生は述べています。その他、放牧された牛脂なども推奨されています。しかし、それらも摂りすぎには注意が必要です。

 

マーガリンは身体に悪いということは皆さんご存知です。それは植物油(不飽和脂肪酸)であり、酸化を防ぐために水素などが添加されているからです。つまり、マーガリンは植物油だから「酸化しやすい」ために、色々と小細工が必要ということです。

 

一方、バターの成分は生乳と塩だけです。それだけで安定しているのは動物油脂(飽和脂肪酸)だからです。動物油は体に悪いと思われがちですが、酸化スピードがとても速い植物油(不飽和脂肪酸)の方が怖いと認識してください。

 

また、その植物油(不飽和脂肪酸)に糖が結合すると、細胞ではエネルギーに変換できず低血糖症状を引き起こすことも忘れないでください。

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