ふすまパンに悩みあり!
こんにちは 西宮の川本治療所です。
「小麦は食べるな」興味深く読んでいます。
アメリカの国立衛生研究所(NIH)の研究グループは小麦の主要タンパクであるグルテンと脳の関係を研究しています。
グルテンが消化されると、その成分が、脳関門(脳に重要な成分しか通さない関所)を通り抜ける事を確認したそうです。そして、このグルテンが消化された成分が、脳の「モルヒネ受容体」と結びついたそうです。
この受容体は「アヘン」などの麻薬成分が結びつくのと同じだそうです。
この研究グループは統合失調症の症状の悪化は、グルテン消化物が脳に入り脳を錯乱させたのが原因である可能性を示唆しています。
アメリカには小麦中毒患者を改善に導く施設が多く存在します。その施設で重度の小麦アレルギーの方の中毒症状を抑えるのに「ナロキソン」を注射するそうです。
ナロキソンはヘロインやモルヒネやアヘンの作用を遮断する薬です。この薬をグルテン中毒の方にも有効という事は、、、、、、、、
私の患者さんでも、お米は止めれてもパンだけはやめられない人が多いです。その理由は小麦には中毒性があるからです。
周りを見ても、パン屋さん、うどん屋さん、パスタにピザ、ラーメン、唐揚げ、豚カツ、串カツ、ケーキにお菓子など
確かに小麦を使った商売は潰れませんね、繁盛しています。
中毒性のある物を主食といて容認している社会を疑問に思います。
皆さん、食事、考えてみましょう。
川本治療所では糖尿病や低血糖症状(副腎疲労)の方に、糖質を制限して頂く際に「ふすまパン(小麦の皮と大豆粉などから作ったパン)」を勧めて来ました。
私自身、約3年糖質を制限していた時はふすまパンの愛用者でした。
あるアトピー性皮膚炎の患者さんが、「普通のパンは大丈夫なのに、ふすまパンや全粒粉のパンを食べると気分が悪くなる」と訴える方がいました。
何故、ふすまや全粒粉のような精製されていない食品に対し、強度の疲労感が出るのか? とても悩みました。
約1年前にアメリカの文献を紹介しているサイトで、グルテンアレルギーの事を知りました。
そうなんですね、ふすまや全粒粉などの未精製な物質ほど多くの「つなぎ=グルテン」が多く使われているのですね。
そのことを知り、この患者さんがグルテンアレルギーだったことが分かりました。パスタにも反応を示していました。
今は、
一時期、グルテンを抜き副腎治療を施し、随分と回復傾向に向かっています。
栄養学は奥が深いです。
低血糖症状に糖質を制限して糖質の少ない未精製のパン。
一般的に身体に良いとされていた物が、悪さをする時がある。
私も今は、パンや麺類は週末だけにしています。 週末がやけに恋しいのは、小麦中毒のせいでしょうか。(笑う)
お知らせです 。ブログ内容をより掘り下げた川本治療所の考えを纏めたサイト「病気の治療所」の人の栄養素・サプリメントを考えるの欄で詳しく述べていますので参考にしてください。
身体にことや治療法に関するお問い合わせは、HPの右上のメールアドレスをクリックしてメールして頂くか、「病気の治療所」のお問い合わせフォームよりメールしてください。
また、電話でも受け付けています。0798-33-4557です。
尚、皆様からのお問い合わせメールの返事は2~3日以内に返信しています。メールをしたが4日を過ぎて返事がない場合は、
携帯電話の設定がパソコンからのメールを拒否している場合がありますのでご確認ください。