副腎と甲状腺異常

川本治療所です。
2月に入り、 嬉しい報告が2件ありました。

甲状腺の本
 

治療が難しいとされている甲状腺異常。
40代のYさん、30代のIさん、二人とも慢性疲労症候群を中心とした不定愁訴で来院されました。

今回2人とも甲状腺ホルモンの数値が回復しました。ご両人ともとても喜んでくださいました。

甲状腺ホルモンは脳の下垂体から出る、「甲状腺ホルモン刺激ホルモン」の刺激を受け甲状腺でホルモンが作られます。

ストレスや脳への栄養不足が続くと、下垂体から甲状腺へのメッセージに誤作動が生じます。

そうするとホルモンのバランスが崩れます。 ホルモンが造られ過ぎるバセドウ病といい、逆にホルモン分泌が低下してしまうのが橋本病と言います。

西洋医学では、血液検査でホルモンの量を測り過剰に作られている場合は分泌を抑える薬を、分泌量が少ない場合はホルモン補充する治療法が一般的です。

医師からはこれ以外に方法がないと説明を受けますので患者の選択肢はないのです。

何故、甲状腺ホルモンが乱れたのかの背景は置き去りです。

また、甲状腺の専門病院に行けば何か専門的な治療がある様に皆様思っていますが、、、、 専門病院ほど思い切って「薬」を出す判断をしてくれます。困ったものです。

甲状腺専門病院でも、何も根本解決をしてくれる訳ではありません。

甲状腺ホルモンのバランスが崩れる原因に、副腎疲労があります。

脳に命令を受け過ぎてクタクタになった副腎はやがて良いホルモンを造れなくなります、 そうすると、脳は甲状腺にホルモンを要求します。

副腎の代わりに脳が容赦なく、今度は甲状腺にホルモンを造らせます、今度は甲状腺がクタクタに疲れてしまい、 ホルモン生産異常が起こります。

また、下垂体からは追い打ちをかけるかのように、甲状腺にホルモンを造れと命令してくる「甲状腺刺激ホルモン」が多く分泌されます。

この甲状腺刺激ホルモンが甲状腺に、何度も何度もホルモンを作れと刺激してきます。

この度重なる甲状腺刺激ホルモンの刺激を、甲状腺は「イヤ」と感じ始めます。

そして、責め立てられる甲状腺は自身を自分で守ろうと自分自身を攻撃してしまう「自己免疫疾患」が発症してしまい、 その自身の攻撃で甲状腺自体が傷つき、甲状腺機能に異常が起こります。

甲状腺ホルモン数値が悪いからといって、甲状腺だけに問題がある訳ではありません、

人間の病気は複雑に絡み、発症しています。

甲状腺ホルモンが低下しているかそれを補ってしまい、平気で「一生お薬を飲まないといけませんよ」と医師は言います。

このような方法以外の選択肢がない医療に非常に疑問を感じます。

確かに甲状腺の病気の回復は簡単ではありませんが、患者さんと協力できれば回復の可能性は十分にあります。

■■(注)改善報告を掲載させて頂いていますが、川本療法で改善したわけではありません。

川本療法の考えの根幹である「自宅ケア」を患者さん自身、または家族の協力によって、継続努力したことで改善したと考えています。

医師や治療家は病気を治すことはできません。ただ、改善方向に導くための「道しるべ」をお伝えすることはできます。

今後も精進し、良い「道しるべ」を提案できるように努力していきたいと思います。

 

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