「すぐにお腹がすく人」のメカニズム

 痩せ型はすぐに空腹感にみまわれる
痩せ型の人は頻繁に食事を取らないと疲労感で耐えれないのに対し、太れる型は朝食を食べない人が多く、また多忙で昼食を抜いても平気です。

 

簡単に体型で分類すると、頻繁に食べないと駄目な体型は「痩せ型」、空腹でも耐えれるのは「太れる型」となります。

 

果たして何が違うのでしょうか?

 

痩せ型は消化力が弱いことで、多くの食事を食べても体に必要な栄養素に効率よく変換できません。また、皮下に脂肪を溜める貯蔵庫も少ないです。

 

一方、太れるタイプは消化力・吸収力が強いので食事から栄養素を効率よく獲得します。そして運ばれてきた栄養を脂肪という形に変え、皮下に備蓄する能力にたけています。

 

 痩せ型は脂肪が付きにくい
痩せ型は消化力がないことで、タンパク質や脂肪の分解が苦手と思い込んでいます。したがって炭水化物に手が伸びます。炭水化物は糖質に変化しエネルギー源になりますが、体に多くは備蓄することは出来ません。

 

例えば、100メートルの選手は筋肉の糖(グリコーゲン)を燃やし速く走ることができます。しかし、糖をエネルギーとして使うと乳酸などの疲労物質が多く発生してすぐに疲労します。

 

一方、マラソン選手は42キロ以上走りきった後でも手を振りながら陸上トラックをウイニングランしている光景を目にします。

 

100メートルで倒れこむ短距離選手、42キロを走っても大丈夫なマラソン選手の違いは「糖を利用しているか、脂肪を利用しているか」の差にあります。

 

脂肪は1kgで9000kcalのエネルギーを生みます。例えば、体重50kgの人で体脂肪率が10%であるなら5kgの脂肪を保有していることになります。

 

そこから計算すると、5kg×9000kcalで45000kcalのエネルギーが生産することができます。

 

過酷といわれているトライアスロンの競技でさえ、約7000〜9000kcalの消費量です。したがって、上記した45000kcalの脂肪を燃やせば、トライアスロンを約5回完走できる計算になります。

 

一方糖質は、1kgで4000kcalのエネルギーを生みます。しかし、成人男性が体に貯蔵できるグリコーゲン量は、肝臓に100g、筋肉に300g程度でしか備蓄できません。これをエネルギー量に換算すると約1600 kcalにしかなりません。

 

上記したように、体に多く備蓄され多くのエネルギーを生み、さらに乳酸などの疲労物質が出にくい脂肪を使うことが理想です。

 

 太れるタイプは脂肪を使うのが得意である
太れるタイプは消化・分解力が強いことで、食べた食事を脂肪として体に多く備蓄できる能力が高いです。したがって、食事を抜いたとしても備蓄した脂肪を分解しエネルギーとして使えるために空腹感があってもそれほど疲労感を感じることはありません。

 

一方、痩せ型タイプは炭水化物(糖質)を好んで食べます。上記したように糖は筋肉や肝臓に少量蓄えているだけです。また糖から生みだされるエネルギーも脂肪ほど多くはありません。

 

したがって、糖はすぐに枯渇してしまいます。そのことで脳はエネルギーが不足していることを、「空腹感を感じさせること」で食事を促します。

 

 空腹とは血糖値が下がった時に強く感じる
上述してきたように、痩せ型タイプの食事は炭水化物が中心に構成されています。

 

そこで、糖質を摂ると血糖値が急上昇し、約2時間後に血糖値が逆に下がり過ぎて「低血糖」になります。人は低血糖に陥った際にお腹がすいたと感じます。そのことで、また炭水化物や甘い物を食べてしまいます。

 

ここで痩せ型タイプの食事パターンをまとめます。

 

 @朝食にパンなどの炭水化物が多いことで、10時過ぎに低血糖による空腹感を感じ甘い物を食べる

 

 A昼食でもパスタなどを食べることで16時ごろに低血糖から空腹感を感じ甘い物を食べる

 

 B夕食でも炭水化物が中心の食事のために寝る前に低血糖を感じお菓子類やアイスクリームを食す

 

 C寝る前に食べた糖質により起床時は低血糖に陥っており、朝食に糖質が欲しくなる 

 

上記したように1日に何回も低血糖になり、そのことで空腹感を感じます。また炭水化物(糖質)を食べ過ぎることで膵臓が疲弊し、さらにタンパク質や脂質の消化力が落ちます。

 

 空腹時に炭水化物は食べない
空腹感を感じるのは、胃がからっぽになったときではなく、血糖値が低下したときです。ようするに、炭水化物を食べることで高血糖状態になり、その血糖値が低下する際に空腹感を感じます。

 

したがって、すぐお腹がすく人は、炭水化物中心の食事をしている場合が多いです。

 

しかし、太れるタイプは同じように炭水化物を食べても空腹感を感じることはありません。その理由は肝臓がグリコーゲンを分解して糖を作り出す能力が強く、低血糖に陥る前にホルモンの作用でそれを防ぐ能力も高いことがあります。

 

痩せ型タイプは残念なことに、それらの能力が低いので低血糖に陥り空腹感を感じます。

 

それを防ぐためには、空腹時に炭水化物を食べないことから始めます。参考になる食べ方は日本料理の懐石料理です。懐石料理は多種な「おかず」が出てきます。そして最後に少量の穀物や麺類がでてきます。

 

そのことを参考に自宅でもいわゆる「おかず」から食べてください。炭水化物はできれば食べなくても良いのですが、どうしても止められない場合は少量を食べて下さい。

 

空腹とは胃の中が「からっぽ」になったことで感じるのではなく、「炭水化物や菓子類を食べた後に、低血糖状態に陥ることで空腹を感じる」ということを認識してください。 

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