難病の人ほど、高濃度サプリメントは効かない
食べるという行為は異物を食べていることである
動物は食べ物から摂取した栄養素を利用して生命維持をしています。
ここで、「食べる」というあたり前の行為を、違う側面から考えていくと、「食べる」ことは食べ物(異物)を消化し自分の中に取り込むということです。
つまり食べるという行為は、異物(食べ物)を自分の中に入れ、自分のものにしてしまうという行為です。
元気なお年寄りはステーキが好きである
時々、ステーキハウスに行くと、白髪のご夫婦がステーキに舌鼓をしています。そのように老年期になってもステーキを食べれる人は、元気な人であることが多いです。
一方、若年層でも体調を崩していると、ステーキどころではなく、お粥や豆腐など、あっさりした食材を選ぶ傾向が強いです。
その背景には、栄養価(エネルギー値)が高い食材を消化し、自分の中に取り込めるか、取り込めないかの違いがあります。
このことは新鮮な牡蠣(カキ)で食あたりする理由のページで詳しく述べているので参考にしてください。
難病とは「自分力が弱っている」状態である
長期間、病気を患っていると「自分らしさ」を失ってしまいます。つまり「自分力が低下」した状態ともいえます。
私の治療所には、全国からいわゆる難病といわれている人が来院されます。
その人たちの多くは、「多くの食材にアレルギー反応を起こす」「食欲がない」「食べても消化できていない感じがある」ということを問診で語られます。
自分力が弱ると、自分自身を守ろうとします。そのことで「エネルギー値が高い異物(食材)」を体内に入れない反応、つまり、アレルギー症状がでます。
エネルギー値が高い食材を拒むアレルギー反応が強く出ているときは、良い食材を食べても体内には取り込みにくく、仮に体内に入っても異物認定され排出されるということです。
そのことは、サプリメントでも同じです。しかし難病の方は、そのような状態にも関わらず、月の総額4〜10万円ほどする上質のサプリメントを何種類も服用していることに不思議さを感じます。
難病の人ほど、サプリメントの効果を感じれない
難病の人は、「自分力が低下」している状態ということはお伝えしました。そのような状態の人は、多くの食材にアレルギー反応を起こすこともお伝えしました。
また、新鮮でエネルギー値が高い食材に対して特に強いアレルギー反応が出ることもお伝えしました。
そのような人は、食材だけではなく、高濃度のサプリメントに対しても同じ反応をするのではないかと、私は感じています。
なぜなら、難病の人の多くが「高額サプリメントを摂っていますが、効いているかがわからない」と言ったり「サプリメント恐怖症で、服用後に胸やけや疲労感を感じる」という話をよくされるからです。
そのような意見が多い理由は上記したように、自分力が弱っていることで、高濃度サプリメントを(異物)と認定していることが推測されます。
まずは、皮膚刺激で自律神経を整える
難病の人をいきなり元気にすることはできないと私は思っています。したがって、私の治療所では、神経指圧により皮膚を刺激するというアナログ手法でまずは自律神経を整え、過敏体質を改善させることを念頭に施術をします。
また、自宅でも自己指圧を実践してもらうことで、さらに自律神経が安定し過敏体質が軽減します。
サプリメントに関しても直ぐには提案せずに、数回治療後に患者さんの体の反応を診ながら提案していきます。
なぜなら、まずは自分力を高め、体に必要な栄養素(エネルギー値が高い)を取り込めるような体に戻すことが先決であると考えるからです。
高額なサプリメントを多種服用しても、症状の改善を実感できない方は「急がば回れ」の思考を今一度、取り入れてみてはいかがでしょうか。