「すぐにお腹がすく人」の対処法

低血糖が空腹感を招く
私は治療をする際に、人の体型を大きく2つに分けて考えます。1つは痩せ型、もう1つは太る型となります。

 

痩せ型は食事を多く食べているのに、すぐに空腹感を感じます。一方、太るタイプは食べなくても空腹感を感じることは少ないです。

 

ここで、痩せ型ですぐに空腹感を感じる人の食事法をまとめます。

 

 @炭水化物を減らしタンパク質や脂質、野菜を中心とした食事内容に変える

 

 A特に空腹時の炭水化物は避ける(低血糖を防ぐため)

 

 B「鶏がら」を購入し、鶏がらスープを作り積極的に飲む(脂質の摂取)

 

 C卵を避けないで積極的に食べる

 

 Dアボガドを積極的に食べ、他の果物は少量にとどめる

 

 E豆腐を活用する。例えば、カレーを食べる時はルーを豆腐にかける

 

 Fチョコレートなどの菓子類は天然の糖質ゼロ甘味料(エリスリトールやマルチトール)を使ったものを選ぶ

 

 G間食には、素焼きのナッツ類やチーズ、スルメなどをたべる

 

 H寒天にエリスリトール(天然の糖質ゼロ甘味料)を少量入れ作り置きし、空腹時におやつ代わりに食べる

 

上記した食事内容にすることで低血糖症状を減らすことができます。また、どうしても炭水化物を止められない方には、「芽ぐみ米(特殊精米によりGI値が低いお米)」を勧める場合があります。

 

また、「F」記した糖質ゼロの甘味料ですが、人工的に作られた糖質ゼロ甘味料(アセスルファムK・スクラロースなど)があります。それらを多く摂り過ぎると腎臓に負担がかかるので注意してください。

 

 鶏の胸肉は痩せ型の方にお勧めです
痩せ型で消化力の弱い方に、私がお勧めしている胸肉を使った料理があります。そのレシピをまとめます。

 

 @1,5リットルの水を鍋に入れ、塩・コショウ・コンソメなどでスープを作る。

 

 A水が沸騰したら弱火にして胸肉を2枚入れる

 

 B弱火で5分間炊く (注)長く炊き過ぎないこと

 

 C火を止めて、鍋に蓋をして3〜4時間蒸らす

 

上記した調理により胸肉のハムができます。栄養価が高く、冷えてもおいしいのでお弁当にも最適です。また、スープも飲むことができます。

 

余った胸肉はスープと一緒にジッブロックに入れ冷蔵庫で保管できます。

 

上記した方法で鶏の胸肉や豚ブロックも調理可能です。食べやすいタンパク質のレシピを研究して積極的に取り入れてください。

 

 1日何食が理想なのか
食事法について話していくと、患者さんから「1日に何回食べるのがよいのか」という質問が出てきます。そこで私は、「1日に何食食べれば良いのかは体型や症状にもよります」とお答えしています。

 

ここで、痩せ型ですぐにお腹がすくタイプの食事回数についてまとめます。

 

 @完全に空腹になってしまうと極度の疲労感に見舞われるために、空腹になる前に炭水化物以外の食材を食べる

 

 A「@」の理由から、早めの昼食(11時頃)をとる、また夕方(17時頃)に軽く食べる

 

 B寝る前に空腹になると熟睡できなくなるので、炭水化物や菓子類以外の物を軽く食べる

 

一般的に痩せ型タイプは一度に食べる量は少ないです。一度に食べる量が少ないことで体を養う栄養素が少なくなります。

 

太れるタイプのように、1回の食事で体を養う量を確保できるならば1日に1食でもかまいません。しかし、痩せ型はそのようにはいかないことが多いです。

 

痩せ型は一食で食べる量が少ない分、食べる回数を増やすことで栄養素を確保せざる得ない体質の人が多いです。したがって、1日の食事回数は5〜6回ほどに分けて食べることをお勧めする場合があります。

 

ここで注意してほしいことは、空腹時に決してパンやお菓子などの糖質を安易に食べないということです

 

 甲田式の少食療法も間違ってはいない
痩せ型タイプの食事に、もう1つの考え方があります。それをまとめます。

 

 @食べ過ぎることで胃や膵臓に負担がかかるので、消化器管を休めるために少食にする

 

 A空腹に耐え、体が心底から食事を欲した時のみ食べる

 

上記のように、甲田先生は少食療法を唱え一定の効果を挙げられました。ようするに、痩せ型の人は消化器が弱いのに、食べ過ぎることで消化器は疲弊してしまいます。そのことで今度は吸収力が落ちてしまいます。

 

そのことから甲田先生は、少食にすることで消化器を休ませて消化力が上がり、吸収力が高まると考えました。

 

確かに現代人は食べ過ぎの傾向にあるので、甲田先生の理論に反対ではありません。

 

 低血糖症状がある人は甲田式に耐えられない
私は多くの痩せ型タイプの患者さんを診てきた経験から、甲田先生が推奨する「空腹に耐え、少食で生きる」方法を実践し、継続できる人は少ないです。

 

なぜなら、痩せ過ぎタイプの人は空腹時に血糖値が下がり、エネルギー不足に陥るからです。

 

そこで私は、痩せ型でも「低血糖症を発症していないタイプ」の人にはタンパク質・脂質を中心とした少食療法を勧める場合があります。

 

一方、痩せ型でも低血糖症を発症している人には、上述した1日5〜6回の食事頻度を多くする方法を勧めます

 

ようするに、同じ痩せ型にもタイプに違いがあるのです。

 

 体の機能が回復するまでは食事療法が必要である
人は過度の緊張状態や糖質を摂取した際に、血液中の糖の量が急激に増えます。体は、急上昇した血糖を下げようとしますが、急激に血糖が下がり過ぎることで手の震えや思考力の低下、または虚脱感に見舞われます。

 

健康な人は低血糖症状が出にくいです。その理由は、低血糖になる前に肝臓でグリコーゲンを分解して糖質を生産します。また、副腎ホルモンや甲状腺ホルモン、またはグルカゴンホルモンを分泌し低下した血糖を上昇させる働きが強いからです。

 

しかし、痩せ型タイプはそれらの働きが弱いことで低下した血糖を上昇させる働きが弱いのです。したがって、それらの機能を回復させるためには、治療や自己指圧が必要です。また治療と並行して血糖値を急激に上昇させない
食事法も実践する必要があります。

 

食事療法だけで病気を治すことはできないと私は思っています。しかし、体に負担をかけている食事を減らさないと病気はさらに悪化します。今現在の体調不良の原因を知り、その病気を助長するような食事は控えるべきです。

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