体内で発生する活性酸素が肝臓を疲弊させる

 体内はある条件で、活性酸素が発生する
人が生きていく上で避けて通れないのは、体内で発生する副産物(毒素)の発生です。車を動かすと排気ガスが出るように、人が思考したり動いたりしたときも毒素(活性酸素)が出ます。

 

ここで、活性酸素が発生する条件をまとめます

 

 @激しい運動をしたり紫外線を長時間浴びたりしたとき

 

 Aレントゲン・CT・MRIや造影剤などの検査をしたとき

 

 B血管に対し急激に血液が流れ込んだとき

 

 C大量の薬の服用や除草剤などの薬物が体内に入ったとき

 

 D抗ガン剤を投与されたとき

 

 E煙草の吸い過ぎやお酒を飲み過ぎたとき

 

 F糖質や酸化油(過酸化脂質)を摂り過ぎたとき

 

上記した条件下で活性酸素は発生します。しかし、「@〜F」の条件下で発生する活性酸素の量より、もっと大量に活性酸素が発生することがあります。それは人が考え悩んだときです。

 

 人が思考したり悩んだりした際に活性酸素は発生する
体内に60兆個ある細胞は、人が思考したり動くためのエネルギーを生産しています。

 

例えば病気のことや人間関係で悩んだりすると、そのことの解決のために多くのエネルギーが必要になります。したがって、細胞はより多くのエネルギーを生産しますが、その際に副産物として大量の活性酸素が発生します。

 

また、体内に60兆個ある細胞のうち、1日に約3000億個が古くなると壊され、新しい細胞が生まれています。そのペースはあくまで健康的な生活をおくっている人のサイクルであり、仕事が忙しかったり、多くの悩みを抱える人では、1日に4000〜5000億個の細胞の新陳代謝が起こっているのではないかと推測されます。

 

新陳代謝により細胞が壊される際にも活性酸素が発生します。したがって、ストレス下で生きる現代人は新陳代謝の速度が速いので、多くの活性酸素が発生します。

 

 活性酸素は無くてはならない物質であるが増えすぎてもいけない
白血球は細菌・ウイルスなどを攻撃して、人の生命維持のために働いていますが、白血球が細菌・ウイルスを攻撃する時に使う物質は活性酸素です。一方、ストレス下で細胞がエネルギーを生産したり、細胞の新陳代謝が起こる際の副産物も活性酸素です。

 

このように活性酸素は、時には体にとって味方として働く一方、細胞を傷つけてしまう働きもあります。

 

 人には、増えた活性酸素を減らす働きがある
増えた活性酸素を減らす働きが体内に備わっています。その中心的な役割をしているのが肝臓です。

 

肝臓は活性酸素を除去する3種類の酵素を活性させる働きがあります。その3種類の酵素の名称と働きをまとめます。

 

 @SOD(スーパーオキサイトディスムターゼ)は活性酸素から電子を抜き取り酸素と水素にする働きがある

 

 Aカタラーゼは活性酸素の1つである過酸化水素を酸素と水素にする働きがある

 

 BGPX(グルタチオンペルオキシダーゼ)はグルタチオンを利用して 過酸化水素を水に還元するほか、過酸化脂質を還元する働きがある

 

これら上記した酵素の作用で、体内で発生した活性酸素を減らしています。これらの酵素は肝臓が健康でないと活性しません。例えば脂肪肝になると、SODやグルタチオンの活性が低下します。

 

 アルブミンは活性酸素を除去する
肝臓が合成するアルブミンはアミノ酸の一種で、血液中を流れるタンパク質の約50〜60%を占めており、人の生命維持には必須な物質です。

 

肝臓が疲弊し、アルブミン値が低くなると栄養不足を指摘されます。また、アルブミン値が低いと、ネフローゼ症候群や肝臓疾患、または悪性腫瘍などが疑われます。その他にも浮腫みが生じたり、食欲がなくなったりします。

 

アルブミンは体内で重要な働きをしますが、その中でも特に重要な働きは強烈な抗酸化作用があります。

 

体内で酸化ストレスが高まると、アルブミンは自らが酸化されることで体の酸化を抑えています。日常生活で生じた活性酸素は、体内で作られるSODなどの酵素により処理されるため、アルブミンが増えることはありません。

 

しかし、非常に強いストレスを受け活性酸素が増えすぎると、SODなどの酵素だけでは対応しきれなくなります。そうなると、体の酸化を抑えるためアルブミンが肝臓から動員されることで活性酸素を処理します。

 

 やっぱり、肝臓は肝心要です
人が生きている限り活性酸素は発生します。それを無毒化する物質にSODやカタラーゼ、またはアルブミンなどがありますが、これらの物質の働きは肝臓が健康かどうかで大きく左右されます。

 

五欲煩悩が多くストレス下で生活している現代人は、体内で多くの活性酸素が発生します。それを肝臓は抗酸化物質を活性させて対応しています。しかし、度重なる対応でやがて肝臓は疲弊してしまいます。

 

肝臓が疲弊し、体内の酸化を抑制できなくなると人は病気になる可能性が高くなります。人は生き方を変えるのは難しいですが、過食や喫煙を控えたり少し考え方を変えたりして、体内で発生する活性酸素の量を減らす努力が必要ではないでしょうか。

川本療法の神髄を伝授:無料メルマガ登録




セミナーの開催


体内で発生する活性酸素が肝臓を疲弊させる


体内で発生する活性酸素が肝臓を疲弊させる


HOME プロフィール 川本療法の特徴 料金・診察時間 セミナー開催 お問い合わせ