まずは過敏体質を改善する
「自分力が低下する」とアレルギーになる
人には生まれもって弱い箇所があります。その生まれもって弱い箇所は、頑張り過ぎたりストレスと戦ったりする影響で、さらに弱り、いわゆる病気になります。
人が体調不調になり病院に行くと、病院で「病名」を告げられることで精神的に不安定になります。また、インターネットなどで病気のことを調べると、ネガティブな情報が多過ぎることで、さらに精神は不安定になります。
人は心や体が弱ると、人に備わっている感覚器官が敏感になります。
つまり、自分が弱っているのことで、外部からの侵入物を体内に入れないために「感覚器官」を過敏にし、自分自身を過剰に守ろうとします。
例えば病気が長期化してくると、花粉や黄砂などの異物に反応したり、人の言動にも過剰に反応したりします。
そのような状態になると、いわゆるアレルギー症状がでます。その症状を引き起こすのがヒスタミン反応です。
過剰なヒスタミンがアレルギーを誘発する
ネガティブな体験や情報は脳細胞に伝わります。脳はネガティブな情報を感じとると、その情報を全身の細胞に伝えます。
脳から伝わるネガティブな情報で、全身の細胞は危機感を感じ、外部から入ってくる物質を「怖いもの」と感じるようになります。
つまり、 脳から伝わるネガティブな情報により、心や体は怖がりになります。
人の皮膚や肺、または胃などに、外部からの物質を異物か異物でないかを感知し、脳に伝えるヒスタミンという物質があります。
心や体が怖がりになると、体の各所に存在するヒスタミンの感受性が高まり過ぎます。そのことで、本来、体にとって悪さをしない物質に対しても敵と断定してしまいます。
例えば、鼻や喉の粘膜に存在するヒスタミンが過敏になることで、くしゃみや咳が連続して出たりします。そのような状態をアレルギー体質になったと表します。
ヒスタミン反応が過敏になると、過去に患った患部が再発する
自分力が低下している人の鼻に花粉が付着すると、鼻細胞に存在しているヒスタミンが過剰に反応します。
その際、鼻の花粉を除去するために大量の鼻水が出ます。この鼻水の正体は細胞修復物質の1つアミノ酸です。
また、目に傷を負うと、目は充血します。充血とは血液が集まって赤くのるのですが、充血する正体は、細胞を修復するヘモグロビンです。
このように、体には患部を修復する機能が備わっていますが、1つ問題があります。
人は体の一部に異常が生じると、その場所を修復するための行動にでます。その行動をまとめます。
@免疫力を上げ、患部を攻撃する
A患部を修復する体液(アミノ酸・ヘモグロビン)を集める
そのことで患部は修復されますが、同時に、過去に患った箇所にも免疫や体液(アミノ酸・ヘモグロビン)を集めます。
つまり、花粉などが体内に入ってきた際に、脳は過去に病気になった箇所記憶しており、そこの箇所に対し免疫力を過剰に高め攻撃します。
また。免疫の攻撃で損傷した箇所を修復する体液(アミノ酸・ヘモグロビン)も過剰に集めます。
体液(アミノ酸・ヘモグロビン)が過剰に集まり過ぎることで患部は腫れ、炎症症状を発症します。
「自分力を高めないと根本解決はない」
自分力を低下させている原因は過去のトラウマです。
人の成長過程で体験したことが「心の奥底」に忘れることができないのです。
例えば、病気の再発への恐怖や親への不信感、成長過程での失敗など多種の原因が人にはあります。
このトラウマの記憶を初期化できるか、できないかが。つまり「自分力を強めれるか、強めれないか」が病気克服のカギになります。
難病を治すには、現代人の代名詞ともいえるアレルギー疾患や慢性の風邪ひき体質を改善する。まずはこのことから、始めないといけません。
風邪ひき体質やアレルギー反応を正常化するには地道な努力がいる
川本療法を定期的にうけると、ほとんどの人が風邪をひかなくなります。また、頭痛やアレルギーの過剰反応も正常化してきます。
なぜ、そのようになるか? それは「手技」による神経指圧で個人の弱い箇所の機能を向上させるとともに、皮膚刺激で自律神経を整えるからです。
難しい病気ほど、アナログ手法が必要です。私が考えるアナログ手法とは、「手で患者さんを施術することと、自宅で患者さん自身が行う自己指圧」のことをいいます。
医薬品や高額サプリメントばかりに頼るのではなく、難病ほど地道な努力が必要と考えています。