お腹のまわりのぜい肉
川本治療所にて。今回は 皆さんの悩み、お腹のぜい肉。
以前のブログで書きましたが、アメリカ全国民が1年間で60キロの小麦を食べているそうです。 これはパンに換算すると200斤分。 1日に換算するとパンを半斤分食べている事になるそうです。
新生児から寝たきりの方まで全ていれての統計ですから、本当はもっと多くの小麦を食べている事になりますね。
そこで「お腹のぜい肉=内臓脂肪」これを何とかしたい。と世の中の多くの方が嘆いています。
小麦を食べると 高血糖=満足感の後には空腹感=禁断(イライラ・疲労)症状 が繰り返されます。
コレはインスリンホルモンの作用。
甘いものを食べると多くのインシュリンが出ます。このホルモンは脂肪の中でも特に「内臓脂肪」を増やす原因になります。
空腹時に小麦を食べる習慣で大量のインスリンがでる。
この状態を何度も繰り返すと肝臓、腎臓、膵臓や腸にまで内臓脂肪が蓄積します。
皆様お困りの「お腹のぜい肉」ですね
空腹時に糖質を摂ると、インスリンの作用で糖質を細胞にまで運びます。細胞内に一定量の糖質があると、細胞はそれ以上の糖質の受け取りを拒否します。
細胞に取り込みを拒否された糖質は肝臓に運ばれ、そこで中性脂肪という脂肪の形にに換えて体内に備蓄します。
その後も、多くの糖質を食べ続けると糖から変化した中性脂肪が、細胞内や細胞膜の周りに余りだします。
それが内臓脂肪であると私は推測しています。
太ももや腕などの脂肪は消費分を超えた過剰なカロリーが原因。これに対して「内臓脂肪」は糖質が余った状態です。
この内臓脂肪が長期の間体内にあると、体はその脂肪を分解し排出しようとします。
しかし、その内臓脂肪が分解される際に、多くの「炎症」を引き起こす物質を放出してきます。
それがレプチンや異常なサイトカインです。それらが放出されると体内で原因不明の炎症が起きます。
また、内臓脂肪が増えると、 レプチンヤサイトカインが出す毒素から身を守る物質「アディポネクチン」が減少します。
内臓脂肪が長期間体内にあると、大量の「炎症物質」を放出します。それをおさえるアディポネクチンが減少し炎症物質の処理能力が低下します。
処理できなかった炎症物質を白血球(マクロファージ)が攻撃し、細胞が傷つきます。
また、この内臓脂肪は甲状腺や膵臓のように活発にホルモンを作る「内分泌」工場に変化します。
そしてホルモン異常を起こし、男性は相撲取りのように女性様乳房(男でもオッパイがふくらむ)が発症したり、女性では巨乳やお尻が発達し過ぎたりします。
ようするに、お腹のまわりのぜい肉は「炎症物質」を放出するばかりではなく、内分泌工場として素悪なホルモン類似物質をも作ってしまします。
そのぜい肉が溜まる原因が小麦加工食品であるということです。
治療時間がきました。
続きは次回に。
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