脊椎損傷で排尿困難なOさん

川本治療所、川本です。
あらためて紹介させて頂きますが川本治療所には、在籍15年以上の先生が、私以外に二人います。
彼らのおかげで、川本治療所は、慢性疾患から膝痛まで、身体全体の疾患に対応することができます。

これから、時々、副院長の光冨(みつとみ)が書いた記事をアップさせて頂きます。
楽しみにしていてください。

今回のブログは川本治療所の副院長の光冨(ミツトミ)先生が投稿します。

 

川本治療所、副院長のミツトミです。今日は川本院長の代理で身体について、いろいろと思うことを文字に致しました。

努力家Oさん(50代男性)の話。

Oさんは3年前に事故で胸椎を怪我しました。病名は「脊髄損傷」です。

脊損のレ線

 

事故後から猛烈なリハビリをし、その努力の結果、杖をついての自力歩行は可能になりました。

しかし、両下腿の筋肉がごっそりおちて無くなってしまい、両足底に鋭い痺れ感。また自力での排尿ができなくなり、排尿するときは、管を通して強制的に出していました。

しかし、3回目の治療を終えられた後、Oさんから「自力で排尿ができた」との連絡があり、嬉しかったのを覚えています。
まだ完全に自尿できるわけではありませんが、少しづつ、復活の兆しがみられます。

毎回治療では、痛みに耐えられながら汗をかき頑張ってくれています。

今日の問診時、Oさんに「右足の感覚が変わってきた、何か楽になった気がする」と言っていただきました。

実際に下腿から足底を刺激しても、左足よりも明らかに柔らかくなっており、回復してきているのが分かりました。
ただまだ左足の足底にはきつい痺れがあります。

まだまだ心底喜べる状況ではありません。

このOさんの思考に対し私は頭が下がります。

なぜなら、Oさんは脊椎損傷という大けがをしたのに、全く病気に負けてないんです

事故後にお医者さんから、きついお言葉をいただきました。
「自尿はこの先は無理ですから」とか、「この身体の不自由さと一生付き合っていかなくてはいけません」とか。

しかし、Oさんは「今より楽に生活したい」との思いで、かなり前向きに治療所にも通っていただいとぃます。
リハビリを兼ねて水泳にも行かれています。

Oさん「先生、右足楽やわー、左も楽になって杖いらんようになったら、障害者手帳返せって言われへんかなぁー」

ミツトミ「返せって言われるくらい頑張りましょか」

このようなやり取りをしながら、時折悲鳴に似た叫び声を上げながら、今日の治療を終えました。

狙ったポイント
頸椎2・3と仙骨上(脳脊髄圧調整ポイント)
胸椎10~12  (副腎)
腰椎1~5と仙骨周辺
仙骨神経、坐骨神経、股関節前肢
ハムストリングス、下腿裏、内、前頚骨神経、
足底

このように、川本療法では脳から伸びた神経を指圧刺激することで、神経系のつまりを回復させていきます。

 

お知らせです 。今日のブログに書いた内容が「病気の治療所」の「自ら病気に逃げ込む人がいる」の欄に詳しく述べていますので参考にしてください。

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