大学3年男子 痩せ型ヘニャヘニャ君 克服

西宮の川本治療所です。

今日は大学3年生のH君、痩せ型ヘニャヘニャ君の回復まで道のりを紹介します。

彼は大阪の有名国立大学に通っています。が、痩せ過ぎ・慢性疲労・身体の痛み、違和感・軽い対人恐怖症・アトピー性皮膚炎を患っていて、人から「元気ないね」「顔色悪いね」と言われてきました。

食事は甲田式少食療法などをするなどの努力家です

今回はH君に頂いたメールを紹介していきます。(本人には了承済みです)

2015.4

大学生3年の男です。

最近体の調子が悪く、不安になり調べていましたら、症状が低血糖症に似ていることに気づきました。さらに調べていくうちに、

川本治療場さんのブログの記事にたどり着き、そこの痩せ型低血糖という概念が自分に当てはまってるように思い、興味を持ちました。

 そもそも体調が悪くなったのは健康にいいと思って間食をやめ、食事を減らしたり、カロリーを気にしたり、1日2食をしてみたりしたのが原因だと考えています。調子が悪くても適応期間だと思ってしばらく続けていました。

そんな生活を3ヶ月ほど続けて驚くほど力が出ず、周りからも顔色が悪いと言われるようになりました。

動悸も頻繁にするようになり、やる気が出ず、精神不安定です。

さすがにこれ以上体が動かないのは怖くなり、食事の量を増やし数日前からは野菜、タンパク質中心の糖質制限の食事をしています。

しかし糖質制限が本当に必要か疑問に思っています。サークル活動、勉強に集中できないことに不安を感じたり、その他にも自分は神経質な性格ということもあり気になる点が多いです。

よろしければお話をお聞きしたいです。

 

〇〇です。

お忙しい中お返事ありがとうございます。

精神不安になって、「糖質制限」というワードに過剰反応してしまっていたように思います。

神経質にならずに淡々と楽しみながら先生に教わった通りの食事をしていきたいと思います。

指圧の方はポイントを見つけるのに苦戦しながらも毎日やっています。指圧後は気持ちが安定して気持ち良いです。

 

食後、特に夕食後(20:00~)がどうしても眠く、気づいたら寝てしまっています。

そのため中途半端に2:00ごろ起きて、またしばらく寝るというようになっています。

(治療後だんだんと眠気は少なくなっています。)

副腎疲労だと朝が弱くて夜に元気になるようですが、僕の症状は異常でしょうか?

もともと朝方の生活でしたのでそれも関係あるのでしょうか?

このような質問を受けて答えていきました。

2015 5月初旬

先月の半ばに一度診ていただいた〇〇です。

そろそろ次の診察を受けたいと思っています。

予約したいのですが来週以降ではいつが空いていますか?

現在では以前のような精神不安はかなり減り、自分がどれだけ普段何もないときに力が入っていて、呼吸も浅くなってしまいやすいかがわかるようになりました。

精神面はかなり回復して順調に感じています。

しかしまだ体に力が入りません。

さらに上半身も以前より痩せてきた気がします。

これについては糖質制限後あまり改善されていません。

階段もきついですし、ちょっとした行動をするのもなんとなく怠く体を動かす気になりません。

しばらく休憩して気分がいいときにあるくらいは問題ないですが、しばらく荷物を運んだり、重いものを持ったりができません。

このことが今1番気になっています。このことも教えていただきたいです。

よろしくお願いします。

 2015・5・24

お世話になっております。〇〇です。

前回の治療を受けて、最近は以前よりも眠気を感じる時間が少なくなり、体も少し動くようになりました。

少しずつですが意欲がわいてきている気がします。前から心配だったことなのでこの変化はとても嬉しいです。

また便秘もひどかったのですが、急に1段落ついたように楽になりました。

 

嬉しい変化が多いのですが、今だに痩せが止まらないのが一つ大きな心配です。

体重の増減は測っていないのでわかりませんが、腕、首、脚は細くなり、骨が浮いてきている部位が目立ちます。あばら、骨盤、お尻、背骨が特にひどいです。

今後も細くなっていくと思うと少し怖いです。

ここで質問なのですが、まだ痩せは続く可能性が高いのでしょうか?

全体的にもう一回り、ふた回り太ることは可能性なのでしょうか?

このことに対し、体重の増加は最後に起こってくる内容の話を返信しました

 

2015.5月末

こんにちは。

>お世話になっております。〇〇です

そろそろ暑くなってきてTシャツを着てみたのですが、あまりにも二の腕が細くびっくりしてしまいました。夏服の季節なのですが周りの目も心配です。

今はお昼だけお芽ぐみ米のおにぎりを食べるようにしていたのですが、朝も食べるようにしても大丈夫でしょうか?

 A、低血糖にならないのなら食べても良いです。しかし、食べ物で太れるタイプでは

ないので、食べた物を体内で有効利用できるように、太るためのサプリ2種類をお勧

めします。 一つはホルモンの合成を促すのと、もう一つは食べた物を代謝するものです。

 また、治療の際に提案しますね

(将来的にも食事はなるべく川本先生に教えていただいたようにしようと思っていま すが、

もし、体調がよくなった後でも、「普通」の食事を取っていると体は疲れていってし まうのでしょうか?

例えば、間食はなしか糖質があまり無いもの、朝、昼、夜は定食メニューを2、3か月ほど続けると体調は悪化してしまうのでしょうか?

 A、例えば、アルコールの飲めない人は、一生アルコールに対しては強くはなれませ んね。また、牛乳を飲むと下痢をするタイプは酵素がないので一生、牛乳で下痢にな ります。

 それと同様に、ホルモンを合成する器官が弱い人がいるならば、それは一生弱いので 何らかの対策は必要になります。

 

そばアレルギーの人は一生そばは食べることはできません。グルテンアレルギーの人も同様です。ようするに、自分の遺伝的要素を発症する症状を引き起こすものは一生避けねばなりません。

 が、そうではない症状、例えばストレスの影響で副腎が弱りアレルギーを発症した場合、ストレスに対応できるように副腎機能が回復し、アレルギーが軽減すれば食事変更は可能ですね。

そのように、回復していける症状であれば、食事も変え ても再発しないケースもあります。

ただ、何でも食べれるようになるか?ときかれれば、「ノー」です

 

留学、合宿等が近い時期にあり気になりました。

(僕はもともと間食抜き→食事抜き→さらに食事量制限でだんだん動けなくなっていきました)

 Aどこの国に行っても、食べ物はあります。信念がぶれなければ大丈夫です

少し心配になってしまったので、、、

 

20156月中旬

こんにちは、お世話になっています。〇〇です。

最近はちょっとずつやる気が出てきて、何かに意欲をもって取り組みたいと感じられるようになりました。

また、歩く時も前とは違って脚で体を支えてられるようになり、階段も前よりはたぶん辛くなくなりました。

このような感じで、ちょっとずつですが、以前のような感覚が戻ってきている気がします。

> A、それは良かったですね。人間は本来、脂肪を材料に動くのが本質です。人は長い間、狩猟で生活してきました。そのメカニズムが復活できてきたのかな。という感じです。

 

まだ不安なこと、うまくいかないことはたくさんあります。しかし、最初の治療の頃と比べると良くなっていると実感できるので、今やっていることに自信が持てるようになりました。先生達には感謝しています。

 A、多くの情報の中で私の理屈をチョイスした、〇〇さんの一言でいえばセンスです。それと努力です。

> 情報があっても取り込まない人が多くいます

2015・7

前回の治療後の週はサークルが忙しく、またバイトを増やしたこともあり、夜ゆっくりできることが少なくなってしまいました。

正直それ以前よりもイライラしてへにゃへにゃになってしまった気がして、ちょっと落ち込んでいました。

A、頑張ったけど、まだ頑張りすぎるだけの栄養やホルモンが体内で造れていないと いうことでしょう

しかしサークルイベントをやりきると、余裕が出来てきました。5日くらい前からは、また一段階楽になりました。急に虚しく寂しい気持ちになってしまうこともあります が、いい感じだと思えています。

> 体力は半年前の状況までは回復した気がします。

A、上記していたことをやることは無理をしましたがより終えたことで自信にかわります。この「自信」は副腎を回復させるには大切です。

続いて、お聞きしたいことがありますので、よろしくお願いします。

①まだ正直自分の痩せ体型には不満があり、ストレスに感じてしまうこともあります。

特に二の腕、首は目につきやすいので、指摘されることを気にして行動してしまいま す。

体の調子は良くなってきたのに…とおもうと悔しいです。(高望みかもしれませんし、自分を受け入れてあげることも必要とは思っています。)

もうちょっと太れたらなと思うのですが、実際のところどうなのでしょうか?

A太るのは一番最後です。まずは食べれる・寝れる・出せる・動けるができるようになって最後に太ってきます。

首、うでの部分に対する筋トレを少しやってみてはどうでしょうか。できる範囲で。今度説明します

② 全体的に調子は良くなっていますが、アトピーのかゆみがきつくなってきた気がします。今までがかゆみがかなり少なくなっていたので、きつくなったというより、最近になってそれが戻ってきたという方が正しいかもしれません。

これはどういうことなのでしょうか?

 A、原因は特定できません。身体が元気になり体内の異物を処理す能力が高まったことも考えられます。また、動く・考えることが以前より増え、体内で多くの活性酸素が作られすぎ、それを排毒している可能性もあります。

また、炭水化物を減らしているので、腸内の腐敗ガスは減少していると思いますので、腸 のガスが出てきてアトピーを引き起こしていることは考えにくいです

2015・8

こんにちは。お世話になっております。

今回も報告と気になることの質問です。

よろしくお願いします。

精神的にはまた少し良くなりました。朝起きた時の気分が良くなり、さらに気持ち良くなりました。

頭痛、風邪などは全くありません。食後の眠気も少しましになったかなと感じています。

人と話すことも増えました。すれ違った時に自分から声をかけられる日が増えたり、話しているときに冗談も言えるようになってきました。

飲み会などのイベントに参加して、楽しかったと感じられるようになり、自信もつきました。

特に忙しい用事もなく過ごせたので、良かったのかなと思います。

日によって調子悪い時もありますが、おかげさまで前よりも、いい感じです。

 

2015・8・31

長い時間のバイトに自分が耐えられていることに最近気づきました。数日連続して予定があったときもなんとか乗り切ることもできました。

1日のうちの楽しいと思える時間の割合が増えてうれしいです。

アトピーのかゆみもひいてきた気がします。

2015・9

まず心配だったサークルの合宿ですが、楽しく過ごすことができました。

行く準備や、始めの2日ほどは不安の方が大きかったです。特に初日は夜行バスで寝

れなかったこともありボロボロでもう無理かと思いました。

しかし、幸いその日の夜にはある程度回復しました。

食事はアーモンドを持って行き、ごはんを半分に減らしたり、パンを残したり気を使ってはいましたが、やはり難しかったです。

最終日の昼には、試しにごはんいっぱいの丼を食べてみたりもしました。

大阪着いてからは、恒例のくら寿司打ち上げでも、お寿司、アイスさらにシャリカレーも食べました。

糖質をこんなにとるのは怖かったのですが、みんなと同じように食べて笑えて、すっきりしました。

意外と体も持ってくれました。

 

合宿で糖質をたくさんとってしまいましたが、今まで厳格に糖質制限しすぎており、糖質は恐ろしいという思いを払拭できたのでよかったです。

ご飯に誘われた時やご褒美として食べる時は楽しんで食べれるようになった方がストレスも少ないと気付きました。

 

合宿中は練習、イベントが盛りだくさんでかなり無理をしたかと思います。

途中で辛くなることもありました。

夜の深夜まで練習が入る曲もあり、睡眠が不安定にでした。

今まで早寝だったので、心配だったのですが、これも意外と体がもってくれて自信が

つきました。

 

みんなに合わせて1週間も生活できて、ここまで自分は回復したのかと自信になりました。

本当によかったです。

2015・10

こんばんは、〇〇です。

お世話になっています。

今回も体の調子を報告させていただきます。

活動が増え、他人と接する機会が増えましたが、その中でなんとかその人のテンションついていくことができるようになりました。

おしゃべりが楽しくなりました。

今まではそれがきつくて自分一人でいたいと感じていたのかなと思います。

何より嬉しいのは、他の人から「元気になったね!」と言ってもらえるようになった

ことです。自分でも順調に回復していると感じています。

体重を測ってはいないのですが、全体的に太れるようになってきたようで、体を触った感覚が変わってきています。

他にも、歩いているときに腕が振れるようになっていたり、歩く速さがいつの間にか早くなっていたりと変化が出てきています。

精神面も変わり適度に「いいかげん」な性格になったかと思います。

今日は学校祭準備で疲れたのか、発表前で緊張しているのか、ナッツを食べ過ぎてちょっと沈んでしまいました。笑

こんな日もたまにありますが、以前よりも大変なスケジュールをこなせている点、

サークルの練習も楽しんでやれた点などが自信につながり、明日からの学校祭に関してはわくわくも大きいです。

かなり体には負担をかけてきましたが心配はそれほどありません。

イベント後は治療所で診てもらえるし、疲れた分しっかり休養がとれると思っています。

それまで自己指圧で乗り切りたいです。

 

では次の治療楽しみにしています。

よろしくお願いします。

 

長かったですね。笑、このようにして彼は、痩せ型ヘニャヘニャ君を克服していきました。

今は家庭教師のアルバイトやサークルに頑張っています。

痩せ型は病気であると私は思っています。

「痩せてる人に、プロテインを飲み、筋トレしたら太るよ」みたいなレベルの低い情報に惑わされずに、本当の情報を取り込み実践してください

 

お知らせです 。今日のブログに書いた内容が「病気の治療所」の「痩せ型ヘニャヘニャちゃんを元気に」の欄で詳しく述べていますので参考にしてください。

身体にことや治療法に関するお問い合わせは、HPの右上のメールアドレスをクリックしてメールして頂くか、「病気の治療所」のお問い合わせフォームよりメールしてください。

また、電話でも受け付けています。0798-33-4557です。

一人で悩まずに気軽な気持ちでご連絡ください。

尚、皆様からのお問い合わせメールの返事は2~3日以内に返信しています。メールをしたが4日を過ぎて返事がない場合は、

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