NHKスペシャル 「癌」の放送を見て
西宮の川本治療所です。
2014年5月19日に NHKで進化と癌の関係が放送されました。
チンパンジィーと人間の遺伝子は99%同じと言われています。 しかし、チンパンジーは癌で死亡する事は殆どないとの報告。
不思議ですね。
川本治療所は吹田の佐竹クリニックと提携させて頂き、がん患者さんの身体を多くみています。 そこで感じるのは、「何故この方が癌になられたのか」というパターンが未だに解りません。
がん発症の原因は、
①昔は遺伝の影響で起こる
② 少し前は環境の影響で起こるガン
③最近は、ストレスによる自己免疫疾患の影響で起こる
上記のようにガンの発症原因が変わってきたのではないかと佐竹ドクターと話をしています。
人間は頑張ると、細胞分裂してエネルギーを作ります。その際に毒素も出ます。 頑張りすぎている現代人の細胞分裂のスピードが早く、多くの細胞が壊れては新たに作り変えられています。
その細胞が作り変えられる時に「ミスプリント」が起き、異物の細胞が発生しそれが増殖して分裂していく=癌とNHKで語られていました。
とても納得いく内容と思います。
現代人は仕事以外にプライベートでも自分を追い込みます。
意外と思われるでしょうが運動よりも、「思考のし過ぎ」のほうが細胞分裂は活性します。(学者さんの頭が剥げてる方が多いのは思考過多で細胞分裂が活性、その際出る毒素で毛根が死滅というシナリオが描けます)
また、NHKでは「メラトニン」という睡眠を促すホルモンの分泌低下が起こると「癌になり易い」と報告していました。 メラトニンはセロトニンから出来ます。 セロトニンは、朝日を10間程度感じる。
また、リズム体操(一定リズムで)も大事です。 ストレスが多いと「貧乏ゆすり」をしますね。 野球選手が「ガムを噛む」のもセロトニンを向上させている為のリズム運動なのです。
セロトニンは肝臓で作られ脳に運ばれます。 材料はビタミンB群、マグネシューム、亜鉛、ギャバ、ビタミンEなど精製されていない穀物に多く含まれます。
そこに「トリプトファン」というアミノ酸がプラスされ肝臓で合成されセロトニンができます。
また、トリプトファンはインスリンの作用で脳に運ばれます。しかし、糖質を多く摂る現代人はインスリンが糖質の処理に追われトリプトファンを脳にまで運ぶ余裕がありません。
したがって、脳にトリプトファンが届かずにセロトニンの合成力が低下します。さらに、ストレスでセロトニンを多く消費している時代に新たなセロトニンは合成されにくいことで、うつ傾向になります。
セロトニンができないと「メラトニン」は精製されません。 また、夜、明るいとメラトニンは精製されません。(24時間電気が付きっぱなしの生活)
そうすると、不眠になり、内臓も弱り、免疫が異常になります。そして「癌」になりやすくなります。
NHKスペシャルの最後のほうで、原住民の方が「朝日で目をさませ暗くなると寝るだけ。 皆さんは何故其処まで頑張るのか?」 と、問いかけていましたね。
本当ですね、少しだけ、考えてみましょう。 少し変えるだけでも良い事が生まれそうですね。
では、この話の続きは次回に。
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そのサイトのこのページ にセロトニンとメラトニンのことを述べています。そちらにも一度ご覧下さい。
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