結局、ステロイドしかないのか!

 日本人は病院が好き
日本人ほど病院に行く民族はいません。ひとり当たりの年間受診回数を調べた統計によりますと、「日本人は平均13.2回」、「フランンス6.9回」、「オランダ5.7回」、「イギリス5.0回」、「アメリカ3.9回」(OECDのヘルスデーター、2011年版)となっています。

 

この統計からみても日本人がいかに病院に行っているかがわかります。

 

日本人の思想の中に、病気は病院が治してくれるという考えが根づいているように思います。その考えを後押ししているのが国民健康保険という制度です。この制度は、誰もが平等に治療をうけられるという良い制度である半面、軽い風邪症状でも病院にいくという悪い習慣の温床でもあります。

 

当然ですが、病院に行く回数が多いほど、検査の項目や処方される薬の数も増えます。患者さんも早く症状を止めてほしいため、薬をほしがる傾向が強いです。

 

耳鼻科や皮膚科などの専門病院を来院した際に症状が改善しなかった場合、患者さんはその病院のことを悪くいいます。

 

例えば、痛みなどの症状が出ている時に、「薬は一時しのぎです、薬を使わずに病気を気長に治しましょう」と提案する医師がいた場合、患者さんはその医師のことを罵ります。

 

 結局はステロイド剤しかない
人は多くの病気に罹ります。その病気を治すために色々な薬が出ます。そして、症状を早く止めてほしい患者さんも薬を要求します。

 

しかし、その薬のほとんどは「ステロイド系」といっても過言ではありません。

 

突発性難聴・急性腎不全・喘息・アトピー性皮膚炎・膠原病・蕁麻疹など、原因が分からず「手遅れになると怖い病気」の治療には決まってステロイドが使用されます。また、日常生活でも、蚊に刺された時の痒みどめなどにも使用されています。

 

ステロイド薬はなぜ、様々な病気に効くのだろうかと、疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。そのためには、まずステロイドとは何かを知る必要があります。

 

 ステロイドと何か?
副腎という臓器の外側にある「副腎皮質」といわれるところで造られるホルモンがステロイドです。そのため、副腎皮質ホルモンとも呼ばれています。このホルモンは、体に対する色々なストレスに対処するなど生活していく上でとても重要な働きをします。

 

その他、炎症を起こす原因物質に働きかけ、強力に炎症を抑える抗炎症作用や血管の壁を収縮させ、出血や血しょう成分がしみ出るのをおさえる止血作用などの作用があります。

 

こうした、副腎皮質ホルモンの働きを化学的に合成した薬がステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)です。1946年に酢酸コルチゾンが開発され、その後多くのステロイド剤が作られました。現在、病院でよく使われているのはプレドニンベタメタゾンという製材です。

 

ステロイド剤には、強力な作用と幅広い作用があることから、以下のようにさまざまな病気の治療に使用されています。

 

 @強力な抗炎作用:
ステロイド剤の最大の特徴は抗炎症作用です。他の薬ではどうしても抑えられない炎症が生じたときに使用されます。しかし、作用が強い半面、副作用の反応も強くでるため、生命にかかわるような、急を要する場合に使用するのが原則です。

 

 A止血作用:
血管の壁を収縮させることにより、血管の壁が「緻密」になります。その作用が強いため、他の薬では止められない出血の止血剤としても使用されます。

 

 B免疫抑制作用:
体に備わっている免疫作用を低下させます。白血球による異物に対しての過剰攻撃を抑制するので、膠原病などの免疫異常の際にステロイド剤は使用されます。また、好酸球という白血球の一種を減少させる働きがあるので、好酸球が異常に増えてしまう白血病の治療の際にも使われます。

 

 C蘇生作用:
体に加わったストレスに対抗するため、体の抵抗力を増大させる蘇生作用があります。大けがによる大量の出血や長時間の手術時などで「ショック状態」におちいったときの蘇生剤としても使われます。

 

 D副腎皮質ホルモンの補い:
副腎皮質ホルモンが関係している病気であるアジソン病やクッシング症候群、または下垂体機能低下症などのに対して、副腎皮質ホルモンを補う目的で使用します。

 

このように強力な作用を持つステロイド剤は「いざ」というときの神頼みのような存在です。しかし、本来は生命にかかわるようなときに使用するのが原則なはずですが、現代医学では容易にステロイド剤を使用しています。

 

 なぜ、ステロイド剤は効くか?
なぜ、ステロイド剤は効くのか? この答えは、今現在でも解っていません。ステロイド剤が「体の各受容体に結びく」、「細胞膜を通過し核まで届く」、また「DNAにまで作用する」などの仮説はあります。しかし、それをはっきりと理論だてて説明することは現段階では無理なようです。

 

 ステロイドを躊躇なく使用する医師が名医
前述したように、ステロイド剤は、生命の危険にさらされた場合に使用するのが原則です。しかし、私どもからみると、多くの病院で簡単に処方されているように感じます。例えば、内科では、リウマチや膠原病または急性ネフローゼなどの際にステロイド剤は使用します。この使用法に異論はありません。

 

しかし、一方では花粉症やアレルギー性鼻炎、または軽い湿疹にいたるまで、いとも簡単にステロイド剤は使用されています。この背景には、「症状を止めないといけない医師と、症状を止めてほしい患者」双方の思惑が関係しています。

 

花粉症やアレルギー性鼻炎などで、ステロイド剤を使用している間は炎症が止まります。しかし、薬をやめれば再び症状が出てきます。このことから考えると、軽い症状のときにはステロイド剤の使用を控え、病気の根本は何かを医師と患者さんが話し合い、病気を克服する方法を模索すべきではないでしょうか。

 

患者さんも生活習慣をあらためるなど、病気発症の原因が自分にもあるという認識をもち、自分の体は自分で守るという思考をもってほしいものです。

 

川本療法では、副腎に働きかける「副腎指圧法」や、副腎を回復方向に誘う「栄養療法」、または自分で指圧する「自己指圧法」を患者さんに提案することにより、副腎が関与して起こる免疫異常の症状を少しでも軽減できるよう指導しています。

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