尿崩症。下垂体に異変が、、、、、
■川本治療所・川本です。
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■11月予定
11月8・9・10日 名古屋にて施術
11月16・17・18日 東京にて施術 共に予約は埋まっていてキャンセル待ちの状態です。
11月12日 九州(福岡)にて一般向けセミナー開催
内科医であり、2児の母親でもある梶山医師と川本がタッグを組んで、慢性疲労症候群・起立性調節障害・発達障害などの疾患についての対処法をお伝えします。 詳細はhttp://karada-naosu.com/en356.html
■昨日、遠方も含め3人の新患さんが来院して頂けました。
慢性の原因不明の腹部違和感と不安症
下垂体が関与する尿崩症
難治性リウマチか自己免疫性のリウマチ様症状かどちらに属すかの多関節炎
上記したような症状を訴える方。。。。何も変な物ばかり食べている訳ではなく、また性格的にも変わっているわけでもない、むしろ、素晴らしい人格の方ばかり、、、、本当に病気の発症原因を紐解くのは難しいですね
さて、今日は昨日来院頂いた尿崩症の患者さん。
3人のお子様を持つ30代女性。
3人目出産後に、産後うつを発症 9年前に舌炎 背中・首付近に猛烈なピリピリ痛があってそれが消失後に尿崩症を発症。
驚くほどの多尿症状とキンキンに冷えた「水(水しかのめない)」を多飲。
精神的な面からきているのではと鬱(うつ)やパニック発作ようの薬を服用するが症状が治まらず。転院。
脳の検査で下垂体に炎症が見つかりました。
現在ホルモン剤を服用し尿崩症の症状は安定していますが薬が切れると直ぐに再発傾向になります。
また生理も来ないことで黄体ホルモンも服用しています。
その副作用でバストが異常に発達し体重も18キロ増加してしまいました。
ホルモン剤が欠かせない人がいます。しかし、反面、副作用に悩まされるかたも多くいます。
難しい選択ですね。
最近、下垂体の炎症や腫れが診断される患者さんが増えています。
その背景には検査が機器の精度の向上があると思いますが、発症理由は不明の場合が多いです。
私の考えでは、脳がストレスを感じ、副腎をはじめとする内分泌器官にホルモンを要求します。
脳からの度重なる命令で内分泌器官は「疲弊」し、脳の要求するホルモンの量・質ともに低下してきます。
量・質ともに低下してホルモンが脳(視床下部)に届くと脳(視床下部)は怒り、下垂体に対し
「下垂体君、君の統率している部下(内分泌器官)がサボっているじゃないか!!!」と激怒します。
下垂体君は視床下部に怒られ、部下(内分泌器官)にちゃんとホルモンを作れと指示を出しますが。。。。
度重なる脳から命令で疲弊した内分泌器官は頑張るけれど、ホルモンの量や質は向上しません。
そのようなホルモンが視床下部に届くと視床下部は再度、激怒し、「こら!下垂体君、何を指示しているんだ!!」と。。。。。。
下垂体君は板挟みになり、弱っていく。のではないかと私は推測しています。
しかし、今回のNさんの場合は少し違って
上述したようなことではなく発症しています。それでは原因は何か?
9年前から繰り返す舌炎 尿崩症発症前に背中・首に広がった猛烈なピリピリ痛・・・・・・
そこで推測できるのが「ヘルペス」の存在。
慈恵医大の研究でアルツハイマー型認知症の原因に「単純性ヘルペス」があると発表しています。
ヘルペスは三叉神経や顔面神経に増殖し顔面麻痺の原因や聴覚神経に増値し突発性難聴の原因になったりします。
したがって、今回は下垂体にヘルペスウイルスが増殖し、それをやっつけようと免疫が攻撃、その結果、攻撃が下垂体にも及んだことで炎症したのではないかと、、、、知り合いの医師と昨日話をしました。
ヘルペスの症状が発症するタイミングは
①精神的・肉体的緊張から解放された時(ステロイド系ホルモンの生産が休憩しているとき)
②抗生物質をはじめとする薬を服用しているとき
③自分が弱り、細菌・ウイルス・雑菌など、体内の常在菌を敵と思い過剰に攻撃してしまうとき
上記の時には注意が必要です。
本来は弱いウイルス(ヘルペスなど)を容認できず、自分を守ろうと攻撃してしまう。それは「自分力が低下」しているからです。
「自分力」をいかに安定させれるかが健康維持の課題ですね。
ヘルペスウイルスについては 私がネット上で健康情報を綴っている「病気の治療所」のhttp://karada-naosu.com/category19/entry97.html このページも参考にして下さ