仙腸(せんちょう)関節の刺激で脳脊髄液が循環する

 隠れた「必須ポイント」が仙腸関節に存在する
皆さん、仙腸(せんちょう)関節という言葉を聞いたことがあるでしょうか? あまり知られていないこの「仙腸関節」ですが、ここを刺激すると腰痛の改善以外に、一見、関係のない臓器・器官まで刺激がが伝わるという不思議なポイントです。

 

ここで仙腸関節を刺激することで起きる体の反応をまとめます。

 

 @自律神経が整う

 

 A腰痛の緩和と足に分布している神経感覚の正常化

 

 B子宮・卵巣の機能回復

 

 C脳脊髄液の循環促進

 

 D不眠症の改善

 

 E体温の上昇

 

 Fリンパ液の滞留を分散させる

 

上記したように仙腸関節を刺激することで思わぬ恩恵を得ることができます。

 

 仙腸関節の位置を知る
仙腸関節を刺激することはとても大切であることはお伝えしました。ここでは仙腸関節と名付けられている理由や体のどの部分にあたるのかを説明します。

 

まず、仙腸関節と名付けられている理由は、腸骨と仙骨の2つの骨からなる関節だからです。次に、体のどの場所に位置するのかは下記の写真を見てください。

 

 

写真の矢印の辺りには重要な神経が集まり、腹部や足に分布しています。

 

 脳脊髄液とは
仙腸関節を刺激すると脳脊髄液の循環がよくなるといわれています。仙腸関節と脳脊髄液の関係を説明する前に、脳脊髄液のことを説明します。

 

脳脊髄液(のうせきずいえき)とは、脳内で作られる無色透明の液体で、1日に500ml作られます。脳脊髄液は頭蓋骨やくも膜の隙間を満たしており、その一部は脊髄内に入り循環しています

 

脳を外部の衝撃から守るとともに、栄養補給や不要物質除去の役目をもつ脳脊髄液は常に循環しており、1日数回入れ替わります。また不要になった脳脊髄液はリンパにて回収、処理され排出されます。 「参考文献:武内一夫標準脳神経外科学」

 

この髄液が増加し脳内に溜まると、脳や頭蓋骨を圧迫し、頭痛や嘔吐を引き起こします。また、溜まった髄液が頭蓋骨を内側から圧迫し、頭部を押し広げ頭部に水が溜まるのが水頭症です。

 

また、これとは逆に、転倒や交通事故の衝撃で「髄液が脳内から脊髄内に漏れ出す」ことで、脳内の髄液が減少することによって引き起こされるのが脳脊髄液減少症です。

 

そのことで、脳を循環する髄液量が減少し、脳細胞を衝撃から守る「水」が少なくなり、脳と頭蓋骨がぶつかり、その衝撃によって慢性的な頭痛やめまいが発症するといわれています。

 

 脳脊髄液と仙骨の関係
仙腸関節を刺激することで、脳脊髄液の滞りが解消できるといわれています。そこで、脳から遠く離れた仙腸関節を刺激するとなぜ脳脊髄液が動くのかを説明します。

 

 @脳脊髄液の循環に関係している後頭骨(第一頸椎と隣あう頭蓋骨)という骨がある

 

 

 A後頭骨を動かすと仙腸関節が連動して動く

 

 B仙腸関節のストレッチや器具等で刺激することにより後頭骨も動く

 

 C「B」のことで脳脊髄液の滞りが解消される

 

上記したように後頭骨と仙骨が連動していることで、仙骨からのアプローチで脳脊髄液の循環を促すことができます。

 

仙腸関節の位置をもう一度確認します。

 

 

この写真の矢印で示した付近の骨と骨の間隙にある、柔らかく凹む部分が左右にあります

 

上を向き、仙腸関節の横の凹みを刺激するとそこで、柔らかい凹み部分が上下します。その部分が上下することで、その部分がポンプのような役目をし脳脊髄液が動いているような実感を感じることができます。

 

 仙腸関節へのアプローチ法
ここで、私が患者さんに勧めている仙腸関節へのアプローチ法の一部を紹介します。

 

 ・「フタコブ楽だ」を使う方法:

 

「フタコブ楽だ」の側面に付いてる突起を上に向けてセットする

 

仙腸関節の内側の凹み部分を、「フタコブ楽だ」の上に乗せていく

 

膝を立て、全体重が器具に乗り過ぎないように調節する

 

器具がうまく仙腸関節の凹みに当ると、お腹がグルグルとなったり体温が上昇したりします。また、股関節の前の方に放散痛を感じ足全体の神経に刺激が広がることがわかります。

 

 ・丸太を使う方法:

 

丸太の下側の角を仙腸関節にあてる。慣れてくれば丸太をお尻の方に徐々に下げていく

 

写真のように丸太を縦にセットする

 

この写真は、右側の仙腸関節に丸太をセットした場合で、右膝を屈曲し膝を内外に軽く動かすことで刺激が加わる

 

 ・温熱器具を使う方法:

 

炭で温めた器具を写真のようにして仙腸関節に当てる

 

器具がうまく仙腸関節の凹み部分に当たると、熱感が下腹部や大腿部の前面に広がる

 

 自己指圧を習慣づける
上記したように、私は自己指圧の器具はできるだけシンプルであること、そしてその器具に、体重を乗せて使用する方法が一番長続きすると思っています。

 

栄養療法や運動療法、または呼吸法など健康法は色々あります。私は、現在継続している健康法に自己指圧法を加え、弱っているポイントや体に存在する大切なポイントを刺激しることの大切さを患者さんにお伝えしています。

 

なぜなら、自己指圧で皮膚を刺激することで、臓器の機能を回復させ、自律神経を安定させる働きが高まるからです。また、この自己指圧法をいかに継続できるか、できないかで病気の回復度合いに大きく影響を与えるといっても過言ではありません。

 

私の治療所には15年以上勤務している治療家が3人いますが、毎朝必ず20分ほどの自己指圧を継続しておこなっています。そのお陰でハードな仕事であるに関わらず、病気で休むことはほとんどありません。

 

病気は医師や治療家とタッグを組んで治していくものです。そこに「自分の病気は自分で治す」という思考を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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