「我が道をいく人」が元気な理由
現代に生きる人は、情報に左右されている
現代は情報化時代です。多くの情報から良い情報を選別できるという利点もありますが、情報の影響で自分自身の考えに迷いが生じることがあります。
例えば栄養学1つをみても、「玄米菜食がいい」「糖質制限がいい」「ローフードがいい」「肉は体を酸性にするから駄目だ」などの情報が錯綜しています。
そのことで、病気を患っている人は、「いったい、何を食べたらよいのか?」と悩みます。つまり、情報が多過ぎることで混乱してしまいます。
またゴルフや株式など、どの分野をみても情報が溢れていることで、自分の考えに迷いが生じます。
指導者は、なぜ元気なのか
人は自分自身の「固有の信号(個性)」を持っています。その信号は、精子と卵子が結合(受精)した際に発せられる生きるための信号ともいえます。
固有の信号は、両親の遺伝情報の影響もうけますが、両親の持つ信号とは「似て非なるものである」と私は認識しています。
上述したように「固有の信号」は、自分自身の信号です。その信号が正常であると健康は維持できます。逆に、信号が乱れると健康維持ができなくなります。
しかし、人が成長し社会生活を送るということは、固有の信号が乱されることばかりです。
しかし世の中には、確固たる信念を持ち、他の情報に惑わされることなく邁進している人がいます。いわゆる「我が道をいく人」です。
ここでいう「我が道をいく人」の定義は、個人主義で自分勝手な行動をとっている人という意味ではなく、きちんとした社会性を持ったうえで尚且つ「我が道をいく人」のことを指します。
ここで、「我が道をいく」タイプの栄養指導者を数人紹介します。
@青汁(あおじる)だけで生活している若杉さんは、動物性タンパク質などは一切摂らず元気で過ごしている
A崇高クリニックの荒木先生夫妻は、タンパク質・必須脂肪酸を中心とした食事で、30年以上糖質を摂らず、尚且つ野菜もほとんど摂らないで80歳を超えても元気でいる
Bナチュラル・ハイ・ジーン(生食)の松田氏の食事内容は、果物や野菜やナッツを中心に「生」で食し、タンパク質や炭水化物は食べずに元気でいる
上記した三方の食事法は、一般栄養学で教えられている、5大栄養素(アミノ酸・脂肪酸・炭水化物・ビタミン・ミネラル)をバランスよく摂るという理屈からは程遠い食生活をしています。
一般常識からすると、そのような食事で健康が維持できていることに驚きを隠せません。
しかし、不思議なことに皆さん元気です。その理由は、三方の共通点を探すことで解明できます。それをまとめます。
@三方とも自身の栄養療法に対し、確固たる理屈と信念をもっている
A「@」のことで、周りから何を言われようと、どのように思われようと自身の持論にブレが生じない
上記したように、三方は、いわゆる「我が道をいく人」です。そのようなタイプの人は、自身がおこなっていることに絶対的な自信と信念を持ち合わせていることで、外部からの指摘には影響されることはありません。
つまり、三方の固有信号は強く、簡単には乱れないということです。しかし、そこに至るまでは思考錯誤を重ね、外部の情報に影響を受けながら悩んだ時期もあったと推測されます。
自身の信号が乱されやすい人は病気になる
人の意見やマスコミの情報に影響されやすいタイプの人は、自身の固有信号も乱されやすいです。外部の影響で固有の信号が乱れると生命力は低下します。
つまり、固有信号が乱れると、その影響は人体の精妙な働きに狂いを生じさせます。そのことで、多種の病気を発症します。
現代はまさに情報化時代です。そのことで自身の信念(固有信号)がいとも簡単に崩されることが多くあります。そのことで多くの人が病気を発症します。
そのようにならないためには、多くの経験を積みながら確固たる「自分を形成」していく必要があります。
人が病気になった際に、病院に行きます。病院は症状に対し何らかの手当てをしてくれます。そのことも必要なことですが、病気になった原因が問題なのです。
病気の原因は人によってさまざまですが、上述してきたように人間関係や情報過多により、固有の信号力が乱されることで病気を発症するケースが増えています。
その証拠に、病院の検査では悪い個所がないのに、健康状態がおもわしくない方が急増しています。
病気の発症理由の1つに固有の信号が乱れ、その信号を修復できないことがあることを認識してください。