日本人の離乳食は何が良いのか

  日本では日本の常識にとらわれる
日本に住んでいると「日本での常識」というものに影響を受けます。

 

例えば0歳児の予防摂取の種類は諸外国に比べ多く、0歳児にこんなに多くの注射が必要かと疑問を持ちますが、それを拒否すると周りから白い目で見られることで受診します。

 

学校給食のメニューでも、ラーメンと餃子それにパンが出されることがあります。ラーメンやパンは炭水化物であり、餃子の皮も大量の小麦粉(炭水化物)です。

 

学校給食のメニューは、政府が養成した栄養士が考えます。その給食のメニューに、炭水化物ばかりの食材が3つもだされることに不思議さを感じます。

 

また昨今、子宮頸がんワクチンによる副作用が問題になっています。このワクチンを強く推奨したのは「国」です。多額の広告費を使い、子宮頸がんの怖さをあおりワクチン注射を半ば強制的に勧めてきました。

 

しかし現在では、そのワクチンでは子宮頸がんの予防につながらないことが判明しました。またワクチン注射による副作用が疑われてるのに、国はその注射を推奨し続けたことで多くの子供がワクチンの副作用で苦しんでいます。

 

ここで考えてほしいことは政府が提示していることが全て正しいのかということです。

 

このことは、離乳食でも同じことがいえます。母親は政府のガイドラインを参考に離乳時期を勉強します。また、政府の養成機関で勉強した栄養士が離乳食の献立を紹介しています。

 

新人のお母さんは、それを元に離乳時期を決め離乳食を作ります。その情報が果たして正しいのでしょうか。

 

 日本人は農耕民族である
お決まりのキャッチフレーズに「日本人は農耕民族である」という言葉があります。はたして、そうなのでしょうか?

 

例えばイスラム教徒は、豚肉を食べることが禁じられています。また、お坊さんの世界では殺生してはいけないと教えられています。

 

このように、「食べ物」については背景に国や宗教の思想が影響しています。

 

日本でも、そのような食事思想が根付いています。それをまとめてみます。

 

 @日本人は農耕民族である

 

 A日本人の主食は米である

 

 B日本人は欧米人より腸が長いので肉食には適さない

 

 C風邪をひいたらお粥やうどんを食べる

 

 D脂をとると血管が詰まる

 

上記したような食事思想が根付いています。

 

このことは、ずいぶん昔からのいわれが現代にまで影響を促しています。

 

例えば日本では、天武天皇の治世(675年)に最初の肉食禁止の勅令が公布されています。その内容は、「イノシシやシカは食しても良いが農耕に必要な牛や馬は食べてはいけない。また鶏は神の遣いなので食べてはいけない」ということが主旨だったそうです。

 

その後、「四足禁止令」は長年にわたり何度も発令されました。その背景には人口増加に伴い、本来の主食であるタンパク質が不足してきたことも四足禁止の背景にあるように思います。

 

その影響でいつしか肉は体に悪い、ウサギを食べると「三つ口(みつくち)」になるなどのタンパク質が体に悪いという思想が日本国民に浸透しました。

 

一方、「1粒のお米には7人の神様が宿る」など穀物を重んじる話しは多くあります。その影響で米や麺類を中心とした「一般人の日本食文化」ができたのではないかと推測されます。

 

なぜ、「一般人の日本食文化」と上記で表現したかというと、懐石料理をみればその理由は分かります。

 

懐石料理は、上流階級の食事内容に近い食べ方の見本です。まず、お造りや野菜がでてメインの魚か肉がでてきます。そして最後に少量の炭水化物と果物が出てきます。

 

懐石料理をみれば「主食が炭水化物でない」ことがわかります。一方、一般の家では、お米が主食であり「おかずとご飯は交互に食べなさい」としつけられます。

 

このように、食事方法は思想が大きく反映されます。

 

天武天皇から続く教えが浸透し、現在でも「肉や脂は消化に悪い」と思い、したがって農耕民族である日本人は「米や麺が体に適している」と思いこむことで、知らぬ間に炭水化物が中心の食事になっています。

 

 農耕が始まったのは約5500年前である
日本人は農耕民族であるという洗脳から「主食はコメで、肉は日本人の体質に合わない」と教えられてきました。しかし冷静に考えると農耕が始まった5500年前に突如、日本人が誕生したのではありません。

 

農耕が始まる遥か昔から日本人は生きていました。そのことから考えると日本人も、農耕が始まるまでは狩猟を中心にした食事であったことは間違いありません。

 

したがって、日本人だけが肉に適さず、穀物の消化に長けた固有の内臓を持っているということは考えられません。

 

また、農耕が始まったのは日本より西洋のほうが早く、約10000年前には農耕をしていたことがわかっています。

 

人類の歴史(約200万年前)から考えると、農耕が始まったのはつい最近ということになります。したがって、日本人が農耕民族であることは訂正されないといけないと私は考えています。

 

 日本人と欧米人の内臓は大きく変わらない
日本人は農耕民族であるために、肉や油の消化が苦手と思い込んでいます。しかし解剖学的にみても、日本人と欧米人の内臓の構造には大きな差異はありません。

 

日本人の食事は穀物中心で肉や油の摂取は少ないです。そのために、肉や油を分解するための(すい臓から分泌される)酵素、プロテアーゼの質が低下します。

 

タンパク質や脂質を避け続けると、それらを分解するプロテアーゼの質・量が弱ります。そのことでさらにタンパク質や脂質を摂取する機会が減ります。

 

そうなると膵臓はプロテアーゼを造る機会が減ってしまうことで、さらにプロテアーゼの製造能力が低下します。

 

私は多くの食事法を経験して、上記したことを実感しました。その一例を紹介します。

 

約10年前に玄米菜食を2年間ほど厳格におこなっているときのことです。知り合いの医師にステーキを食べに連れて行って頂きました。

 

約2年ほど、動物性たんぱく質を食べていなかったので、食後に猛烈な腹痛と膨満感にみまわれました。その際に、やはり肉は体には害であると私は思い込み、さらに厳格に玄米菜食を進めました。

 

一緒に玄米菜食を中心に食事を行っている人も、口を揃えて「肉を食べると消化がしない」と嘆いていました。

 

一般の人が肉を平気で食べているのに、肉を長期間食べない玄米菜食主義者たちは、肉を食べた際になぜ消化不良を起こし下痢をするのでしょうか? この疑問に対し玄米菜食主義たちは「肉が悪い」と思い込んでいます。

 

しかし実際は、肉を長期間食べないことでプロテアーゼを多く造る機会が減ることが原因と考えられます。

 

ようするに胃や膵臓はプロテアーゼを造る作業は休止状態になっています。そこに急に動物性のタンパク質が入ってきても、それらを消化できないことで腹痛や膨満感になります。

 

上記したことで、日本人はタンパク質や脂質を控えます。その結果、胃や膵臓はプロテアーゼの合成量を減らします。ようするに、タンパク質や脂質を減らせば減らすほど、プロテアーゼの質・量は低下し、さらに肉が苦手になります。

 

 タンパク質・脂肪を食べるとプロテアーゼは作りだされる
人類が誕生したのは約250万年前といわれています。そして日本で農耕が始まったのは約5500年前です。したがって、農耕が始まるまでの食事は狩猟によるタンパク質や脂肪です。

 

ようするに、穀物を食べる歴史より、タンパク質・脂肪を食べてきた歴史の方が遥かに長いです。したがって、タンパク質・脂肪を中心とした食事にすることが本来の食事といえます。

 

そして、タンパク質・脂肪を摂らないことで休眠していたすい臓は、プロテアーゼを作り始めます。なぜなら、何万年もの間、タンパク質・脂肪を食べてそれらを分解してきたからです。

 

日本人が肉や脂肪が苦手と感じるのは、国の思想により肉や脂肪を食べない生活が続いたことですい臓の機能が低下したことが推測されます。

 

前述の通り、日本人と欧米人、または先住民の内臓には大きな差異はありません

 

そのことから考えると、日本人の離乳食も特別な物をチョイスする必要がないことがわかります。

 

母乳は脂肪分をたくさん含んでいます。ようするに赤ちゃんの内臓は脂肪を分解するのが得意ということです。

 

したがって、離乳食も脂肪を中心とした食材を選ぶことが良いと考えるのが自然です。

 

それでは「人の離乳食は何が良いのか」はここに詳しく述べているので参考にして下さい。

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