乗り物に酔う人の原因と対処法

 乗り物に酔う人、酔わない人
学校の遠足でバスを使用すると、決まってバスに酔う子供がいます。一方、全く酔わない子供もいます。果たしてその違いはどこにあるのでしょうか。

 

車や船に酔う原因はいくつかあります。例えば乗り物に乗っている際に、下を向いてメールや読書をしたら気分が悪くなります。これは「目から入ってくる動きの情報」と「耳の中の三半規管が感じている体の揺れの情報」にズレが生じ、それを脳がうまく調整できないことで起こります。

 

ようするに、下を向いていると目からは「現在、動いていない」という情報が脳に伝わります。一方、耳の三半規管からは「現在、揺れている」という情報が脳に伝わります。その情報の相違に脳が対応できないことで乗り物酔いが発生します。

 

それとは逆に、映画などで激しく揺れる映像などを見ると、目からは「現在、動いている」という情報が脳に伝わります。しかし実際は、からだは全く動いていないため脳が混乱して酔った感覚になります。
 乳幼児は車に酔いにくい
最近は、乳幼児を車に乗せて買い物やドライブにいく人が増えています。車に乗っている乳幼児は心地よく居眠りしたり、はしゃいだりして車を嫌がる子は少ないです。

 

ここで、疑問が湧いてきます。上述してような理由で乗り物酔いが発生するなら乳幼児も乗り物に酔うはずです。しかし、乳幼児が乗り物に酔うことはほとんどありません。

 

その理由は平衡機能の発達に関係しているからです。0〜3歳くらいまでの乳幼児は平衡機能がまだ未発達なため、乗物酔いすることはほとんどありません。ようするに、耳の三半規管からの情報が脳に伝わらないからです。

 

乗り物酔いが発症しやすい年齢は、小学生から中学生くらいまでが多く、その理由は平衡機能が発達しはじめる時期だからです。つまり、平衡機能が発達することで、耳の三半規管からの情報が脳に伝わり、上述した目からの情報との相違が発生するからです。

 

 青年期や成人になっても乗り物に酔う理由
人が成長していくと乗り物に酔いにくくなるのは、目からの情報と耳からの情報に相違があった場合でも、過去に経験した情報(記憶)から脳は混乱せずに微調節しているからです。

 

しかし、成人になっても乗り物に酔う人がいます。その原因をまとめます。

 

 @腎臓の働きの1つである、エリスロポエチンというホルモンの合成力が弱い

 

 A腎不全でエリスロポエチンが合成できなくなると極度の貧血に見舞われる

 

ここでエリスロポエチンの働きをまとめます。

 

 @エリスロポエチンの働きは、骨髄に働きかけて赤血球を増やす

 

 A「@」のことで呼吸により獲得した酸素と赤血球が結びつき、脳に多くの酸素が運ばれる

 

 3「A」の理由で乗り物に酔う頻度は低下する

 

上記したように、成人になっても乗り物に酔う理由に、脳内の酸素不足があります。そうなる原因の1つに、腎臓で作られるエリスロポエチンの合成力の低下が関係しています。

 

また、乗り物に毎回のように酔っていると、乗る前から自律神経が緊張し、呼吸が浅くなることで酔いを助長します。

 

 大人になっても乗り物に酔う人の対処法
大人が乗り物に酔う理由の1つに、腎臓で造られるエリスロポエチンが関係していることはお伝えしました。そこで、腎機能を高めエリスロポエチンを増やすことが可能であれば乗り物酔いを軽減することができます。

 

その働きがあるのは、スギナという雑草です。その特徴はスギナには珪素(ケイ素)が多く含まれることです。そしてスギナには珪素(ケイ素)と他に保有する成分との相乗効果で、癌や糖尿病・腎臓炎・腎臓結石・カリエス・肝臓病・胆のう炎などの多くの病気に効き目があるといわれています。

 

珪素(ケイ素)は、亜鉛や鉄などと同様、生命維持には必須な微量元素であり、その働きで上記した症状の他に、乗り物酔いを改善する可能性も高まります。

 

珪素(ケイ素)は日常の食事では摂取しにくい元素のため、乗り物に酔いやすい人は、スギナ茶を2〜3カ月間飲用することをお勧めします。

 

 自己指圧法で内臓機能を高める
乗り物に酔う人は、腎臓の働きが弱い可能性があることはお伝えしました。また、その他にも自律神経の緊張が強く、呼吸が上手にできていない人も乗り物に酔いやすいです。

 

川本療法の考えは、そのような人に対し自宅で自身の弱い個所のケアをする方法を教えています.。

 

自己指圧は自分の弱っている箇所を刺激することで、神経命令を活性させ血液を患部に集める作用があります。そのことで、患部に滞っている余分な体液を散らすこともでき、細胞の修復スピードが速くなると考えています。

 

また、患部に「痛すぎず気持ちよい刺激」をすることで、皮膚から脳に刺激が伝わります。その刺激が体にとって味方であると判断すると、脳は安心し自律神経が整います。

 

なお、自己指圧の必要性と、疾患別に自己指圧をする方法はこのページに詳しく述べていますので参考にして下さい。

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