頭痛の原因は特定されにくい

 

全国で3000万人の方が頭痛に悩まされている


私の治療所に寄せられる相談はの中で、頭痛に関する問い合わせは多くあります。

 

その内容は、「数年〜数十年にかけて頭痛を持っていますが、病院に行っても原因が分からないので困っています」との趣旨が最も多いです。

 

まず頭痛の方は、何科を受診すれば良いのかと悩みますが、とりあえず内科を受診する人が多いです。しかし内科では、血圧や血液検査をしますが頭痛の原因は特定されないことが多いです。

 

したがって、内科では頭痛の原因が分からない場合、次に脳神経外科を受診します。

 

しかし、脳神経外科に行き脳のMRIやCTなどの画像検査をしても、ほとんどの方の頭痛の原因を特定できません。

 

その結果、頭痛はあるのに原因がわからずず悩んでいる人が、全国で約3000万人もいるといわれています。

 

 

頭痛には多くの種類がある


「頭痛は病気ではない」と一昔前まではいわれていました。しかし、最近では世界的にみても頭痛を発症する人が多いことから、頭痛の診断基準である国際頭痛分類第2斑(ICHD-II)がつくられるほどです。

 

その国際頭痛分類第2斑を簡単に説明します。

 

 ・一次性頭痛:頭痛を引き起こす原因となる病気がないのに起こる頭痛

 

 ・二次性頭痛:脳の病気など何らかの病気に伴って起こる頭痛

 

上記に大別され、さらに一次性頭痛は4つの項目に、二次性頭痛は8つの項目に分類されています。

 

さらに、ここで一次性頭痛の4項目と二次性頭痛の8項目をまとめます。

 

 ・一次性頭痛:
 @片頭痛
 A緊張型頭痛
 B群発頭痛
 Cその他の一次性頭痛

 

 ・二次性頭痛:
 @頭頸部外傷
 A頭頸部血管障害
 B非血管性頭蓋内疾患
 C薬物乱用頭痛など
 D感染
 Eホメオスターシス(恒常性)の障害
 F耳鼻科、眼科、歯科、頭頸部疾患
 G精神疾患

 

 ・その他:
@神経痛および顔面痛

 

病院では、上記した国際頭痛分類第2斑を基準に頭痛の診断がおこなわれています。

 

 

一次性頭痛の原因の特定は難しい


国際頭痛分類第2斑が作られていることからみても、世界的に頭痛患者が多いことがわかります。しかし、分類はあくまで診断を下すためのものであり、そのような基準がつくられたからといって、頭痛症状が治る訳ではありません。

 

私は基準も大切だが、頭痛の原因の究明に取り組んでいくことがより大切ではないかと考えています。

 

特に一次性頭痛に分類される片頭痛や群発性頭痛についての原因は不明とされ、困っている患者は多くいます。

 

世間一般的には、頭痛の原因は次のようなことがいわれています。

 

 @血圧が高い、または低いから

 

 A貧血や立ちくらみがあるから

 

 B冷え性だから

 

 Cホルモンのバランスが悪いから

 

 Dストレスが多いから

 

 E数種の薬を飲んでいるから

 

 F食事が偏っているから

 

 G運動不足、または運動が過ぎているから

 

上記したようなこと以外にも「なで肩」だからとか「首が太いから」だとか、勝手な理由を頭痛の原因にしています。

 

例えば上記した「@〜G」は頭痛だけに関わらず、多くの病気の発症理由にも挙げられています。

 

また、「@〜G」が頭痛の原因であったとしても、体内でそれらがどのように作用して、頭痛を起こしているかを教えてくれる情報はほとんどありません。

 

 

薬は頭痛を治していない


頭痛が発症した場合は、「薬を使ってでも痛みを止めるべきである」と私は考えています。

 

しかし薬は、痛みの感覚を麻痺させるものが多く、薬の作用が切れると再発するケースが多いです。

 

しかし、頭痛の原因が特定されないので、多くの人は頭痛を繰り返します。

 

私は長い治療経験から、私なりの頭痛の原因をみつけ、患者さんにお伝えしています。そのことをこのサイトで述べていくことで、一人でも多くの患者さんの助けになればと考えています。

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