脳下垂体の炎症や腫れる人が増えています。
西宮の川本治療所です。
川本治療所は先代の院長、故重雄が昭和11年に開設した歴史ある治療所です。
孫の私が後を継ぎました。生前の重雄が私に頻繁に伝えていたことがあります。
その言葉は「正己(私)の時代は、治療が難しくなる。なぜなら、最近はノイローゼの患者が増えてきたと」言っていました。
重雄の予想通り、近年、私の所に来院してこられる患者さんは、脳のシグナルが乱れることで発症する病気が多いです。
特に、副腎・卵巣・甲状腺を始め、すい臓や腎臓などホルモンを生産する器官、臓器の病気が増えています。
ホルモンの作用は驚く速く伝達されます。そのホルモンを現代人の脳は、多くの場面で使用します。つまり、脳はホルモンに依存しているということです。
脳の命令を受けた副腎や甲状腺などの内分泌器官は、最初は一生懸命にホルモンを生産しますが、やがて内分泌器官は疲れてしまいます。
疲れた内分泌器官が造るホルモンの質は低下します。質の低下したホルモンが脳に行くと、脳は「こんなホルモンはだめだ!もう一度造りなさい!」と命令を出します。
その命令は、脳の視床下部から脳下垂体に伝わります。
この状況を分かりやすく説明すると
トヨタ自動車の本部がはA工場に車の部品を数種発注します。A工場は町の孫請け工場に部品を造らせます。
ここで町工場からのトヨタに収めた部品が粗悪だと、トヨタはA工場に「何を監督しているんだ!しっかりしなさい!」と怒りをぶつけます。
トヨタに怒られたA工場は、町工場に「しっかり工事しなさい!」と伝えます。しかし、町工場の工事内容が改善しないこと再度、トヨタには粗悪な部品が届きます。
連続して粗悪な部品が届いたトヨタはA工場に「いい加減にしろ!、今後このようなことがあったら取引しない!」と激怒します。
そのことを繰り返すと、A工場はトヨタと町工場の間に挟まれ疲れ果ててしまいます。
トヨタが視床下部 A工場が脳下垂体 町工場が内分泌器官ということです。
視床下部(トヨタ)に届く部品が粗悪なために、視床下部は下垂体(A工場)に怒りをぶつけます、内分泌器官(町工場)から何度も粗悪な部品が届くと、
視床下部(トヨタ)は脳下垂体をさらに叱ることで、脳下垂体はパニックになり炎症がおきたり、腫れたりします。
脳の検査技術が発達したことで、困ったことに、脳下垂体の腫れや炎症を指摘される患者さんが増えています。
現在私も、3人の脳下垂体を手術され、ホルモン補充を余儀なくされている患者さんを見ています。
ストレスに対応するために視床下部はホルモンを造りなさいと下垂体に命令します。下垂体は副腎や甲状腺、すい臓などにホルモンを造るように命令を出します。
命令を受けた内分泌器官が粗悪なホルモンを造ることで、視床下部に届くホルモンの質が悪いことで視床下部は、脳下垂体に怒りをぶちまけます。
そのことで脳下垂体は腫れたり炎症がおきたりします。
ここで、思うことがあります。「脳下垂体は頑張りすぎることで容易に腫れる」ということです。腫れたからといって腫瘍ではありません。
また、「腫れた部分が炎症のようになったりもします。」だからといって、大変なことが起こっているわけではない場合も多いのです。
ストレスに対応して頑張ってる人の多くは一時的に、下垂体が腫れていることが推測されます。
病院で「脳下垂体が腫れていますよ」いわれても、パニックにならないようにしてください。
例えば視野が欠けたりしても、回復する例も少なくないのです。(手術するかの判断は難しいですが、、、、)
検査技術がむことで、病気が増えています。その1つに脳下垂体の異常を指摘される人も急増しています。
脳シグナルが乱れると病気になる。脳シグナルが乱れる原因の1つに、ホルモンの質の低下があります。
ホルモンの量を調べても本来は、意味がありません。問題は質です。
ホルモンの質を向上させるには、内分泌器官の回復と、ホルモンを造るための栄養素、それを利用する酵素反応の正常化がポイントです。
今回の内容は私が運営する「病気の治療所」のこのページに詳しく述べていますので参考にしてください。
では。