脳が関係する病気が増えてきた:故・重雄からの伝言

 平成2年、川本重雄他界する(享年88歳)
川本指圧法は、故・重雄が大正時代にカイロプラクティック理論を学んだことから始まります。

 

そのカイロプラクティック理論とは、脳から伸びた神経が背骨を経由して、内臓や器官、または手足に分布していることを解剖学を用いて証明した学問です。

 

脳から伸びた背骨がズレることで、背骨を経由して内臓や器官、または手足に分布している神経が圧迫されます。その結果、神経の命令が低下してしまい脳からの命令が各器官に届きにくくなります。

 

そのことを学んだ故・重雄は、カイロプラクティック理論を用いて背骨のズレを正す方法と、脊髄から伸びる神経を指圧するというオリジナルの指圧法を融合させることで、内臓や器官の機能を回復させる治療法を確立しました。

 

ようするにこの方法はアメリカで生まれたカイロプラクティック理論に、日本の手技を融合させたのが川本式の神経を指圧する方法です。

 

その治療で、前院長(故重雄)は阿部信行総理大臣の肝機能障害を改善させ、阿部さんからは「国の財産」と評価されました。その後も、大平正芳総理大臣など所縁のある大臣の健康管理にあたってきました。

 

晩年、故・重雄は「内臓や器官を回復させることができてこそ、真の治療家である」と私に説きました。その言葉通り、内臓疾患の回復に一定の効果をあげる治療法を確立し88歳で他界しました。

 

 故・重雄、晩年の説法
川本神経指圧法で、内臓疾患の回復に自信をみせていた故・重雄は晩年(昭和の後期)に、下記のようなことを私に説くようになりました。そのことをまとめます。

 

 @昭和の後期になり、不眠症や呼吸不全、またはノイローゼの患者が急増している

 

 A「@」の他に、膠原病や潰瘍性大腸炎などの難病が急増している

 

故・重雄は上記したように、時代の変化に伴って発症する病気も変化していることに気付いていました。

 

そして私に対し、故・重雄は「今後は脳が関係している病気が増えてくる。したがって、これからの時代は指圧法だけでは病気は治せない。時代にあった創意工夫をしていきなさい」と説きました。

 

しかし説法の最後には、「時代の変化に対応した治療を確立しようとも、治療家が患者の体に触れる行為(神経指圧法)は省いてはならない」と必ず付け加えました。

 

 川本正己、28歳で川本治療所を引き継ぐ
祖父である重雄が88歳で他界しました。その時私は28歳でしたが、治療に関しての不安はありませんでした。なぜなら、小学校から指圧法や体についての話を故・重雄から聞き、また大学卒業後から重雄が亡くなるまでの6年間はワンツーマンで指導を受け、治療実績もあったからです。

 

しかし、現実はそう甘くはありませんでした。そこから私の苦悩がはじまりました。

 

重雄が生存している時は、自分自身の「治療技術が向上したと勘違い」していたのです。しかし、一人になってみると私の知識・経験・技量があまりにも故・重雄とかけ離れていた現実を突きつけられました。

 

その現実とは、患者さんからの電話です。

 

重雄が生存している時は、2ヶ月先まで予約が詰まっていました。しかし、重雄が亡くなった後に患者さんからかかってくる電話の80%が予約のキャンセルの電話でした。

 

確かに、キャリア・知識・人格の全てが未熟な私では、故・重雄が診ていた患者を満足させることはできないことはある程度想像していましたが、想像を超えるキャンセルのために電話の音に対する恐怖症になり、不整脈を発症したほどでした。

 

そのことを相談する相手もいなく、不安を抱きながらもただ突っ走るしかない日々が続きました。

 

 「電話の音と不整脈の関係」に興味をもつ
上記したように私自身が、患者さんからかかってくる予約のキャンセルの電話の多さに電話恐怖症になりました。電話の音がなると不整脈がおこることを体験した私は、故・重雄の言葉を思いだしました。

 

それは上述したように、「今後は脳が関係している病気が増えてくる」という言葉でした。

 

まさに、その言葉通りのことが私自身に起こったのです。そのことで、あらためて脳と内臓の関係の重要性に気付くことができました。

 

 なぜ、私は不整脈になったのか
人が脳不安になった際に発症する病気が異なります。人によっては下痢になったり、胃が痛くなったりします。そのような違いがでるのは背骨のズレが関係しています。

 

そこで、私がなぜ不整脈を発症したのかを紐解きます。

 

生前に重雄は、10歳にもならない私を治療した際、「正己は胸椎の2番目にズレがあるから心臓は強くないよ」と言っていました。

 

なぜ、そのことが分かるのかという私の問いに故・重雄は、「脳から伸びた神経は、胸椎2番目を経由して心臓に分布している。その背骨がズレることにより、心臓に命令を送る神経が圧迫される。そのため、心臓に正常な神経命令が届かない」と言っていました。

 

私自身は、幼少期からスポーツをしており長距離も得意なことから故・重雄の言葉を信じずに生活していました。しかし、中学校の検査で心臓の不整脈を指摘されました。

 

その検査結果に私は驚きました。なぜなら、故・重雄は検査機器を使わずに、手で触っただけで私の弱い個所を指摘していたからです。

 

 脳が不安になると、自分自身の弱い個所が病気になる
1995年に起きた阪神・淡路大震災を私(当時30歳)は経験しました。その時の恐怖は言葉では語れないほどです。身内が亡くなったり自宅が倒壊したりした人が多くいて、将来への不安は募るばかりでした。

 

その中で治療を再開した私は、以前から気になっていたことを目の当たりにしました。それは、人によって発症する病気が違うことです。ある人は、「胃潰瘍」、ある人は「不整脈」、またある人は「下痢が止まらない」などでした。地震という同じストレスを受けても、来院される患者さんが発症する症状が異なるのです。

 

ようするに、脳が不安(今回は地震という同じ不安理由)を感じた時に発症する病気は、個人の遺伝的な弱い箇所と関係するということです。

 

遺伝は身長など体格から消化酵素の強さやホルモンの合成力まで多くのことに影響力を与えます。その一つに「背骨のズレ」も遺伝の影響を受け、親と背骨のズレている箇所が似ていることがあります。

 

したがって、ストレスを受けた際に発症する病気に個人差があるのは、他人とは背骨のズレている箇所が違うことがあります。

 

 現代病は脳が関係して内臓疾患を発症する
上述したように脳が不安になると自分の弱い個所に病気を発症します。特に現代に生きる人は多くのストレスを抱えており、脳が不安になっている人が増えています。

 

そのことで脳からの神経命令が崩れ内臓や器官の働きに乱れが生じます。そのことで発症した症状を「病気になった」と人は感じます。

 

そこで現代医療は、その症状を薬で抑えます。場合によってはその方法も必要ですが根本的な解決ではありません。

 

ストレスにより患者の脳が不安定になった際に、その状態を安定に導くのは「手当て」です。そのことから考えると川本指圧法は、背骨のズレを調べそこから伸びる神経を指圧(手当て)します。

 

ようするに、患者を治療する際に指圧法(手当て)を使うので脳の不安が減るということです。その結果、内臓や器官の回復方向に導けるという例があります。

 

これからは、ますますストレスが多くなる時代です。したがって、これまで少なかった自己免疫疾患やホルモン異常に伴う病気が増えてきます。その対応に医師や治療家は日々、研究が必要と思います。

 

私は生前に重雄が説いた「時代の変化に対応した治療を確立しなさい。しかし治療家が患者の体に触れる行為(神経指圧法)は省いてはならない」という言葉に全てが集約されていると思います。

 

「指圧法」という非科学的な過去の治療行為が、現在に生きる人で必要になりつつあるということを認識してください。

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