川本療法:まずは、リンパ節内清掃です
アトピー性皮膚炎の症状が最初にでる箇所
アトピー性皮膚炎を発症すると、必ずと言ってもいいほど膝裏や肘、または首などリンパ節付近にトラブルが起きます。
まず、生体は侵入してきた異物や体内で発生した毒素をリンパ節内に運びます。何故なら、リンパ節内に存在している免疫細胞に処理させるからです。
アトピー性皮膚炎になる人は、細胞で発生する体内毒素が肝臓で処理しにくい毒素であることで、リンパ節で処理しようと毒素の多くがリンパ節に運びこまれてきます。
また、皮膚に炎症が起き、異物が皮膚に付着すると、ランゲルハンス細胞が皮膚に集まり、異物を捕食してリンパ節に運びこみます。
つまり、体内で発生した毒素とランゲルハンス細胞が運び込んだ異物でリンパ節はパンパンになってしまい、本来の仕事ができなくなります。
リンパ節がパンパンになると、、、
リンパ節に処理しきれないほどの体内毒素や異物が集まると、リンパ節は「もう無理」と感じ、毒素や異物を皮膚から排出していきます。
それが、いわゆるアトピー性皮膚炎の初期にリンパ節付近からトラブルが起こる理由であると私は考えます。
リンパ節がパンパンになり通常の働きができなくなると、次に第二リンパ節である扁桃腺や腎臓に毒素や異物を集めて処理することで、扁桃炎や腎盂炎を併発してしまいます。
したがって、まず最初に行うことは「リンパ節内の清掃」となります。
どういう方法でリンパ節内清掃するのか?
川本療法でリンパ節内清掃をする方法は「生体水」を飲用して頂きます。
「生体水」とは、体内に存在する水を指します。生体水は微細で密度があり安定した水です。
生体水を外から摂取するのは難しいですが、長野県にある(株)オーブス社は、独自の技術で自然水にエネルギーを与え、密度があり安定した生体水に近い水を製造しています。
体内の水は微細ですが、リンパ節内や脳内に存在する水は、さらに微細であると言われています。したがって、リンパ節内に入っていって毒素を排出するには、一般の水では不可能であるといえます。
オーブス社の「生体水」でリンパ節内清掃をすると、、、
まず、患者さんには「生体水の重要性」を理解して頂き、1日に目標2、5〜3リットルの生体水を飲用してもらいます。
そうすると、驚くほど多尿になります。ここで多尿とリンパ節内清掃の関係をまとめます。
@約3リットルの生体水を飲用すると、多尿になる
A尿の回数は多い人で1日12〜13回になる。また、多尿の期間は人によって異なる
B多尿期間が長いということは、それだけリンパ節内に毒素が多いということである
C毒素が排出されると、1日約3リットル飲用しても多尿ではなくなる
D「C」になる理由は、生体水がようやく細胞内に入っていくからである
上記したように、生体水でリンパ節内を清掃し、リンパ節の本来の働きを取りもどすことはとても重要であると私は考えています。
一般水でリンパ節内清掃は危険である
読者の方には、リンパ節内清掃は、水道水やミネラルウォーターでいいのではないかと思われる方がいると推測できます。
私の経験からですが、水道水やミネラルウォーターは粗く、リンパ節に入っていくことはできないと考えます。それどころか、水道水やミネラルウォーターを1日に3リットルも飲用すると、お腹が張り、細胞内に吸収できなかった水が下肢に溜まり浮腫みを誘発します。
したがって、水道水やミネラルウォーターでのリンパ節内清掃はお勧めできません。
水素水や高濃度ミネラルウォーターは、更に危険です。何故なら、水素やミネラル類が多く溶け込んでいる水は、粒子が粗いからです。
リンパ節内清掃は、アトピー性皮膚炎の症状緩和には必須ですが、自分勝手に行うことはおやめください。
リンパマッサージではリンパ節内清掃はできない
リンパ節内の毒素を排出するには「リンパマッサージ」が適しているのではと思う人は多いと推測できます。
しかし、真実はそうではありません。リンパマッサージをすると確かにその箇所の「水」は減ります。しかし、その不要な水は何処にいったのでしょうか?
リンパマッサージ中に、何回も尿に行ったとしたら、尿から不要な水が排出されたのかな? と、考えますが、リンパマッサージ中に何回も尿にはいきません。
それでは、マッサージによって移動した不要な水は何処にいったかというと、リンパ管を通り他のリンパ節に移動しただけであると私は考えています。
したがって、リンパ節内清掃は、リンパマッサージでは不可能であるということです。
しかし、生体水を飲用しながらリンパマッサージをして頂くとリンパ節内清掃はより効率よくなります。なぜならリンパマッサージで動かした毒素を生体水が包み込んで排出してくれるからです。
川本療法では、生体水の飲用にプラスして、丸太や簡単な器具を使い自分で行う刺激法を指導し実践して頂くことでリンパ節内清掃の効率を上げています。
アトピー性皮膚炎の方のリンパ節は、体内毒素やランゲルハンス細胞が運んできた毒素でパンパンになっています。そのことで、リンパ節本来の仕事ができていないことを認識してください。
川本療法の神髄を伝授:無料メルマガ登録
川本療法:まずは、リンパ節内清掃です 関連ページ
- 皮膚炎に対する疑問
- アトピー性皮膚炎と遺伝子の関係
- 体内から皮膚に何が出てくるのか:体内毒素編
- 体内から皮膚に何が出てくるのか:腸内毒素編
- 体内から皮膚に何が出てくるのか:化学物質編
- 肝臓にとって苦手な毒素がある
- デトックス中ではなく、デトックス失敗中である
- 皮膚表層に分布する血管と血液の摩擦により痒みが生じる
- 皮膚に出てくる「黄色い液体」は何なのか
- 皮膚の同じ箇所が痒くなる理由
- 過去にステロイドを使用した箇所が痒くなる
- 皮膚炎の人の皮膚が「ポロポロ」剥がれる理由
- アトピー性皮膚炎とリンパ節の関係
- 自律神経は、「痒いことで乱れるんや!」
- 花粉の季節とアトピー性皮膚の関係
- アトピー性皮膚炎とリウマチ・関節炎の関係
- 玄米菜食が一時的にアトピー性皮膚炎を改善させる理由
- リンパマッサージでアトピー性皮膚炎は治らない
- 乳幼児の皮膚炎の原因
- 思春期の皮膚炎の原因:男性編
- 思春期の皮膚炎の原因:女性編
- 成人の皮膚炎の原因:男性編
- 成人の皮膚炎の原因:女性編
- 老人の皮膚炎の原因:腎機能の低下編
- アトピーの意味と歴史
- 腸内生菌バランスを整える
- アレルゲンが侵入してくるルートを減らせねば
- 川本療法:乾燥した皮膚に水を増やす
- 川本療法:皮膚の水を流出させない