新鮮なカキで「自分だけが食あたり」する理由

 

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今日の話は最近、よく耳にする新鮮なカキで「自分だけが食あたり」する理由について述べていきます。

食中毒は基本的に、鮮度の落ちた魚介類で発症します。しかし、最近は鮮度の良い魚介類で食あたりする人が増えています。

しかも、数人で同じ物を食べたのに、自分だけが食あたりします。

食材が悪いなら、食べた人、全員が食あたりするはずです。しかし、そうではなく、自分だけが発症する場合は、その食材に原因はありません。

人が食べる食材(肉や魚、野菜など)は全て、人にとっては「異物」です。食べるとは異物を食べていることになります。

その異物(肉や魚、野菜など)を消化により、「同化」させているのです。

つまり、消化とは「自分化(じぶんか)」するという行為といえます。

 

消化力(自分化力)が強い人はどんな食材でも自分化します。一方、消化力(自分化力)が弱い人は、多くの食材を自分化できません。

 

自分化しにくい食材は、相手(異物)が「生きている」食材です。なぜなら、生きていることでエネルギー値が高いからです。

つまり、鮮度の良い食材ほどエネルギー値が高く、それらを自分化するためには、自身が元気でないと難しいということになります。

 

自分が弱っていると、エネルギー値が高い鮮度の良い魚介類を自分化できないことで、下痢やおう吐を発症します。

 

そのことで最近、産地直送の新鮮な殻付きのカキを食べると、食あたりする人が急増しているのです。

つまり、カキの業者が悪いのではなく、新鮮な食材を自分化できない「その人」が弱っているのです。

その証拠に、加熱したカキを食べても食あたりする人は少ないです。なぜなら、加熱することで相手(カキ)のエネルギー値が低下し、弱ることで、自分化しやすくなるからです。

 

その理屈はカニを食べた際も同じです。

関西では冬になると、日本海地方にカニを食べにいきます。鮮度の高い生のカニは最高に美味しいですが、それを食べると唇や口のまわりが腫れる人が増えています。

いわゆる、甲殻類アレルギーです。

この甲殻類アレルギーですが、回転ずしのカニや加熱したカニを食べても発症することは少ないのです。

つまり、身体の弱っている人は、カニやカキなど鮮度の高い食材ほど、自分化できないことでアレルギーを発症します。

これは、タケノコやフキノトウ、またはセリなどの旬の野草でも同じ現象がおこります。

 

「消化力」とは「自分化する力」であると思ってください。

 

消化しにくい食材を、私には合わないと「毛嫌い」することはおかしいと気づいてください。食材が悪いのではなく、自分力が低下しているのです。

ここで、注意です。

お粥やパン粥などは自分化しやすい食材の代表です。病気に罹った際は仕方ありませんが、自分化しやすい食材ばかりを選ぶことは注意が必要です。

なぜなら、自分化しやすい食材はイコール、栄養価が低いということです

自分の身体の弱さを改革せず、自分化しやすい食材ばかりを食べていると、更に元気のない人になっていきます。

そのような人を「病気ではないが、元気ではない人」と私は表現しています。

真の健康体になるためには、自分力を向上させ消化力(自分化)を向上させていくことが大事であることを認識してください。

 

お知らせです 。今日のブログに書いた内容が「病気の治療所」の「人は「自分力を高めるため」に努力する」の欄で詳しく述べていますので参考にしてください。

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