小麦とエストロゲンの関係
お早うございます。 西宮の川本治療所です。
昔より愛犬の寿命が伸びましたね。 その背景には犬業界や獣医さんが「飼い主を躾けた」結果だそうです。
そういえば20年ほど前の愛犬の食事は、ご飯に味噌汁をぶっかけたのが多かったですね。
現在は予防接種の義務づけや食事指導、運動指導を飼い主に教育し、それを 実践する飼い主が増えてきた結果、愛犬の寿命が伸びた訳ですね。
日本性の小麦の多い質の悪いドッグフードでアレルギー増えているのが気になりますが。
さて人間の身体に関する情報も昨今は随分淘汰されてきた様に思います。
マーガリンは駄目、炭水化物が中性脂肪に、良質の油が血管内を綺麗になど、少し前は全く知らなかった事を一般の方も知る様になって来ました。
しかし人間を取り巻く情報は、犬社会ほど単純ではありませんから、犬のようにはいかないと感じています。
上記の本も、様々な治療方法や食事、メンタルの大切さの紹介や欠点を指摘してくれています。
現時点では、ガン治療に関する良い情報本ではないでしょうか。
さて「小麦は食べるな!」ですが、そんな事を言われても。ですよね。
今回は小麦とエストロゲン。
炭水化物が余り中性脂肪になり内臓に蓄積する。それが内臓脂肪ですね。
この内臓脂肪は蓄積時間が長いと「レプチン」という「炎症=痛み」の原因になるホルモンを分泌します。私の所に来院される方も、このレプチンによる痛みを訴える方が多いと感じています。
内臓肥満はそればかりか、男女共にエストロゲンを作り出す「工場」になると書かれています。
思春期にお尻が発達して乳房も大きくなるのはエストロゲンのお蔭です。また更年期までは、女性のエストロゲン濃度は高いですが、内臓肥満が分泌する過剰なエストロゲンが元のエストロゲンに プラスされてしまいます。
その過剰なエストロゲンは乳がん、子宮や卵巣ガンをのリスクを高めるそうです。
過剰なエストロゲンにより乳房や子宮組織が刺激されるそうです。
ある研究の結果、女性の内臓肥満が増えると乳ガンのリスクが4倍になるとこの本で紹介されています。
男性も小麦の食べ過ぎで「ポッコリ小麦腹」になるとエストロゲンとプロラクチンがが過剰に作られて、お相撲さんのような、
「女性化乳房」になります。
お気をつけて下さい。
注; 元々が「小太り」遺伝の方は小麦の食べ過ぎで上記の様な症状になります。
元々が「痩せ型」遺伝のタイプは、上記の様にはならずに、痩せ型の低血糖症から2型糖尿病に移行して痩せていきます、 そして甲状腺ホルモンが異常になる傾向が強いですので、
痩せ型タイプが「小麦を食べても太らないから大丈夫」と思っていてはいけませんね。
小麦は食べるな。纏め。
●小麦をグルテンは中毒性がある
●小麦が切れると脳も切れる
●小麦グルテンは腸壁に傷を付けアレルギーの温床になっている
●小麦グルテンはホルモンを乱す
●小麦抜きが最高の健康法
●慢性疾患の方は、試す価値あり
この様な事を著者はおっしゃっています。しかし小麦を抜くにはとても大変です。
良く患者さんが「私はあらゆる事を全てして来ました。」と、おっしゃいます。
そこで私しが「小麦を除去した事はありますか?」と尋ねたら、95%の方は「それはしていません」とお答えになります。
週末だけ小麦を!と自分に誓い実践してみては如何でしょうか。
次回からは本題の副腎を連載していきたいと思います。
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