中国の人は、旬の野菜を好まない

川本治療所です。
ゴールデンウィークで京丹後市の久美浜に来ています。
朝から、竹の子掘りに魚釣り休みを満喫しています。

久美浜 別荘前
柿の葉の新芽が太陽に照らされ綺麗です。

 

さて、今日のブログは「ところ変われば」の話しです。

知人のYさんが 中国から来日した医療関係者と私を京都の料亭に招待してくださいました。
春なので料理のメニューは「竹の子づくし」いわゆる、旬の野菜を中心とした料理です。

Yさんは、中国の客人にきっと喜んでもらえると思っていました。

食事後半にYさんがトイレに行っていない時に「ところ変われば」の発言がありました。

中国の方が「何故、こんなに旬の料理ばかりだすのか?!」と不満を言うのです。
私が何故そのようなことを言うのか?と 尋ねると

「中国では、旬の野菜を食べ過ぎると病気になるといわれています」
「今日の料理のメニュー構成は、中国ではありえない」
と怒っていました。

その理由を尋ねると、
旬の食材はアクが多く、アクが大量に体内に入ってきた際に身体はそれらを体外に出そうとします。 その排出物には、身体に必要な栄養素も一緒に出てしまうことで、体内がミネラル・ビタミン不足になるから
という答えでした。

日本では、旬の食材は積極的に食べるように言われています。
また、ある栄養療法では、玄米やゴボウなども皮ごと食べる事を勧めています、

そのことを主張するグループは、「アクに栄養があると主張し、便通が良くなることを良いこと」といいます。

その排出物には悪い物だけが出ていっているという見解です。

果たして、そうでしょうか?まぁ、考えかたは色々あってよいのですが、、、、、

日本と中国で、全く逆の理屈に驚かされます。

私の栄養にかんする考えは、灰汁は取りすぎないほうが良いと思います。

川本療法の治療法に、2~3カ月間は野草の粉末を使うケースがあります。しかし、長期にはしません。

なぜなら、長期に灰汁の強い食材を使い解毒すると、体内毒素は出ますが半面、脱水症状とビタミン・ミネラル不足になるからです。

私も2年半の間、厳格に玄米菜食を実行しました。

玄米には灰汁があり、野菜にも多くの灰汁があります。その食事法を長期間すると、極端に寒がりになり、貧血になり、歯ぐきからの出血がおこりやすなるなど、共通の症状が出てきます。

そのようになる原因の1つに、体内に入ってきた灰汁を出す際に、灰汁だけではなく必要な栄養素も出ていくことがあります。
ですから、中国の考えも間違っていないように思います。

今回の旅では山菜を摘み天ぷらにして食べました。とても美味しかったです。 食べぎなければ良いと思います。
「ところかわれば、考えかたがかわる」という話しでした。

長期間、灰汁の強い野菜で排便を促している人で、体調がすぐれない人は一度考え直してみては如何でしょうか!

 

お知らせです 。今日のブログに書いた内容が「病気の治療所」の「食事から摂取する抗酸化物質の良し悪し」の欄に詳しく述べていますので参考にしてください。

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