肝臓はホルモンの材料を造ることで疲弊する

 現代人は多くのストレスと戦っている
現代はストレス社会です。ストレスに対応していくために最も必要な物質は「ホルモン」です。ホルモンは副腎や卵巣、または甲状腺などの内分泌器官で合成されます。

 

特に副腎で合成するホルモンは対ストレスホルモンと呼ばれ、現代を生きる人にとっては必要不可欠な物質です。

 

副腎ホルモンは字のごとく、副腎で合成されるホルモンですが副腎がホルモンを合成するにはホルモンの材料が必要です。

 

副腎ホルモンの材料は? と聞かれると答えに悩む人が多いと思います。その答えは肝臓が合成するコレステロールです。私たちの体内で利用されるコレステロールのうち、その約75%は肝臓で造られています。

 

コレステロールといえば、そのほとんどは食物から摂取していると思われがちでが、実際は食品から作られるコレステロールはわずか25%程度です。

 

 コレステロールは人が生きるためには必要不可欠です
コレステロールはホルモンの材料として使われる以外に、体の重要な働きをするために使われています。それをまとめます。

 

 @コレステロールは脳の栄養であるために、脳に一番多く存在する

 

 Aコレステロールは約10万キロにぼ及ぶ、血管の弾力性を維持するための材料である

 

 Bコレステロールは細胞膜60兆個の「膜」の材料である

 

 Cコレステロールは総長130万キロにも及ぶ神経の「鞘(さや)」の材料である

 

 Dコレステロールは胆汁の材料で、体に必要な脂肪酸の吸収力を高める

 

上記したように、人はコレステロール無しでは健康を保つことはできません。

 

 現代人はコレステロールを多く必要とする
現代人の仕事は、体を動かすより脳を多く使います。そのために、脳の栄養であるコレステロールの必要量は増えます。さらに現代人は、ストレスに対応するために副腎ホルモンが必要です。そのためにより多くのコレステロールを必要とします。

 

上記した理由で、肝臓は日々、コレステロール合成に追われます。体に必要不可欠なコレステロールを合成し続ける肝臓はやがて疲弊します。

 

上述したようにコレステロールの75%は肝臓自身が合成し、残り25%は食品から合成されます。したがって、コレステロールを豊富に含む食材を摂取することでコレステロールの合成量は増加します。
肝臓は食材から25%ほどコレステロールを合成することはお伝えしました。ここで肝臓が効率よくコレステロールを造ることができる栄養素をまとめます。

 

 @コレステロールの合成に一番効率の良い栄養素は脂質である

 

 A脂質の次に、効率が良い栄養素はタンパク質である

 

 B糖質(炭水化物)からのコレステロールの合成は肝臓に負担をかけさらに、効率が悪い

 

コレステロールは人の生命維持に不可欠です。したがって、肝臓はどの栄養素からもコレステロールを合成します。しかし、糖質(炭水化物)を利用した場合、肝臓はその作業にかなりのエネルギーを使います。さらに、糖質(炭水化物)からできるコレステロールの質は低下します。

 

しかし、日本の食事教育は、卵や動物の内臓など、コレステロールの合成に必要な食材を食べないように指導します。そのことで、食事からのコレステロール合成量は少なくなります。

 

 血液中のコレステロール数値が高いということは肝臓が疲弊している証拠である
脳を多く使い、ストレスと戦って生活している現代人は、それらに対応するホルモンの材料であるコレステロールの合成を肝臓に強要します。

 

「コレステロールを造りなさい」と脳から支持された肝臓は、真摯にコレステロールを造ります。しかし、毎日休みなく製造し続けることで肝臓のコレステロールを合成力は低下します。

 

肝臓自身で75%造るコレステロールの質が低下し、さらにコレステロール合成のために必要な食材を摂らないことで、コレステロールの質は低下します。

 

脳細胞や副腎などは、質の低下したコレステロールの受け取りを拒否します。受け取りを拒否されたコレステロールは行き場を失い血液中に余ってきます。これがいわゆる、血液中のコレステロール値が高い状態です。

 

つまり、血液中コレステロール値が高い状態は、細胞内は低コレステロール状態ということです。

 

質の良いコレステロールが脳細胞に届かないことで、脳は肝臓に対して「コレステロールを再合成しなさい」と命令を出します。その命令を受けた肝臓は、頑張ってコレステロールを造りますが、すでに疲弊している状態で追加分泌されるコレステロールの質はさらに悪くなります。

 

それに追い打ちをかけて、医師からは血中コレステロールが高いので、卵や肉類を食べないようにとの指導されます。そのことで、肝臓にはコレステロール合成に必要な食材は届かず、質はさらに低下します。

 

医師から卵や肉類を控えるように指示されているため、食事の中心は炭水化物(糖質)になります。上述したように炭水化物(糖質)からコレステロールを合成すると、肝臓は多くのエネルギーが必要になり、さらに疲弊します。

 

 生き方を変えるのか、考え方をかえるのか
現代人は多くのストレスと戦っています。そのことで肝臓は、ホルモンの材料であるコレステロールの合成に日々追われています。

 

そのことを悟ったかのように生活している人がお坊さんです。お坊さんは五欲煩悩(ごよくぼんのう)を捨て、穏便な暮らしを心がけています。ようするに、無駄なホルモンを製造しなくてもよい生き方を選択しています。その生き方は現代人とは真逆な生き方です。

 

多くの人はお坊さんのような生き方はできません。したがって、ストレスと戦って生活していかねばなりません。そのためには副腎ホルモンが必要になります。

 

副腎ホルモンの材料は肝臓が造るコレステロールです。つまり肝臓が造るコレステロールの質・量が低下したら副腎ホルモンの質・量も低下しストレスと戦っていけなくなります。

 

ここで、「コレステロールは体にとって悪い物である」という考え方を変え、現代人にはコレステロールは不可欠であると認識してください。

 

そのためには肝臓を疲弊させない生活習慣を心がけることと、コレステロールの材料になる脂質やタンパク質をしっかり食べるという思考への変換が必要です。

 

また、コレステロールの必要性は、「ホルモンが関係する病気」の欄に詳しく述べていますので参考にして下さい。

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