輸入ワインで悪酔いする理由
西宮で自己免疫疾患を中心に施術している川本治療所です。
今日の話は、輸入ワインを飲むと悪酔いする真実をお伝えします。
ワイン産地の国でワインを飲んでも悪酔いする人は少ないのに、日本で海外産のワインを飲むと悪酔いする人が多くいます。
その原因を、綴っていきます。
■二酸化イオウと毒性亜硫酸塩という発酵防止剤の違い
現地のワインナリーで使う亜硫酸塩ではなく二酸化イオウ、、、、、
二酸化イオウとワインの成分が絡み、亜硫酸塩に変化するそうです。
二酸化イオウの優れている点はワインの酵母菌は残し、腐敗菌のみを殺します。
添加する二酸化イオウは少量で、瓶詰めまでに殆どの亜硫酸塩は抜けてしまうということです。
フランスなどの原産国では1000年以上続く方法です。
一方、日本に輸入されてくるワインにも亜硫酸塩と表記されていますね。
しかし、この亜硫酸塩は「メタカリなど」のより毒性の強い亜硫酸塩を使用しているそうです。
ちなみに、高濃度亜硫酸塩は発がん性があると言われています。
つまり、表記が同じ「亜硫酸塩」であっても二酸化イオウから変化した亜硫酸塩と毒性の強い亜硫酸塩は違うということです。
さらに、その含有量も記載されていません。
奇跡のワインの著作 弓田 亨氏によると、輸入ワインで亜硫酸塩が少ないのが、「キャピタル・ガニュロ」の赤ワインで、1リットル中、23ミリグラム。
一般的な輸入ワインは、値段に関係なく、毒性の強い亜硫酸塩が1リットル中300~350ミリグラム入っているそうです。
この違いに驚かされますが、この基準は、日本で決められている上限内で違法ではないことに、さらに、驚かされますね。
つまり、日本に輸出する際に、大量の亜硝酸塩を添加しているということです。
参考に日本のワイアリーの赤ワインに添加されている亜硫酸塩は、1リットル中平均50ミリグラム前後で、HPにうたっていることが多いそうです。
輸入ワイン商社は、亜硫酸塩の含有量は一切、開示していないそうです。
値段と毒性亜硫酸塩の含有量が全く関係ないことを認識してください。
輸入ワインで悪酔いする理由の1つ、「発酵防止に二酸化イオウではなく毒性の強い亜硫酸塩が大量に含有している」でした。
■亜硫酸塩の含有量が少ない輸入ワインも危険性がある
毒性の強い亜硫酸塩の使用していない、尚且つ、二酸化イオウの含有量が少ないワインを輸入した弓田さん。
胸が躍るほど船便で到着するワインを待ち、到着後試飲してみると、はや、味に変化が、そして日が経つにつれ徐々に味が劣化、ほとんどのワインを廃棄しないといけなくなったそうです。
高温多湿で、1年中温度管理ができる倉庫がない日本では、二酸化イオウが少ないことで発酵が進み過ぎ、だめになるということです。
■コルクから微生物が侵入し、ワインが腐敗する
フランスか船で輸出されたワインに、船に常在している微生物が蔓延るそうです。
そして、日本に到着するのですが、日本には四季があり、夏の高温多湿後、2月ぐらいには温度が5度以下まで下がり、湿度も下がります。
そのことで、瓶の栓に使用している「コルク」が収縮し、そこから日本に生息している微生物が侵入し
瓶の中で増殖してしまい、ワインを劣化させるそうです。
私(川本)もこんな経験があります。ワイン好きで保管庫まで有している方のパーティーに参加した際に、
いわゆる、ビンテージワインを皆で試飲したことがあります。そのワインはとても高価らしく、参加した人は、グラスに入れられるビンテージワインを凝視しテイスティングを何度もして、、、、飲みました。
多くの参加者は「おいしい!」「熟成度が違いますね!」と大絶賛。
しかし、私と数人の方が、飲用後に不快感を覚えました。
つまり、年月を経ることで、ワインは劣化していっているにも関わらず、「ビンテージワイン」という触れ込みで、おいしい! と、錯覚している、または、亜硫酸塩にアレルギー反応を示さない体質であることが推測できます。
これは、ゴム栓でも同じことが起こるということです。
■アルミのスクリュウーキャップは更に危険!?
最近、ワインを購入した際に、「あれ? コルク栓じゃないな」と、感じたことがあると思います。
いつの頃からか、コルク栓のワインが減り、大半はスクリュウーキャップになっていますね。
それでは、なぜ、スクリュウーキャップでのワインが可能になったのでしょう?
コルクは呼吸をしています。スクリュウーキャップは密閉しています。
つまり、密閉状態できるということはワインの発酵が完全に止まっている=大量の亜硫酸塩が添加されている可能性が高いといと言えます。
■日本ではワインを飲まないほうがよいのか?
奇跡のワインの著作 弓田氏は、数々の失敗を経て、、、、、、
気体を一切、通さない袋に生産所の空気とワインを一緒に詰めることができれば、微生物の侵入も防げ、
日本にいても、原産国と同じワインが飲めるのでと考え、最後の挑戦に賭けたそうです。
日本の「クラレ」が製造する密閉ビニール袋に「エパール」に出会い、更に思考し、ついに「酸素無透過袋」にワインを入れて輸入することに成功しました。
この方法で、2013年に日本で、2015年にEUで特許を取得されたそうです。
この本は、私が監修するアドレナル・セラピーの生徒さんのOさんが、フランスに仕事で行った時に
お土産として頂きました。
お盆休みに読まさせ頂き、「なぜ、ワインを飲むと悪酔いするか」が、よくわかりましたので、皆様にシェアさせて頂きました。
Oさん、良い本をありがとう御座いました。
川本療法の理論を知りたい方は、
お問い合わせや川本療法のことはHPは「川本治療所」
電話 0798-33-4557
私が監修しているセミナー「アドレナル・セラピー」
WEB上で私が身体について纏めている「病気の治療所」も参考にしてください。
よろしくお願いいたします。