グルテンアレルギーについて
川本治療所です。
私(川本)がセミナーで勉強してきました。
食べた物が全て栄養になるわけではない。サプリメントを飲んでも消化出来なければ効果がない。
「胃」の働きが重要という事です。同感、同感。
本題にはいります。
今日は、グルテンを食べても何故アレルギーになる方とならない方がいるのか。です。
不思議ですね。小麦加工食品が悪いなら全員アレルギーになりそうですね。
胃のピロリ菌も成人の70%の方に診られのに、その方全員が癌になるわけでは、ありませんね。
賛否両論の意見が飛び交う「小麦」ですがその真実を書いたお薦め本がこれです。
「小麦は食べるな」 著ウイリアム・デイビス
この本を読むといかに小麦加工食品が体に悪いかがわかります。小麦関係の仕事の方は決して読まないでください(笑う)
それでは
LGS(Leaky gut syndorome ) リーキーガット症候群
小腸壁が何らかの原因で傷がつき其処から「本来身体の中に吸収しない」物質が小腸壁から入ります。
体内は「招かざる敵」が来たと思い攻撃してしまう=アレルギー症状がでる。
ガットはテニスのラケットのガット=網の目の意味。網の目が傷がつき異物(アレルゲン)が侵入してきます。
それを引き起こす犯人の1つ。それはグルテンに含まれてる「グリアジン」です。
この物質が、私たちの大切な腸の内壁を傷つけてしまうそうです。
小麦は昔から食べているのに、今になって何故アレルギーが増加してるのか?
それは、
品種改良によって「小麦自体に含まれるグルテンの量」が昔とは比べものにならないほど増えているのも大きな原因と書かれています。
ようするに、昔に作られていた本来の小麦にはグルテンが殆ど含まれていなかったということです。
グリアジンは、脳の食欲中枢を刺激し短時間の快楽を感じさせる物質です。したがって、小麦加工食品は依存症になるのです。
朝食にパンを食べると、昼食にまた小麦製品を食べたくなる。
それらを食べると、血糖値が急激に上がり、その後、低血糖に。
痩せるタイプは痩せ、太るタイプは太ります。
この本には、和食が理想的とありますが、和食にはグルテンが少ないのは事実です。
しかし一般的な和食(懐石ではない)は、炭水化物が多く、糖質は高いので気をつけなければなりません。
それでは、なぜ腸壁に強い弱いがあるのでしょう?
まずは遺伝的な要素。
①腰椎の1番目の骨付近は注意深く検査します。
脳から出た神経が腰椎の1番目を経由して腸に分布しています。その付近の骨がズレると 腸に行く神経命令が低下します。その結果、腸壁へ血流が滞り腸内細菌バランスが乱れる
②幼少期に病気を繰り返し抗生物質などの薬剤の影響で腸壁が弱くなる
③糖質の過剰摂取で、腸内に常在するカンジタ菌が増え過ぎます。そしてカンジタ菌が出す「毒素」が腸壁に傷をつける
(カンジタ菌は精製炭水化物が大好きです)
④自己免疫疾患。副腎が弱り、腸壁のいる優秀な白血球がコントロールが出来ずに自らの腸壁を攻撃してしまう
(最近、川本治療所にも多く来院される、軽度の潰瘍性大腸炎など)
上記したことが原因で腸壁の弱さに個人差がでます。
世間一般では、「免疫力を上げましょう」というけれど、何故、優秀な腸壁にいる白血球が自身を過剰攻撃してしまうかを考えれば、免疫は上げるものではなく安定させるものと思います。
この働きをコントロールしてる器官が副腎です。 また副腎は粘膜の調節(腸の粘膜も含む)もしてくれています。
本当に、くどいようですが「副腎は大切」です。
纏めとして、
①空腹時に精製炭水化物を使った製品=パンやパスタ、ドーナツなどは食べない
②安易に抗生物質を飲まない方が良い
③ストレスで弱っている副腎を回復させる治療を受ける
簡単ではありませんが、ご参考に。グルテンは何故怖いのか。
お知らせです 。ブログ内容をより掘り下げた川本治療所の考えを纏めたサイト「病気の治療所」でグルテンのことを詳しく述べていますので参考にしてください。
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