日光の必要性とミトコンドリアの関係

西宮で自己免疫疾患・慢性疲労症候群を中心に治療している川本治療所です。

病気が長期化し困っている方は一度、ＨＰをお読みください。

 

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２０２０年　アドレナル・セラピーの「自分へ」詳細や申し込み方法は、
https://karada-naosu.com/en360.html　を参考にしてください。

 

■太陽光も栄養素

栄養学では体に必要な栄養素、糖質・タンパク質・脂質・ミネラル・ビタミン・食物繊維を中心に食べると健康になると言われていますが果たしてそうでしょうか？

確かに私たちの体は、食物に含まれる栄養素を「消化器官で分解し腸で吸収」し、血液を通して全身の細胞に運んでいます。

そのことから言えば、各種栄養素が必要なことは理解できます。

また、エネルギー生産の過程の「解糖系」「ミトコンドリア系」にも栄養素が必要ですので各種、栄養素が必要なことに異論はありません。

 

しかし、各種、栄養素をしっかり食べているのに、不調な方がいます。その理由は、ミトコンドリアにあります。

 

例えば、起立性調節障害などで引きこもっているお子さんに、親は「子供に少しでも良い食事を！」という思いで

食事を作っていますが、思ったように体調が回復しないことがあります。

この理由の１つに、紫外線（太陽光）不足があります。

 

人のエネルギー生産には、栄養素以外に例えば電磁波（自然の波長の長短によってガンマ線・Ｘ線・紫外線・可視光線・赤外線など）が必要なのです。

このうち体の必要な主に紫外線は「太陽光」のことを指しています。

太陽の光を浴びると体がポカポカと温まり心地良いのは、ミトコンドリアが刺激され活動を開始するからです。

そのメカニズムを纏めます。

①活動エネルギーを生み出しているのは、細胞の電子伝達系という回路である

②電子伝達系は、ミトコンドリアの内に存在する

③電子伝達系は、「膜」をもっていて、また、「電子」を有している

④紫外線が当たると「電子」が振動する

⑤「電子が振動」すると、膜の内側に存在している「水素（Ｈ＋）」が膜の外に出ようとする

⑥電子伝達系の膜には「水素（Ｈ＋）」を、膜の外に「通過させる細い道」が存在する

⑦水素が「細い道を通過」する際に、ATP合成酵素が活性しエネルギーを生産する

つまり、水素（Ｈ＋）の移動が、電子伝達系の膜の「内側と外側」に電位差を作ることでエネルギーが生産されるのです。

その仕事のきっかけを作っているのが、電磁波=太陽光線なのです。

 

したがって、本来は不調な人ほど、適度な紫外線（太陽光）が必要であることがわかりますね。

しかし、困ったことに、起立性調節障害などを発症している人は、副腎疲労が背景にあります。

副腎疲労の方の特徴の１つに、太陽光が眩しくなります。

そのことで、さらに、外に出たくなくなり、太陽光不足で、ミトコンドリアでのエネルギー生産力が低下してしまいます。

自宅ケアをし、副腎疲労を改善し、１日のうち、数十分でもいいので紫外線＝太陽光にあたることができればいいですね。

 

■■不思議な写真を見てください。

蔦の幹の根元を造園屋さんが切断

根っこに繋がっていないのに葉っぱが出てきた

　　　　　　　　　　　　　　　　　不思議に葉っぱが生えてくる

幹を切断され、土に触れていない状態の蔦がなぜ、芽吹くのでしょうか？

これも上述した「太陽光とミトコンドリア」に関係があります。

植物は葉緑体を保有し、太陽の光を浴びることで光合成エネルギーに変えています。

今回は葉っぱのない状態、つまり、光合成できない状態での芽吹き。。。。。。

推測ですが２月伐採、４月という温度・光量が整い「木の幹の細胞」に太陽光が当たり、人と同様に電子伝達系でエネルギーが生産されてことで芽吹いたのかな？ と、考えさせられる光景です。

 

故、安保 徹先生は、生前遺された言葉に「日光も栄養素の一部ですよ」があります。なるほど、と、あらためて感心させられるお言葉です。

 

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