脳の栄養は糖質ではではなく「ケトン」だった

川本治療所 川本です。

今話題の「ケトン体」について白澤先生が分かりやすく書いてくれています。

現在の食事法で病気が改善方向に向かわないかた、食事法で悩んでいる方にはオススメです。

ケトン体 本

栄養学では脳の栄養は糖質であると言われています。それを信じて糖がないと脳が動かないと思っている人が多くいます。

では古代人やエスキモーのように糖質がほぼなかった時代に生きた人は、何を材料にして生き抜いたのでしょう。

それが脂肪などを利用して体内で合成されるケトンという物質です。

体内で合成されるのでサプリメントで摂取することはできません。また、野菜や果物からビタミン・ミネラル多く摂る人がいますが、これらの栄養素では脳エネルギーはできません。

人は本来、2つのエネルギーを使うことができます。

①糖質を摂ってエネルギーを作るいわゆる「解糖系」  100m走の選手タイプ

②糖質が体内でなくなると脂肪から肝臓で合成される「ケトン系」 マラソン選手

しかし糖質が体内にあると、糖を優先します。なぜならエネルギー転換するが容易だからです。人のエネルギーシステムは糖質が体内にある以上、「ケトンエネルギー」を作るシステムは休眠します。

したがって、急に糖質制限をした場合、最初の1~2週間は疲労感が強くでたり、足をつったりする症状に悩まされます。なぜなら、何十年のの間、糖をエネルギー源として生活していたので、急に糖がこなくなるとエネルギー源が断たれるからです。

非常事態にも関わらず、ケトンシステムは休眠中ですので、「糖は来ない、ケトンはできない」状態になります。

そのときに多くの人は、「やっぱりこの食事法はダメだわ」と諦めてしまいます。

しかし、そこで頑張って糖質を制限していくと、体内では脂肪を分解しケトンを合成しはじめます。そうすると今度は一転、疲労感が減少します。

100m走の選手は速くはしれますが、直ぐにバテてしまいます。一方マラソン選手は脂肪を燃やすために42キロ以上走りきることができます。

2つのエネルギーを使うことができるので、後は貴方がどちらのエネルギーシステムを導入するかです。

私は玄米菜食を厳格に2年半、生野菜中心食とした少食を約1年、本能食(自分の身体に問いかけて欲するのを食べる)などをしてきて、現在糖質制限、約5年以上しています。

多くの食事法をやってみたからこそ言えることは、「糖質は摂取しないほうが元気だ」ということです。

体調不良が長期間、続いている人の栄養指導は実にシンプルです

①現在、摂りすぎ物を減らす

②足りていないものを増やす

です。

また、栄養学は

①思想ではなく、身体の構造に沿って決めていくことが大事です。

栄養学を混乱させているのは思想教育です。例えば日本人は農耕民族である」などはその代表例です。人が誕生したのは250万年前、農耕が始ったのは5500年前ですね。

日本人は5500年前に、突如、日本人固有の人種が誕生したのでしょうか? 

そんなことはありませんね、また、農耕はヨーロッパのほうが日本より早く(約1万年前)とりいれています。しかし、ヨーロッパの人は農耕民族とはいわれません。

栄養学については悩みながら正解を見つけていく人が多いです。そこで先ほど提案したように、身体の構造を勉強することで解決策が見つかると思います。

 

お知らせです 。今日のブログに書いた内容が「病気の治療所」の「古代人の離乳食は何を食べていたのか」の欄で詳しく述べていますので参考にしてください。

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