38歳、独身女性「プチ鬱(うつ)」の発症メカニズム

 38歳前後の女性は悩みが多い
私の治療所に来院される方の中に精神的な不安をもつ38歳前後の独身の女性がいます。その方達には、1つの特徴があります。その特徴とは、「几帳面な性格で人への依存心が少ない点」です。また、仕事は男性並みにできるほど優秀な方が多いです。

 

しかし、そのように完璧な女性は男性を子供っぽく感じ、また男性が引け目を持つために結婚をする機会を逃してしまいます。したがって、恋愛のチャンスも少なくなりスキンシップ不足になります。

 

 38歳を超えると子供が欲しくなる
このくらいの年齢になると、結婚に対してよりハードルが高くなります。例えば、タイプではない男性に対し、高い理想を持つようになって妥協できなくなります。しかし、親からは「結婚しなさい」と言われたり、逆に親が気をつかってそのことに触れなかったりすることでもプレッシャーになり、精神的に乱れを生じます。

 

その反面、38歳前後は出産できる最後のチャンスの時期でもあります。そうなると、「女性は自分の子供が欲しい」という思いをもつようになります。表向きには出しませんが、内面には年齢に対して焦りを生じはじめます。しかし、結婚相手には妥協はできないというプライドが邪魔をしてしまいます。

 

 38歳前後はホルモンバランスが崩れる
若いころは健康にも自信があり、仕事やプライベートも充実していたものの、ちょうど38歳前後になるとホルモンバランスが崩れてきます。いわゆる、初期の更年期障害が発症する年齢でもあります。

 

そうなると体調に変化が表れ、健康診断で指摘される項目が増えたり、婦人系の病気が発症したりもします。

 

そのことで、将来に対して不安が芽生えはじめます。

 

 女性は自宅から自立したがる
意外に思われますが、男性より女性の方が家を出て自立したいという欲望が強くあります。世間をみても、親と同居している独身男性をよく見かけます。その反面、女性は細かいことを言われるのを嫌い、家を出て一人住まいをする場合いが多いです。

 

そのことで、親の目や小言からは解放されますが、今度は、自炊や洗濯を自分でする必要が出てきて体力的にきつくなります。また、月々の家賃が生活費を圧迫しはじめ、同居していたころのように買い物ができずにフラストレーションが溜まります。

 

そして、数か月〜1年経つと一人暮らしがきつくなり、自宅へ戻るケースがあります。自宅へ戻ると体力面や経済面からは解放されますが、近所の目や親の気遣いにストレスを感じながらの生活がはじまります。

 

自宅での生活が続くなかで、今度は親に病気が発症してきます。子供は心のどこかで「親は元気なもの」と決めつけていますが、内心頼りにしている親が病気かちになることで、さらに精神状態が不安定になります。

 

 ストレスから甘い物を食べ過ぎてしまう
女性は仕事や生活面のストレスが続くと、甘い物を過食してしまう傾向があります。なぜなら、脳のストレスを手っとり速く解消してくれるのは糖質だからです。しかし、口から入れた糖質は短時間に消費され、脳内は低血糖状態になり、再び糖を食べたくなります。

 

また、ホルモンのバランスが乱れた場合は、女性は小麦加工製品であるパンやパスタを貪ります。この小麦加工食品には小麦グルテンが使われています。この小麦グルテンは、腸内に生息するカンジタ菌のエサとなり、カンジタ菌が増殖します。

 

増殖したカンジタ菌は、女性ホルモンの類似物質を生産します。そのことで自身が造れないホルモンを、カンジタ菌が造るホルモン類似物質で補ってくれる感覚に陥るのか、小麦加工食品の摂取を止めれなくなります。

 

また、小麦加工食品に含まれる小麦グルテンは、分解され脳内に入るとモルフィンという物質に変化します。いわゆる、モルヒネの前駆物質です。したがって、小麦グルテンを食べると短期間の間、脳が気持ちよく感じることで小麦加工食品が止めれなくなります。

 

しかし、小麦グルテンの作用がなくなると、精神は異常に不安になったり、イライラが募るようになったりします。

 

 ストレスを感じて食べると、太り過ぎるか痩せすぎる
38歳前後の女性がストレスに感けて食べ過ぎると、遺伝子の影響が強く表れます。太る体質の女性は急激に太りだし、痩せ形体質の女性は、お腹だけがでて、全体的に痩せ過ぎになります。

 

このようになると、自分自身の体形にストレスを感じ、異性に対して自信がもてなくなり結婚がさらに遠のきます。

 

 人が一人で生き抜くのは難しい
女性の集中力は男性よりも優れ、仕事を能率よくこなす能力も高いです。その反面ストレスも多くなり、イライラがつのります。女性は、そのイライラをその日のうちに吐き出すことで、心がリセットされます。

 

しかし独身の場合、不満を聞いてくれる相手がいません。したがって、その日のイライラを吐き出すことができないことで、心のリセットができません。そのことが続くことで、精神的に不安定になります。

 

なぜ、結婚した方がよいのか? という答えの一つは、経済的な不安を解消してくれたりという面もありますが、他の理由に、「女性は、その日のうちに不満を吐き出す相手が必要だからです」と私は患者さんに伝えています。

 

病気になる大きな原因に、スキンシップの不足があります。また、「将来の不安」などの精神的なことも大きく関与します。

 

38歳前後の独身の女性では「プチ鬱(うつ)」の方は想像以上に多いです。私は相談にくる方に対し、「経済的に自立できる職業につく」、または「異性に対し少し妥協し結婚をする」などの考えをもって努力する必要があるのではないかとお伝えしています。

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