自己指圧は精神、肉体を安定させる

 病気は誰が治してくれるのか?
私が祖父の後を継ぎ26年が経ち、その間に施術した患者数は延べ6万人以上になりました(2015年現在)。数多くの患者さんを診てきて思うことは、病気を回復させることは非常に難しいということです。

 

なぜなら、病気の発症理由は遺伝的要素や考え方、生活習慣などが複雑に絡み合って発症しているからです。そのために、私は治療所での施術だけでなく、食事指導や思考の転換の重要性を患者さんに伝えています。

 

また、治療家やドクターに施術してもらうのは、月に数回しかありません。そのことで、患者さんが期待しているほどの治療効果がでず、患者さんは施術者に対し不信感が芽生えます。

 

このような心理になる背景には、「病気は医師や治療家が治してくれる」ものと患者さんは思っているからです。

 

 医師や治療家は病気を治せない
例えばアルコール性肝炎を患っている人に、治療家が肝機能回復のための施術をしたとしても、お酒類を飲む行為をやめないとその症状は悪化します。また、医師が糖尿病の人に対し、食事指導をし糖質の摂取を控える指導をしても、患者さんがそれを守らないと糖尿病は治りません。

 

上記したように、病気を治すのは医師や治療家ではなく、患者さん自身が「病気を治すんだ」という自覚が必要です。また、子供さんが病気の場合は親が「子供の病気を治すんだ」という信念が必要になります。

 

 川本治療所の考え
私の治療所には、病院では原因がはっきりしない症状、例えば慢性疲労症候群や慢性の頭痛、または自己免疫疾患などの患者さんが多く来院されます。

 

私は来院された全ての患者さん対し、「自分の病気は自分で治す」という思考を持って下さい」とお伝えします。そのために、患者さんに対し食事指導やサプリメントの必要性などを説明します。

 

その指導の中でも一番強調し伝える項目があります。それは、自己指圧という、簡単な道具を使って自分で指圧する方法です。

 

例えばゴルフスクールや英会話学校に行き先生に指導してもらっても、それを復習をしないと上達はしません。それと同じように、治療家に施術をしてもらっても次回の施術日まで何もしないと施術効果は半減します。

 

ようするに、自分の弱い個所を自分でケアすることで、自分の弱い個所の機能を向上させる。このために必須な行為が自己指圧です。

 

 自己指圧をするメリット
自己指圧は自分で行う(子供には親がします)ために、自分の弱っている箇所や痛い個所がよくわかります。また、継続していく中で、以前よりも疲労感がましになったり、痛かった箇所が減ったりすることが感じることができます。

 

そのことで、下手なマッサージや整体を受ける際の不安感や、自分の望んでいる箇所への治療がしてもらえないことへのイライラも発生しません。

 

ここで、自己指圧をするメリットをまとめます。

 

 @布団の上で自己指圧をすることで、自律神経が整い寝つきがよく熟睡できるようになる

 

 A弱い個所を自己指圧することで、神経命令が活性し、血液循環も向上してくる

 

 B副腎を自己指圧することで、疲労感が軽減してくる

 

 C首への自己指圧で、精神状態が落ち着き全身症状がよくなる

 

 D肺機能への自己指圧で呼吸が深く入るようになる

 

上記したことは、ほんの一例であり、自己指圧で皮膚を刺激することで驚くほどの効果が表れます。なぜなら、我々、哺乳類は生まれた瞬間から抱っこされたり、痛い時は親に擦ってもらったりして育ってきたからです。

 

ようするに、哺乳類はスキンシップが必要な生き物であり、それがないと精神が不安になります。特に体調が思わしくない時はスキンシップが必要です。

 

しかし成人になり自立すると、スキンシップを受ける機会が減ります。したがって、道具を使う自己指圧で自分自身の皮膚を刺激することは、精神面や肉体面において重要な行為であると私は考えています。つまり、自己指圧や食事法を共に継続できるか、できないかが健康回復のカギを握るといっても過言ではありません。

 

病気を治すのは医師や治療家ではなく、「自分のために自分も頑張る」という思考に変換してみてはどうでしょうか。

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