古代人の離乳食は何を食べていたのか

 農耕が始まる前の食を考える
約250万年前に人類が誕生したといわれています。そして、日本では約5500年前に農耕が始まったといわれています。

 

それでは約250万年に人類が誕生して、農耕が始まるまでの間、人類は何を食してきたのでしょう。

 

当然ながら、農耕が始まっていないので穀物や野菜はありません。野草はありますが灰汁(あく)が強く、主食として食べることはできません。

 

そのことから考えても、古代人の主食は魚や獣または爬虫類などを中心に食べ、時には木の実を食べていたといわれています。

 

そのことは、人の歯をみれば分かります。人の歯は肉類などを噛みちぎるための犬歯と木の実などを砕く臼歯があります。

 

 農耕が始まる前の離乳食を考える
特に私が気になるのは、人類が誕生して農耕が始まるまでの間に生きた赤ちゃんの離乳食です。穀物などが栽培されていない時代に何を食べていたのかと疑問に思います。

 

人は肉食獣に比べて狩りは下手です。また、木になる実を取るのは猿やリスなどに劣ります。そのように狩りの下手な人間はどのような食事をして今日まで生き延びてきたのでしょう。

 

その手がかりをウエストン・A・プライス著の「食生活と身体の退化」から抜粋して紹介します。

 

先住民の離乳食は住む場所によって異なります。例えばアラスカにいるイヌイットの食事は、魚介類やアザラシ、またはトナカイが中心です。時々ネズミが集めて巣に隠している木の実を食べますが、野菜や果物は生息していないのでほとんど口にしません。

 

ここでイヌイットの離乳食をまとめます。

 

 @サケやマスなどの魚卵、多く捕れた場合は乾燥して保存して与えていた

 

 Aアザラシの肉や油、特に油は離乳食にふんだんに使っていた

 

 Bトナカイの内臓

 

上記したようにイヌイットの食事は動物です。その動物から大量の脂肪やミネラルを得ていました。特に子供にはそれらをふんだんに与えています。

 

次にロッキー山脈に住むアメリカ先住民の食事についてです。

 

1年のうち9ヶ月は寒さのために、トナカイや野ネズミを中心とした野生動物ぐらいしか食べるものが限られています。植物は夏の3カ月の間だけ食べていたようですが、灰汁(アク)が強く多くを食べることはできません。

 

ここでロッキー山脈に住む先住民の離乳食をまとめます。

 

 @トナカイや野ネズミの胃壁や腸壁などを含めた内臓

 

 A動物の骨にある「骨髄(こつずい)」

 

上記したように、動物の肉ではなく内臓を食べる理由は、内臓は肉より消化が良いことと、脂溶性のビタミンやミネラルが大量に存在するからです。

 

さらにこの先住民は、動物の肉や内臓を食べた後の骨を細かく砕き、その中に含まれる「髄(ずい)」を新生児に食べさせていました。骨髄には内臓にも含まれていない重要な栄養素があるからです。

 

上述してきたように、先住民の食べ物は住む場所によってかわります。海が近いと貝類や甲殻類、または魚類を食し、内陸部や山間部では野生動物を主になります。

 

文明と遮断された多種の先住民を調べたウエストン・A・プライスは、「先住民の食生活で共通しているのは、動物性タンパク質や脂質を中心とした食事であった」と結論づけています。

 

特に「離乳食は、植物や果物は与えておらず、動物の内臓や骨髄、魚介類の卵などを中心に、栄養価が高く消化の良い部位を優先的に与えていたことに興味を持った」とも述べています。

 

ようするに先住民は、人間の消化器官にとって最も消化しやすくく、栄養価の高い部位が内臓や骨髄、または魚卵であることを本能的に知っていたことに驚かされます。

 

 離乳食に内臓を食べていたことは信じがたい
食事法は国によって考え方が違います。例えば、日本人は農耕民族なので、主食はコメであると教えられています。また、イスラム教徒は豚を食べてはいけないと教えられ、仏教では殺生してはいけないと教えられます。

 

ようするに食事法は「思想」によって決められていることが多いです。

 

日本人からすれば、先住民が離乳時期の子供に動物の内臓や魚卵、または骨髄を食べさせていたことは信じがたいと思います。

 

そのことが信じられないのは、日本人が農耕民族であり、主食は米であると洗脳されているからです。

 

しかし良く考えると、先住民が生き抜いた時期は農業はしていません。したがって離乳食は穀物ではありません。そのことから考えると、「日本人の祖先は農耕が始まるまでは何を食べていたのか?」 と考えらされます。

 

人類が誕生したのは約250万年前ともいわれています。日本に農耕が始まったのは約5500年前です。それでは、農耕の始まるまでの249万年間は何を食べていたのかは推測がつきます。

 

それは、上述したイヌイットやアメリカ先住民同様に動物や魚介類です。

 

日本人は農耕民族であるという洗脳から主食はコメで、肉は日本人の体質に合わないと教えられてきました。しかし冷静に考えると農耕が始まった5500年前に突如、日本人が誕生したのではありません。

 

農耕が始まる遥か昔から日本人は生きていました。そのことから考えると日本人は農耕民族ではないことが分かります。

 

ようするに先住民は、食事を「思想」で選んでいません。先住民は自らが生き延び、そして子孫を残していくためには何を食べるべきかを、本能的に感じとって食べていたのです。

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