慢性のIGA腎症が改善しました。

川本治療所にて。
今日は26歳の慢性のIGA腎症の女性。

IGA腎症 治療画像

 
                      (患者さんの了解を得て撮影)

彼女は小学校1年の時にIGA腎症と診断され20年間薬(リオバン、ロンゲスなど)を服用していました。

幼少期に風邪を繰り返し引き、それが引き金でIGA腎症を発症しました。

川本治療所に来られる前も、 病院をいくつも変わり鍼灸治療にも定期通院していましたが症状は改善傾向には向かず、紹介で来られました。

タンパク尿、潜血は常に3プラス、 クレアチンの数値も高く、何十年も不安な生活を送っていました。

腎臓病特有の 頭痛、浮腫みや全身の疲労感もありました。

先ずは「副腎刺激」を中心に全身を施術します。最初は月に3回、症状が安定してからは月に1回の施術を継続中で、今年の12月までで、合計17回の施術回数での結果です。

まずは、 風邪引き体質をいかに治すかがポイントです。
自宅でも

ふたこぶラクダ

 
自己指圧、自分でケアできるかも大きななポイントです。
頭痛は 川本治療所に来院頂ければ多くの方が改善方向に向かいますので大丈夫です。(症状改善には個人差があります)

食事は 当然、糖質を控えて頂きました。幸いにこの方は、病院での タンパク制限の指導がなかったことで、タンパク質を取れたのが良かったです。

しかしここでも又、 腎臓病には「低タンパク」でとの家族や世間の思い込みの影響で、普段からタンパク質は控えていました。

その結果、彼女の血液検査はタンパクの値は低くなっていました。

ここで疑問。
現在、 「人工透析」になられている方は どの様な症状をお持ちの方かご存知でしょうか?

それは「糖尿病」の患者さんです。糖尿の方が人工透析に、という事は、腎臓に負担をかけているのは、「糖」ですね。
糖尿病=血液中に糖が多い状態。 この方達が人工透析になっているのです。したがって、ひつこいですが腎臓に負担をかけているのはタンパク質ではなく「糖」ですね。

不思議でしょう。

病院や栄養士さんは皆さま、腎臓=「塩」「タンパク質」は駄目何十年も同じ指導をしています。

①腎性高血圧症の方は「塩」を制限します
②ネフローゼの方は「タンパク質」を制限します
これに異論はありません。

しかし、カロリーを獲得する為に 「糖質は多めに」と指導されます。

彼女のお母様も、保健室の先生で知識があるが ゆえの、タンパク質制限。糖質推進。でも改善しない患者さんが多い、

何故改善しないのかの疑問を持つ時期にきているのではと 思います。

ここでおさらい。

腎臓病の発症は、腎臓に「ウイルス」や「細菌」がはびこります。

そうすると、白血球が、その「敵を」やっつけようと攻撃します。

攻撃を受けた細菌・ウイルスはある提訴少なくなりますが、同時に「腎臓の正常細胞」も白血球の攻撃でキズが出来ます。

そのキズを治しに、アミノ酸=タンパク質がやってきます。

腎臓は何十年も攻撃を受けていますので、トラウマで細胞のキズを治すのに必要以上のアミノ酸=タンパク質が修復の為にやってきます。

この細胞修復物質のアミノ酸=タンパク質が集まり過ぎて尿に漏れるコレが「タンパク尿」と考えています。

食べたタンパク質が関係ないのがわかりますね。注)ネフローゼんの患者さんは上記の理論では駄目なのでご注意ください。
慢性IGA腎症は、自己免疫疾患の一つです。
まずは白血球の過剰な働きを安定させ風邪引き体質を治すことが大切です。

その為には「本人が治りたいという思い」、また我々が提案することへの実践力、それに加え副腎への刺激が不可欠です。

慢性病の方で何か質問があれば、お気軽にメール若しくはお電話下さい。

 

(注)改善報告を掲載させて頂いていますが、川本療法で改善したわけではありません。

川本療法の考えの根幹である「自宅ケア」を患者さん自身、または家族の協力によって、継続努力したことで改善したと考えています。

医師や治療家は病気を治すことはできません。ただ、改善方向に導くための「道しるべ」をお伝えすることはできます。

今後も精進し、良い「道しるべ」を提案できるように努力していきたいと思います。

 

 

お知らせです。 ブログ内容をより掘り下げた川本治療所の考えを纏めたサイト「病気の治療所」を書いています。

今日のブログ内容は「病気の治療所」のここのページに詳しく述べていますので参考にしてください。

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では。また。

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