パンだけはやめられない!

川本治療所です。慢性疾患の治療で壁にぶち当たるのは、「小麦を減らす」 事です。

小麦は食べるな 本

お勧めの本です

6枚切りのパン1枚に、含まれている糖質を角砂糖に換算すると8個分になります。(ジャムなど何も付けずに食べに)
甘い菓子パンは角砂糖12個分の糖質含まれています。
朝から、パンにハチミツをぬって食べている方、一度お考え下さい。

またパンやパスタなどの小麦粉を加工する際には、グルテンという恐ろしい物質が不可欠なんです。

グルテンとは小麦の種子の発芽に必要な炭素や窒素を保存するタンパク質です。

パンを膨らますには「グルテン」が必要になります。

小麦には、グルテン以外の非グルテンタンパクという厄介物も沢山あります。 例えば セリアック病はグルテンの中のαーグリアジンによって異常免疫が引き起こされます。

セリアック病とは

①小腸に炎症を起こす

②不安感などで身体の自由が奪われる

③腹痛や下痢が続く

などの症状が出ます。

非グルテンでも急性アレルギー反応がでたり、ぜんそくや発疹がでる方が増えています。

この様な事が起こる背景には、小麦粉と脳の関係を知って頂く必要があります。

私の治療所で、難病の方に小麦を除去してもらう提案をすると、大多数の方は、 「パン、パスタだけはやめられない」と抵抗します。

こちらの指導に従ってもらうと、 皆様1週間ほどで(人に寄っては数日)で極度のダルさ・イライラ・憂鬱・思考低下に陥る人が多いのです。(この時期を乗り切るととても精神が安定してきます
これは、麻薬患者が麻薬をやめる際にでる症状と似ています。

小麦という主食がコカインなどと同様の脳の中枢神経に関与する物質であるとは、皆様思いも寄らない訳です。

脳の機能は優れています。変な物質は「関所(血液脳関門)」で止められ脳内には入れません。
脳に変な物質が侵入されると、脳神経命令が乱れてしまうからです。

ある実験で、グルテンを消化分解した物質をラットに注射しました。
その物質は、やすやすと関所であるバリア機能を通過したそうです。

脳に入り込んだグルテン由来の物質は脳のモルヒネ受容体と結びついたそうです。
これは、アヘンなどが結びつき「中毒」を起こす受容体と同じ作用だそうです。

ヘロイン中毒で行動がコントロール出来なくなっている患者さんはナロキソンという物質を注射します。 すると、ヘロイン中毒で暴れている患者さんは落ち着きを取り戻します。

ナロキソンは、脳とヘロインの物質が結びつかない様に作用したわけです。

実は、小麦を除去していく段階でイライラや、不安に陥っている患者さんにナロキソンを注射しますと見事に発作が治まります。
恐ろしいですね。主食が麻薬と同じ作用をするとは。

だから、商売をする人は小麦を売る訳ですね。中毒症状でみんながやめられない物を売る
タバコ・酒・ギャンブルなどですが、まさか「小麦」もそのジャンルに入っているとは
一般に方は気がつきません。

パン屋さんやケーキ屋さんに行列ができる訳がわかっていただけましたか?

川本家は週末はパンです。子供がいるので一週間に一度は食べます。

しかし、それも段々必要ではなくなって来ました。パンが食べたくなくなる日が来るとは思ってもいませんでした。

 

お知らせです 。今日のブログに書いた内容が「病気の治療所」の「小麦グルテンとアレルギー」の欄に詳しく述べていますので参考にしてください。

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